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2026年8月の読書メーターまとめ

makoto018
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2026年8月に読んだ本
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2026年8月のお気に入り登録
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2026年8月にナイスが最も多かった感想・レビュー

makoto018
フィクションだしSFなんだから、もう少し想像の翼を羽ばたかせてほしいと思ってしまいました。少し期待しすぎたのとあるのかもしれませんが。録画してまだ見ていない、NHKのドラマはどうしようか。
が「ナイス!」と言っています。

2026年8月の感想・レビュー一覧
15

makoto018
小林信彦による「ifによる喜劇的想像力のトレーニング」の本。日本通と称する米国人ライターによる「日本野球」「日本文化」論。カルチャーギャップがおかしいこの2作は、創刊まもないBRUTUS誌に掲載されたらしい。慶応大教授が勘違いして新聞で文化誤解を嘆いたくらいもっともらしい。当時の野球ネタが盛られた前者よりは後者がわかりやすいかも(真田広之・将軍のヒットも追い風)。ほかにも、「ジャズマンの法螺話による昭和史」「ロシアに占領された日本の戦後」「小学生女子による大藪春彦風復讐劇」などバラエティに富んだ作品集だ。
が「ナイス!」と言っています。
makoto018
「唐獅子株式会社」の映画化記録ノートをベースに書かれた本書。だからリアリティや生々しさもあり、当時の空気感も漂ってくる。横山やすし論にとどまらず、大阪論としても読める内容。 任侠パロディ小説『唐獅子株式会社』が好評で、著者・小林信彦の元には20社以上から映画化のオファーが舞い込んだ。しかし、どこも話は進まない。 そんな中、ラジオドラマ版で脇役(ダーク荒巻)を演じた横山やすし主演での映画化が動き出す。
makoto018
2026/08/29 15:08

小林信彦の数ある喜劇人評論の中でも、とりわけ当事者としての生々しさと、愛に満ちた客観性が同居する秀逸な名著。この機会に再読できて良かった。 “ <遅れてきた軍国少年>がそのまま育ち、まっすぐに「漫才道」を信じた。師匠の横山ノックも相方のきよしも人生のステップとしか見なかった漫才という古い芸を蘇らせ、その中に生きた。大阪の男たちは、そうしたやすしの姿に自分の父親や叔父や兄の影を見いだすのであろう ”

makoto018
2026/08/29 15:08

“ 笠原和夫の言葉を借りれば、ぼくも<寝覚めが悪い>のだった。映画の主役に引っ張り出しておきながら、あとの面倒が悪いやないか、というやすしの声が耳の近くで聞こえていた ”

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続編は喜劇的想像力が加速する!ヤクザ×時事・流行が織りなす、天才的なカルチャルギャップコメディ。小林信彦が仕掛けた、痛烈な「日本文明批評」の傑作。球団設立、米国人の日本趣味、ニューヨークかぶれの文化人、映画レイダース、ヌーベルキュイジーヌ・・・時代の流行に大真面目に振り回されるヤクザたちがとにかく愛おしく、そして可笑しい。何より表題作「唐獅子源氏物語」が秀逸すぎる。警察の手から逃れる大親分を「光源氏の須磨流刑」になぞらえて説得するのだが、本文の文体まで本家源氏(しかも谷崎純一郎訳)の文体を→
makoto018
2026/08/25 22:51

うまく模写している(解説・田辺節子談)のだから脱帽するしかない。 本書の可笑しさは、流行に弱い大親分と、凄まじい同調圧力、空気を読んで暴走を合わせる周囲の構図。だがこれは現代の日本社会そのものとも言えるでは。笑って、感心して、最後にちょっとゾッとする。極上の大人向けユーモア小説。

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makoto018
筒井康隆の解説通り二重三重のパロディ。全編がヤクザ映画のパロディ、各話がマスコミやエンタメ、社会現象の風刺となっている。さらに細かなギャグが入る。ギャグは時代性あるが文庫版だと巻末で筒井康隆による原典解説が掲載。小林信彦が喜劇的想像力を働かせた労作。ワル乗りしやすい大親分に翻弄される二階堂組組長「不死身の哲」。社内報、TV局、米国式ライフ、性意識革命、スターウォーズ、本格ミステリ等、ヤクザ×◯◯がこれでもかと繰り出される。ギャグと中間管理職の悲哀が入り混じるユーモア連作小説。何度も復刊される理由がわかる。
makoto018
2026/08/22 23:39

