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2024年7月の読書メーターまとめ

有坂汀
読んだ本
15
読んだページ
3382ページ
感想・レビュー
14
ナイス
84ナイス

2024年7月に読んだ本
15

2024年7月のお気に入り登録
4

  • 栗原登
  • かな
  • まめタンク
  • 麦

2024年7月のお気に入られ登録
2

  • 栗原登
  • 麦

2024年7月にナイスが最も多かった感想・レビュー

有坂汀
本書は経営学の巨匠、ピーター・F・ドラッカーの代表作『マネジメント』(ダイヤモンド社)に記されている経営学のエッセンスを収録した「エッセンシャル版」です。僕が本書を読んでいたのは、大学時代のことです。僕が本書を読んでいたのは大学時代で、当時は堀江貴文氏や三木谷浩史氏らが台頭していた頃であり、「起業ブーム」の影響を受けて読んでいたほんの一冊です。その後の人生は本当に浮き沈みがありましたが…。何回も読み直していけば『読書百遍理、自ずからわかる』の故事ことわざ通り、本書への理解が進むと思われます。
が「ナイス!」と言っています。

2024年7月にナイスが最も多かったつぶやき

有坂汀

やっと食ってやったぜ、山岡家の特製味噌ラーメンメガ盛りをな!

やっと食ってやったぜ、山岡家の特製味噌ラーメンメガ盛りをな!
が「ナイス!」と言っています。

2024年7月の感想・レビュー一覧
14

有坂汀
本書は「變態辣椒」のペンネームで描く全229本の4コマ漫画と巻末に東京大学大学院の阿古智子准教授との対談を収録した「風刺漫画」です。現代中国最大のタブーである『天安門事件』をこう扱うとは…。全編が4コマ漫画で、全部で299本収録されているのですが、そのほとんどをここまで迫害を受けながらもあくまでコミカルに、かつユーモラスに描いている姿に、本書を手に取ったのは全くの偶然ながらも、最後まで読みふけってしまいました。そして、漫画家としての活動を継続するも、2017年5月にはアメリカへ移住したとのことです。
有坂汀
本書は伝説の編集者、末井昭氏が『バリヤバ』での連載を単行本化した人生相談本です。僕がこれを読んでいたのは二十歳前後のころでしたが、末井さんの送ってきた壮絶な人生から紡ぎされれる言葉はまさに『金言』です。「国際結婚を反対されています」「リストラに遭い困っています」などの相談をある時は突き放し、またあるときは華麗に受け流しつつ、自らの送ってきた『唯一無二』の体験から答えていく様子に、自分もまた夢中になってページをめくっていたことをこの文章を書きながら思い出しております。まさに「時代と寝た男」の人生相談です。
が「ナイス!」と言っています。
有坂汀
本書は伝説の編集者、末井昭氏が亜紀書房のウェブマガジン「あき地」にて1年間連載していた人生相談をまとめたものです。母親のダイナマイト心中を皮切りに、あらゆることを味わったからこその言葉です。末井さんの壮絶な人生―。母親のダイナマイト心中に始まって、バブル期にこさえてしまった3億円超の借金。さらにあらゆるギャンブルに手を染めて散財し、最初の結構生活と並行して行っていた不倫地獄、そしてガン闘病…。読んでいて、末井氏の辿った人生のことを思えば、自分の抱えている悩みなんてちっぽけなものだなぁと気付かされました。
が「ナイス!」と言っています。
有坂汀
本書は1993年12月25日に進行胃癌(スキルス胃癌)で他界されたフリーアナウンサー、司会者など多彩な顔を持っていた故・逸見政孝氏の闘病記です。僕は逸見氏が日本テレビ本社(現:日本テレビ放送網麹町分室)内2階の大型ホールで 「病名は……癌です」と振り絞るように行っていた当時の記者会見の様子を現在でも忘れることはできません。多くのテレビ番組に出演し、頂期であった逸見氏の死は芸能界はもちろんのこと、日本全体に大きな衝撃を与えました。最期までアナウンサー魂を貫いた逸見氏の意志に心から哀悼の意を表します。合掌―。
有坂汀
早大卒、元公務員からプロの総合格闘家へと転身し「DREAM」や「ONE FC」で世界ライト級王者に就いた青木真也氏による「空気を読まない」ことをベースに、人生や試合に対する心構えを記した自己啓発書です。僕と青木氏は同い年で、同年代で同じ時代に生きる人間の一人としてその活躍を追い続けておりましたし、安定した公務員の職をなげうち、その後の活躍は広く知れわたるところですが、本書ではそこに至るまでのプロセスが開陳されており「頂点を極めるにはここまでやらんといかんのか!?」と読んだ後に思わず天を仰いでしまいました。
有坂汀
僕が本書の存在を知ったのはNHKで偶然見た1999年にアメリカで制作されたテレビ映画からでした。アメリカのジャーナリストのミッチ・アルボムと、16年間連絡を絶っていたかつての師であるモリー・シュワルツ教授が難病ALS(筋萎縮性側索硬化症)に侵され、余命いくばくもないことを知り、毎週火曜日に行われた「最後の授業」を行い、記録したものです。「死と睡眠は同じようなもの」という格言が何度も繰り返され、本書のテーマである「人生の意味」について深く考えされられてしまいます。本書がこれからも読み継がれてほしいです。
有坂汀
「9.11」の2日前。アフガニスタンの地でジャーナリストを装った刺客によって暗殺されたアハマッド・シャー・マスード氏。本書はマスード氏と同い年であり、盟友だった長倉洋海氏の手掛けた慟哭の手記です。僕は長倉氏と3度ほど会ったことがあり、1度目がちょうど「9.11」の起こった直後で行われた長倉氏のトークイベンドであり、長倉氏が涙を交えながらマスード氏との思い出を語っていらしたことをページをめくりながら思い出しておりました。この場をお借りして改めてマスード氏のご冥福をお祈りします。合掌―。
