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2026年9月の読書メーターまとめ

makoto018
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12冊
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感想・レビュー
11件
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2026年9月に読んだ本
12

2026年9月にナイスが最も多かった感想・レビュー

makoto018
何でもない日常に潜む、世界のシステムの歪み。ふとしたきっかけから個人がそれに巻き込まれ押しつぶされていく。こんな、近未来ディストピア小説が伊坂幸太郎作品には多い(魔王やモダンタイムス、ゴールデンスランバーなんかもそうだ)。AIが不可逆的に進化し、人間の知力を超えるシンギュラリティが現実のものとなってきている現代。今こそ伊坂幸太郎が本格的にAIをテーマとした作品を書いてほしい。ちなみに、今回、盛り込んでほしいキーワードを与えてAIに感想を書かせてみた。果たして「水槽の中の脳」はどちらなのだろうか。
makoto018
2026/09/24 20:33

『さよならジャパオック』は、読者を奇妙なメタ視点へ引き込む秀逸なAI時代の伊坂作品だ。物語は、伊坂幸太郎らしい軽妙な会話劇と巧みな伏線回収による安定した物語性と最後の着地を見せる。しかし作中に「水槽の中の脳」が出てくると登場人物の実存が不明になり、世界そのものの確からしさが揺らぎ始める。その不条理さは虚構の枠を飛び越え、この物語を消費している読者が読みながら実存性を疑う事態にも発展する。この精緻な読書体験の記述自体が、未来のAIの出力か、現在の私の思考の痕跡か、あなたには区別できるだろうか。

makoto018
2026/09/24 20:34

コメントがAI文章でした。

が「ナイス!」と言っています。

2026年9月にナイスが最も多かったつぶやき

makoto018

結構読んだ印象です。9月に小林信彦について話す機会があり、まとめて読んでいます。 2026年8月の読書まとめ 読んだ本:15冊 読んだページ:4852ページ ナイス:273ナイス #読書メーター https://bookmeter.com/users/80430/summary/monthly/2026/8

が「ナイス!」と言っています。

2026年9月の感想・レビュー一覧
11

makoto018
年を取れば取るほど後悔は増えていく。人生は不可逆的なもの。そうではないこともあるということを示してくくれるこの短編小説たちは救いとなる。 「年を重ねるということは、同じ相手に、何回も出会いなおすということだ。会うたびに知らない顔を見せ、人は立体的になる」 いつか、ミステリの伏線回収のように、時を隔てたからこその出会いなおしがあるということ。 →
makoto018
2026/09/29 21:25

「わかりあうために必要な年月もある。人は、生きるほどに必ずしも過去から遠のいていくのではなく、時を経ることで初めて立ち帰れる場所もあるのだと、触れあった指先にたしかな熱を感じながら思った」 突き刺さった棘のようにいつまでも取れない痛みが救われることもある。 死、別離、卒業、転生。どんな形であっても、まだ見ぬ合流する未来があるかもしれないと思えるだけで前に踏み出せる。

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makoto018
「日記だったら、たとえば仕事や住んでいる場所など書き手のバックグラウンドに一つでも興味があると「この人の日常ってどんなものなんだろう」と読みたくなるんです。」 空前の日記ブームらしい。下北沢に日記専門店ができたり、日記専門雑誌が誕生したり。上の言葉はその両方に関わった内沼晋太郎さん。そして、武田百合子さんの日々雑記はそんな興味にぴったりの本。文人・武田泰淳の妻が老境に書いたエッセイ。好奇心旺盛で行動力抜群。観察眼が鋭くて、市井の人の会話や街の様子が生き生きとユーモアあふれる調子で描かれている。→
makoto018
2026/09/28 20:30

音やにおいなど五感が働いている。映画や観劇、美味しい食べ物の描写がいい。 一方で、本書の扉がきには「いなくなった人たちに」とある。愛猫の死、大岡昇平や深沢七郎といった知り合いの死、生前の夫の様子、昭和天皇の崩御などが抑えた筆致で記される。静かな哀しみが伝わってくる。 天衣無縫、自由闊達、泰然自若。こういった言葉こそ相応しい。 富士日記、次は読んでみよう。

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makoto018
何でもない日常に潜む、世界のシステムの歪み。ふとしたきっかけから個人がそれに巻き込まれ押しつぶされていく。こんな、近未来ディストピア小説が伊坂幸太郎作品には多い(魔王やモダンタイムス、ゴールデンスランバーなんかもそうだ)。AIが不可逆的に進化し、人間の知力を超えるシンギュラリティが現実のものとなってきている現代。今こそ伊坂幸太郎が本格的にAIをテーマとした作品を書いてほしい。ちなみに、今回、盛り込んでほしいキーワードを与えてAIに感想を書かせてみた。果たして「水槽の中の脳」はどちらなのだろうか。
makoto018
2026/09/24 20:33