『唐獅子映画産業』の部下ダーク荒牧のセリフ「映画がでけるまでの裏話の方が、映画の中身より、ずんとおもろい」。本作は何度も映画化が企画されその都度潰れた。その後、横山やすし主演で映画化されるも、ゴタゴタがあり思ったできにはならなかった。それが心残りだった小林信彦は、やすしの死後、評伝「天才伝説横山やすし」を書いた。これもまた哀愁がありよい評伝。

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路地を挟む住宅10棟に住む24人。挨拶は交わすが深入りしない平均的な都市居住者。その実、それぞれの家庭はネグレクトやひきこもり、孤独、老い、家族崩壊などリアルな問題を抱えている。そんな静かな住宅地に突如走る、脱獄犯の逃走ニュース。住民総出での夜間見張りを機に住民同士の関係が変化し始め、それは各世帯が抱える問題にも解決の糸口をもたらす。いざという時に役立つのは普段からのささやかな近隣関係であり、それには各々が少しだけ日常をアップデートする必要があるのだ。冷徹な現実から前向きな未来への変化を鮮やかに描く良作。
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makoto018
村上春樹の小説世界は、幻想的で夢と現実の境だったりもして、眠りや夢と親和性が高い。作品内でも不眠、夢、未覚醒がよく描かれるし、また、インタビュー集タイトルが「夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです」だったり、村上春樹小説を夢分析する本なども刊行されている。本作品内で流れる時間は、深夜23時56分から早朝6時52分までの約7時間。眠らないこと(眠れないこと)が描かれるし、眠ったまま目覚めない姉の話も出てくる。それを眺める「私たち」の謎がありつつも、登場人物たちが置かれている状況やその交差が都市の夜を表している
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makoto018
「兵諫」とは兵をあげて主君の過ちを諫めること。本書は張学良による蒋介石軟禁(西安事件)がテーマ。「蒼穹の昴」シリーズ偶数作は、珍妃殺害や張作霖爆殺など史実の謎解きであり、創造が入り交じる奇数作への繋ぎでもある。すでに物語から退場した西太后、光緒帝、張作霖、袁世凱らからも息遣いが感じられるのは、本シリーズの物語世界に強固さと繊細さがあるから。歴史の大きなうねりの中で、過去の登場人物たちの思いが今もなお作中に息づいており、この圧倒的な密度と完成度にはただ唸るしかない。最終第7部「群青の夢」の刊行が待ち遠しい。
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makoto018
宝塚、坂道グループなどオタク気質を自認にしている三宅香帆さんによる推し活論。手段として近現代史を紐解くという点で「なぜ働いていると人は本を読めなくなるのか」の系譜にあたる。既刊「推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない一自分の言葉でつくるオタク文章術」は文章術に焦点が当たり(改訂版も「好きを言語化する技術」)、思いの部分を論的的に書いたのが本書。新中間層の立身出世が「子ども」に仮託されたがゆえのアマチュアリズム、大衆化後の母性への変化などの切口が面白く、推し当事者が書いたことに意義がある。
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makoto018
フィクションだしSFなんだから、もう少し想像の翼を羽ばたかせてほしいと思ってしまいました。少し期待しすぎたのとあるのかもしれませんが。録画してまだ見ていない、NHKのドラマはどうしようか。
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makoto018
映画パフリカ4K版観賞を契機に再読。似ていて非なるものというのが感想。「風の谷のナウシカ」の映画版と原作版の違いに近い(エコロジー、普遍的な生物愛が強く善悪がわかりやすい映画ナウシカ。それは原作漫画の序盤であり、原作は新旧人類の相剋、世界の闇と光など重いテーマ)。映画パフリカは、夢探偵パプリカと原理主義的な副理事長派の争いをテンポよく描く(原作の1/3が映画だと数分)。一方、原作版は精神分析要素がより強い。また、粉川を含め登場人物がほぼインテリで、パフリカを囲む面々もボーイズクラブ的。→
makoto018
2026/08/11 20:43

あと夢探偵では性的な描写も(ラポール的な)。乾副理事長の動機も、業績への妬みや異端宗教世界の構築など複層的。映画原作どちらも異なる味わいがあるので両方を見てほしい。

