原作を読んでから、映画やドラマを観ることが圧倒的に多いのだけど、今回は逆パターン。配信で1〜6話まで観て、本当にいいドラマだと。そして本が今日Amazonから届いた。そんで もう読了。ドラマの小泉今日子ノエチと小林聡美なっちゃんのイメージが本の中でもリアルに再現されてるように読めた。つまり原作からのドラマ制作者が、きっちりとふたりを選んだてこと。何気ない日常の表現てすごく難しいと思うのだけど、何気なくない出来事を何気なくみせるのかこのドラマの肝かな。後、S&Gの楽譜が売れないことが気になって仕方なかった。

「団地のふたり」の続編。もうテレビでむちゃくちゃはまってるので、冒頭からノエチ小泉今日子となっちゃん小林聡美としてしか読めない。5話構成で、内容はもちろんテレビでは全く語られていない。前作やテレビには登場しない人も出てくるのだけど、みんな相変わらずいい人で、日常の中のちょっとした出来事を伝える。テレビが全10話の中で、何やら人と人の別れを表に出してきているのに対して、この続編にはそんな空気はない。オンデマンドで1〜5話を続けて観た時の感想を思い出した。そんな中、テレビは今週が最終回。さてどうなるのか。

10月発売のvol.19。前号はSF特集で買ってないので、4ヶ月ぶりになる。今回も楽しく読めたけれど、やっぱり「紙魚の手帖」は短編が面白い。創元ミステリ短編賞受賞の「桜越しに空を撮る / 歳内沙都」はコロナ下での中学舞台のミステリ。最後が切ない。もう一つ「私たちの愛の巣 / 古矢永塔子」。こちらは古い団地が舞台の二人の女性の話、となると今評判のドラマ思い出すけど、少しドロドロ要素もあって、みんなに受け入れられなくても僕は好きだな。あとこの雑誌はいつも巻末のブックレビューがとてもいい。

渦の続編。門左衛門亡き後の門人半二、そして娘のおきみ、他、いろんな操浄瑠璃と歌舞伎芝居周りの人たちが登場する。僕は、12年前の夏に曽根崎心中で初めて文楽を観て、一気にはまった。それ以降、大阪の本公演は全部観てる。文楽〜浄瑠璃にはそれぐらい人の心を揺さぶるものがあるので、この18世紀の人物のはまり様も理解できる。さらに、渦同様この物語も史実に沿った部分と創作の部分、更にどちらともつかないところが合わさってなんともファンタジーな仕上がりだ。あの時代の道頓堀や大坂、京の様子が偲ばれるのもとてもいい。

原作を読んでから、映画やドラマを観ることが圧倒的に多いのだけど、今回は逆パターン。配信で1〜6話まで観て、本当にいいドラマだと。そして本が今日Amazonから届いた。そんで もう読了。ドラマの小泉今日子ノエチと小林聡美なっちゃんのイメージが本の中でもリアルに再現されてるように読めた。つまり原作からのドラマ制作者が、きっちりとふたりを選んだてこと。何気ない日常の表現てすごく難しいと思うのだけど、何気なくない出来事を何気なくみせるのかこのドラマの肝かな。後、S&Gの楽譜が売れないことが気になって仕方なかった。