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2024年3月の読書メーターまとめ

makoto018
読んだ本
5
読んだページ
1354ページ
感想・レビュー
4
ナイス
96ナイス

2024年3月に読んだ本
5

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

makoto018
70〜80年代伝説の特殊造形師・マチルダ、現代のアニメーター・ヴィヴィアン。2人のパートで描かれるのは、映画を特殊技術で支える創造主たちの姿。ベトナム戦争や赤狩りなどの時代背景を描きつつ、その時その時の特殊技術が関わる映画の歴史でもある。本書は映画愛に満ちた歴史大河小説でもあり、優れた仕事小説の側面もある。「手応えや賞賛よりも、毎日毎日これを続けていく感慨のなさに慣れ、しなやかで良い作品を安定して生み出していけたら、それでいいのではないか。」若い仕事人誰もに通ずる言葉だ。全てはそれを届ける誰かのために。
が「ナイス!」と言っています。

2024年3月の感想・レビュー一覧
4

makoto018
「お酒の話は極端にふれがち。泥水か素面か。ザルか下戸か。ちょうどいい塩梅がない」そう語る彼女が、百年の文芸作品(夏目漱石、宮沢賢治から金原ひとみ、森見登美彦まで)のお酒シーンを味わうエッセイ。酒の種類、銘柄や商品名まで出てくるかなど、書いた文豪・作家がどんな飲み方をしてるかとか、飲酒観みたいなのがかいまみえて面白い。半村良「小説浅草案内」の「高清水ぬる燗」徳利とか、太宰治「津軽」のりんご酒とか、村上春樹「風の歌を聴け」のビールとか、森見登美彦「夜は短し歩けよ乙女」の偽電気ブランとか。やっぱり飲みたくなる。
が「ナイス!」と言っています。
makoto018
秋田出身のため、新品種米・サキホコレをはじめ、CMや秋田ロケ番組などに良く出る壇蜜。そのためか、なんだか広告代理店臭をどうしても感じてしまう。本書が書かれた2013年、2014年はテレビや映画で大ブレイク中の頃。淫靡と知性みたいな日陰感がセールスポイントだったかと思う。で、この本は「壇蜜」の皮を脱いだ時、すなわちサイトウシズカの日記。自己肯定感が低く、湿度が高そうな低空飛行の記録である。公開前提の日記だから、いくらかは演出込みだろうけど、本人の体温を感じられるような気がする。4巻まで続くのはそういうこと。
が「ナイス!」と言っています。
makoto018
バリキャリじゃない普通の女子。数字が苦手だったり、むちゃぶりダメで緊張しいだつたり。そんな彼女が、人一倍の努力と人に寄り添う気持ちとで、どんどん自分も周囲も変えていく。普通からだからすごいし、普通だから誰が読んでも参考になる。公務員や女子に限らず、多くの悩める社会人に参考になる本。弱点を含めた自己開示、対話しながら進むこと、ザッソウ(雑談と相談)とホウレンソウ(上から下への報告連絡相談)。これらは今の時代に合う管理職やリーダーにつながっていく話。そんな人が増えれば、よく言う「風通しの良い職場」になっていく
が「ナイス!」と言っています。
makoto018
70〜80年代伝説の特殊造形師・マチルダ、現代のアニメーター・ヴィヴィアン。2人のパートで描かれるのは、映画を特殊技術で支える創造主たちの姿。ベトナム戦争や赤狩りなどの時代背景を描きつつ、その時その時の特殊技術が関わる映画の歴史でもある。本書は映画愛に満ちた歴史大河小説でもあり、優れた仕事小説の側面もある。「手応えや賞賛よりも、毎日毎日これを続けていく感慨のなさに慣れ、しなやかで良い作品を安定して生み出していけたら、それでいいのではないか。」若い仕事人誰もに通ずる言葉だ。全てはそれを届ける誰かのために。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2010/11/07(4920日経過)
記録初日
2012/01/01(4500日経過)
読んだ本
1048冊(1日平均0.23冊)
読んだページ
327019ページ(1日平均72ページ)
感想・レビュー
548件(投稿率52.3%)
本棚
31棚
性別
血液型
A型
外部サイト
自己紹介

本があれば大丈夫

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