有坂汀
本書は日本経済新聞の人気連載企画『私の履歴書』掲載された日清食品創業者・安藤百福氏の不撓不屈の人生を書籍化したものです。徒手空拳から「チキンラーメン」やカップめん「カップヌードル」を生み出す姿に感動。カップ麺の原点であり頂点。行き着く先、あるいは帰り着く先は日清のカップヌードル、しょうゆ味が一番おいしいのではあるまいかと最近では思います。できることなら安藤氏には一度お会いしたかったのですが、残念ながら2007年1月5日に急性心筋梗塞のため大阪府池田市の市立池田病院でご逝去されました。ご冥福をお祈りします。
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有坂汀
本書は自動車メーカー、『スズキ』の代表取締役会長である鈴木修氏による初の書き下ろしとなった書です。自らの来し方を振り返り、数々の苦境を乗り越えてきた経験と徹底して現場にこだわり続ける姿に打たれました。鈴木氏は徹底した現場主義、現実主義者として知られ、社長就任時に売上高3232億円だったスズキを、30年間で3兆円企業にまで育て上げたことは、広く知られていることでございます。その人となりがストレートに伝わってくる一冊だったことを覚えております。本書のほかに著作はない様子なので、あと一冊を所望したいところです。
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有坂汀
本書は売春防止法施行から60年。転業旅館や飲食店として今なおその姿を留める元妓楼を作者が全国各地を歩いて現役営業中の「泊まれる遊廓」を渾身取材した一冊です。多くの女性が妍を競った姿がしのばれます。昭和33年4月、売春防止法が施行され、多くの女性たちが妍を競った「遊廓」は日本地図から消え、娼妓たちは去り、建物が残ったわけですが、あるものは元妓楼経営者の住処となり、またあるものはアパートや店舗となったそうです。本書は今なおその姿を現在にとどめる20の「夢の跡」を筆者が訪ね歩いて取材し、纏め上げた一冊です。
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有坂汀
フジテレビ系列の『ザ・ノンフィクション』で放送され、大反響を巻き起こした番組内容を、チーフプロデューサーの著者が完全書籍化した一冊です。「よくこれが昼に放送できたな…。」と思えるほど凄惨な内容で驚きました。とある機会があって本書を読み、「殺人犯の息子」という重い十字架を背負って生きることの過酷さを、当人と徐々に信頼関係を築きながら寄り添うように取材していた筆者の努力にはただただ、驚嘆の一語に尽きるのです。「もしこれが自分だったら・・・。」この文章を書いていても重い読後感がよみがえります。
が「ナイス!」と言っています。
有坂汀
本書は経営学の巨匠、ピーター・F・ドラッカーの代表作『マネジメント』(ダイヤモンド社)に記されている経営学のエッセンスを収録した「エッセンシャル版」です。僕が本書を読んでいたのは、大学時代のことです。僕が本書を読んでいたのは大学時代で、当時は堀江貴文氏や三木谷浩史氏らが台頭していた頃であり、「起業ブーム」の影響を受けて読んでいたほんの一冊です。その後の人生は本当に浮き沈みがありましたが…。何回も読み直していけば『読書百遍理、自ずからわかる』の故事ことわざ通り、本書への理解が進むと思われます。
が「ナイス!」と言っています。
有坂汀
本書は、化学系エンジニアとして酒造用グルコース測定装置の開発に携わる一方、日本酒のライターとして日本全国で三百棟以上を取材した筆者が山田モロミ名義で2020年に発表した同名の小説を文庫化したものです。自分の生まれ育ったところにも酒蔵があり、ページを読み進めながら社会見学で蔵の中を回ったことを思い出し、実際の酒造りの様子などが鮮明に思い出されてきたところは読んでいて価値があったかなと考えております。本書は書評でつながる読書コミュニティ「本が好き!」さんを通じ、著者の山本薫様から指名献本を受けました。
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有坂汀
哲学者、國分功一郎先生による近代政治哲学解説書であります。ホッブズ・スピノザ・ルソー・ヒューム・カントが提唱した基本概念を徹底的に検証し、現代の政治に関する問題点を探っていく渾身の書下ろしです。取り上げられている哲学者の生きた時代は宗教戦争で国家や社会が壊滅状態になったことから思索を深めた方々で、そこから立法や行政の問題が現在を生きる我々にもヴィヴィッドに感じられるということは、ある意味ではとても恐ろしいことだなとも思いますが、だからこそこういうことに触れてみる機会が与えられたのかもしれません。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2010/11/05(5029日経過)
記録初日
2010/11/11(5023日経過)
読んだ本
367冊(1日平均0.07冊)
読んだページ
110804ページ(1日平均22ページ)
感想・レビュー
16件(投稿率4.4%)
本棚
1棚
性別
年齢
41歳
血液型
O型
職業
自営業
現住所
北海道
URL/ブログ
https://lit.link/arisakamigiwa
自己紹介

北海道釧路市出身。北海学園大学人文学部日本文化学科中退。著述家兼書評家、歌人。様々な職業を転々とした後に小説『遠浅の海』(KDPほか)やエッセイ集『生産性はなくても本は出せる』(同)など8作を自己出版。座右の銘は「曾子曰、君子以文會友、以友輔仁」(孔子)など。

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