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2025年1月の読書メーターまとめ

AppleSugar
読んだ本
5
読んだページ
1886ページ
感想・レビュー
5
ナイス
56ナイス

2025年1月に読んだ本
5

2025年1月のお気に入り登録
1

  • エジー@中小企業診断士

2025年1月のお気に入られ登録
2

  • Y K
  • エジー@中小企業診断士

2025年1月にナイスが最も多かった感想・レビュー

AppleSugar
過去に何度か挫折した本書。今回は最初の障壁になった登場人物の飲み込みづらさはインターネットの力で克服。最初はこれでペースを掴めたが、途中から、特に第三、第四世代にマコンドの主役が移ってからペースダウンしてしまい、3ヶ月かけて読了。 長編小説は、物語やキャラや文体といった第一層の下を掘り進めると、その本特有の第二層みたいなのがあって、そこをつかめると楽しめるのだが、百年の孤独の第二層(恐らくはキリスト教からの引用や多くの伏線)は、自分には少し掘りきれなかった。「読書力」が必要な本だと思った。
AppleSugar
2025/01/10 14:11

あと、最終章、腐りゆく家の中で、アマランタ・ウルスラとアウレリャノ・バビロニアが二人きりの世界の中で退廃した日々を過ごす場面、どこかで見たことがあると思ったら、ボリス・ヴィアンの「うたかたの日々」だった。 こういった描写、大好き。頑張って読み切った自分へのご褒美だった。

が「ナイス!」と言っています。

2025年1月の感想・レビュー一覧
5

AppleSugar
自身に注目を集めるために、病気にかかったふりをして医療関係者を困惑させる、ミュンヒハウゼン症候群の恐ろしい類型として、自分の子供の点滴に薬品を混入させたりすることで、病院内で注目を集める親を「代理ミュンヒハウゼン症候群」と呼ぶ。 著者は法学修士と医学博士を持つ、法医の専門家で、本書ではそういった症例の刑法の適用(特に精神耗弱による情状酌量)の観点や、過去の歴史的な経緯、また児童虐待との相違点などを描く。
AppleSugar
2025/01/18 11:38

この本に興味を持ったのは、最近のネットで炎上するいわゆる「かまってちゃん」や、弱者ムーブからの「傷つきました」というフレーズでキャンセルを発動させる人は、多かれ少なかれ、この「代理ミュンヒハウゼン症候群」の類型なのではないか、という推測があったからだった。 結論としては、確かに似ているところもあるが、やはりこの症例は「母が自分の子供を犠牲にしてまで注目を集める」という、一般人の想像を超えた思考回路にあり、やはり説明されても、腑には落ちない点が多かった。

AppleSugar
「ウォークス」や「迷うことについて」などを読み終えて、ついに彼女の本丸とも言える、フェミニズムを巡るエッセイをまとめた本書を読了。 自分も含め多くの人々が、気になっても気が付かないふりをしていた、明らかなバックラッシュが積み重なり、ついにトランプの再選という形で幕を下ろした2024年。 本書の最後のエッセイ「パンドラの箱と自警団」の中で語られる、思想の不可逆性について述べた最後の一文、「この戦いで人々が死んでも、思想は死なない」という言葉に勇気づけられた。
が「ナイス!」と言っています。
AppleSugar
過去に何度か挫折した本書。今回は最初の障壁になった登場人物の飲み込みづらさはインターネットの力で克服。最初はこれでペースを掴めたが、途中から、特に第三、第四世代にマコンドの主役が移ってからペースダウンしてしまい、3ヶ月かけて読了。 長編小説は、物語やキャラや文体といった第一層の下を掘り進めると、その本特有の第二層みたいなのがあって、そこをつかめると楽しめるのだが、百年の孤独の第二層(恐らくはキリスト教からの引用や多くの伏線)は、自分には少し掘りきれなかった。「読書力」が必要な本だと思った。
AppleSugar
2025/01/10 14:11

あと、最終章、腐りゆく家の中で、アマランタ・ウルスラとアウレリャノ・バビロニアが二人きりの世界の中で退廃した日々を過ごす場面、どこかで見たことがあると思ったら、ボリス・ヴィアンの「うたかたの日々」だった。 こういった描写、大好き。頑張って読み切った自分へのご褒美だった。

が「ナイス!」と言っています。
AppleSugar
近所の小さい本屋でサイン本を見つけて手に取った本書。 少しずつ関連する各短編が全て自分の趣味や興味の領域をかすめていき、あっという間に読了した。 夫婦と児童虐待、反社会的勢力といった問題を取り上げた「ひかりの船」。いくつかの目新しい設定すら含んだ近未来SF「かつてアルカディアに」。浅田次郎の中国大陸をテーマにした小説のような重厚さがある「燃える森」。各短編がそれぞれ長編になったとしても良いくらいの読み応えがある。 そして最後の著者の自伝的な小説「幻の庭」で、それらの短編がつながる。埋もれている名作。
が「ナイス!」と言っています。
AppleSugar
様々なメディアで保険についての知識をわかりやすく啓蒙してくれている植村信保さんの最新著書。 前半は新しく導入された経済価値ベースのソルベンシー・マージン比率について、導入の経緯と解説にページを割く。 BIS規制と同様に、3本の柱からなるが、銀行との資産構成の違いから、柱の構成も異なり、 第1の柱:情報開示 第2の柱:内部管理と監督上の検証 第3の柱:市場規律 となる。 後半は、これらの柱の観点から、90年代の金融危機で破綻した、千代田生命や、第百生命などの保険会社を分析していく。ここが非常に面白かった。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2017/10/22(2675日経過)
記録初日
2007/01/02(6621日経過)
読んだ本
930冊(1日平均0.14冊)
読んだページ
314792ページ(1日平均47ページ)
感想・レビュー
774件(投稿率83.2%)
本棚
1棚
性別
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