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makoto018
それぞれの作品世界は好ましくて、ここから長編になっていけば面白いのに、と思ってしまいます。
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「自然科学のことを、紹介する役目の」「実用の助けとなる」漫画。朝永振一郎、牧野富太郎、中谷宇吉郎、湯川秀樹。乾いた涼しい風が吹いてくる読後感を高野さんが味わった4人の自然科学者。その著書を漫画の形を借りて紹介します。科学に関する著作の中に「詩」を感じるといったような、文系目線の味わい方であることも興味深い。ブルーバックス的な読み方ではなく、文学哲学的なアプローチとして、各学者の著書を読んでみようと思いました。
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makoto018
シリーズ最終巻。 「あの当時と比べると、いとちゃんも大きくなっだな。(いと:はい。二、三センチ。)身長のことでね、中身のことだぁ」という成田元オーナーの言葉に、すべてが集約されている。 入店当時は自分のことだけで精一杯だった高校生が、今や「協調性のない問題児メイド」を一喝し、店長や他のメイド、ひいては店全体にまで気を配れるようになった。毎週お店でもまれるうちに、目には見えない速度で、ゆっくりと少しずつ変わってきたのだ。この変化を、人は「成長」と呼ぶのだろう。痛い思いを積み重ねるほど、人間は熟成されていく。
makoto018
2026/08/06 21:02

受験先に都市工学のある大学を選んだのも、空き店舗が目立つ青森・弘前を活性化させたいという理由からだ。関心の対象が個人から周辺、そして郷土へと、格段に視野が広がっている。 また、本作は「青森小説」としての側面も素晴らしい。繊細な津軽弁のグラデーション、東京への気後れと「ちょうどいい都会」である仙台への親近感、地元の岩木山への愛着とようやく仲良くなれた八甲田山。

makoto018
2026/08/06 21:03

何よりも、津軽三味線の描写が圧倒的に魅力的だ。まさに「groove」と「drive」。津軽じょんがら節・新節のジュニアチャンピオンである、こまとのセッションは最高だった。 2021年に青森ロケで製作された映画の視聴や、実際の青森弘前への聖地巡礼を通して、この作品の世界をさらに深く味わってみたくなる。

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makoto018
津軽弁が抜けない引っ込み思案な高校生・相馬いと。メイドカフェに勤めて2年。得意を生かした三味線ライブも定着したものの、何かがおかしい。カフェでは先輩メイド達に避けられ、ついには親友早苗とも行き違い。という鈍い動きで物語もペースダウン。ヒット作の続編は失速というが…。ところが中盤から物語は加速り主役以外の登場人物だって書き割りじゃなくて彼らにも考えや事情がある。そんなことにだんだん気づくのも主人公の成長か。そして盛り上がりどころはやはり、津軽三味線ライブ。祝事も別れもありつつ万事うまくゆく。いざ、最終巻へ。
が「ナイス!」と言っています。
makoto018
見開き2頁で終わる、わずかにセンスオブワンダーを含む異国の話。一気に読むというより、眠りに落ちる前のひと時に聞くような…。それもそのはず。本書は、91年、92年にTOKYO FMジェット・ストリームの金曜深夜「ミッドナイト・オデッセイ」として放送されたもの。「機長」城達也時代の終盤。受験生だった自分には、大人の世界すぎる番組だったが、冒頭のテーマ曲、ジェット機の発着音、城達也の落ち着いたアナウンス「遠い地平線が消え…」が流れてくるのを覚えている。まだ外国が憧れの世界だった時代城達也の声で思い出してみたい。
makoto018
2026/08/01 22:11

本屋大賞発掘本2026の作品。推薦のコメント「昨今、移民問題等で海外の方々に対するイメージがマイナスな面に傾く事が多くなっている気がする。地球上の全人類が心の底から理解し合えるのは流石に不可能かもしれない。(中略)現実には起こり得ない不思議な出来事で満ちてはいるが、たしかに自分の心と世界中の人たちとの距離が縮まった瞬間だった。小さなことからでいい。この物語たちを愛することから相互理解の試みを始めてみてもいいじゃないか、と思えるのだ。」正に今こそ読むべき本。

makoto018
2026/08/01 22:11

本屋大賞発掘本2026の作品。推薦のコメント「昨今、移民問題等で海外の方々に対するイメージがマイナスな面に傾く事が多くなっている気がする。地球上の全人類が心の底から理解し合えるのは流石に不可能かもしれない。(中略)現実には起こり得ない不思議な出来事で満ちてはいるが、たしかに自分の心と世界中の人たちとの距離が縮まった瞬間だった。小さなことからでいい。この物語たちを愛することから相互理解の試みを始めてみてもいいじゃないか、と思えるのだ。」正に今こそ読むべき本。

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2010/11/07(5782日経過)
記録初日
2012/01/01(5362日経過)
読んだ本
1285冊(1日平均0.24冊)
読んだページ
396776ページ(1日平均73ページ)
感想・レビュー
743件(投稿率57.8%)
本棚
37棚
性別
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A型
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