『さよならジャパオック』は、読者を奇妙なメタ視点へ引き込む秀逸なAI時代の伊坂作品だ。物語は、伊坂幸太郎らしい軽妙な会話劇と巧みな伏線回収による安定した物語性と最後の着地を見せる。しかし作中に「水槽の中の脳」が出てくると登場人物の実存が不明になり、世界そのものの確からしさが揺らぎ始める。その不条理さは虚構の枠を飛び越え、この物語を消費している読者が読みながら実存性を疑う事態にも発展する。この精緻な読書体験の記述自体が、未来のAIの出力か、現在の私の思考の痕跡か、あなたには区別できるだろうか。

makoto018
2026/09/24 20:34

コメントがAI文章でした。

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makoto018
「はじめて来た町を見分ける方法のひとつは図書館だ。」図書館が活気ある町は過疎でも生き生きしている。この冒頭に心を掴まれた。目次には聞いたことがない町や何県か不明な市の名前が並ぶ。それもそのはず、著者が好む街は「江戸時代の支藩」や「次男、三男坊の市(県庁所在地が長男)」なのだ。「小さくまとまりをもち、歴史がよく残ってる、味わい深い町」「どことなく和やかで、みえっぱりの巨大施設もなく、古い由緒のものがそのまま残ってる。」実際、著者が歩く町は、歴史の面影や住む人の温かさが残っている。そこに行きたくなる旅行記。
makoto018
2026/09/18 16:00

ドイツ文学者による、交通公社の冊子への連載。北海道森町、青森県黒石市、新潟県村上市、熊本県八代市、広島県尾道市因島土生町など、ここに書かれた30のまちどれもが魅力的。

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makoto018
雑誌『パスラー』は軌道に乗り、「夢の砦」プランも「遊びの会」として実現。尖った若手クリエイターが交わるサロンに結実。充実した日々の辰夫だったがそこが頂点だった。会員たちの利己的な行動に翻弄され、辰夫はフォローに奔走。砂の城の崩壊は止められない。そして本土である雑誌社内でも裏切りの策謀が始まっていた。自伝的作品だが、自身のルサンチマンを込めた部分はほろ苦く味わい深い。一方で生まれ育った日本橋を巡る章や東京五輪に向けた開発が進む描写には街への愛着と失われる寂しさも感じられ、複合的に時代を感じられる。栄光と挫折
makoto018
2026/09/18 12:01

栄光と挫折。著者の青春期の物語であり、敗戦から立ち直った日本の青春期だった。 「過去などどうでもいいんだ。だだ、あの時代だけは別だ。戦後の貧しさが一段落して、日本人が浮かれ出した時期だな。…歳をとったら、おれは、あの時代のすべてを、自伝に書き記してやる」 「こんな風に変貌するまえの東京を書きとめるわけか」 「東京と、そこに生きた人々だな」

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makoto018
1980年代初頭、若者向け雑誌「平凡パンチ」に連載した作品。60年安保後の東京が舞台で自伝的要素が強く、当時の時代風俗と青年の嗜好がよく描かれている。失業状態から雑誌にスカウトされ、ついには編集長に。そして創生期のテレビ界にも関わる。主人公が上り坂の時代の上巻は読んでて楽しい。若き才人たちが集う「夢の砦」設立の思いが語られる一方で、晩夏の葉山海岸で見た崩れた砂の城のシーンは、夏の終わりの寂しさだけでなく、夢の行方を暗示するようでほろ苦い。もうひとりの主人公、放送作家・川合寅夫の才能が輝き始める様子も見所。
makoto018
2026/09/18 12:01

「ぼくの狙いは、同世代の作家、詩人、評論家、映画監督、テレビプロデューサーが自由な発言をなし得る文化圏を作ることにある」 「テレビは文化なんてもんじゃねえんだよ。こいつは、おれたちの世代にあたえられた、すばらしい、どでかいオモチャなんだ」

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makoto018
本、落語、演芸、芝居、音楽、映画と各ジャンルを横断しながら、読書界隈の小さな謎を見事に解決していく名探偵。読んでると自分まで賢くなった気になります。この本、立て続けに読んだ小林信彦作品の中休みで読みました。が、「悪魔の下回り」「唐獅子株式会社」「笑学百科」「日本の喜劇人」「読書中毒」「コラムは誘う」と次々小林作品に言及が。セレンディピティか引き寄せの法則かと思うが、北村薫はそれにさえも答えを。曰く「作品は動かずに、そこにある。しかし、いかに読む時、読む者によって、その色合いを変えることか。」参りました。
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makoto018
小林信彦の自伝的要素が詰まった、実家と生まれ育った街の歴史の決定版。『和菓子屋の息子』から約10年。親族関係など当時は書けなかった「家の歴史」を紐解くと同時に、もう一つの大きな目的があります。それは、江戸から栄え、浅草と並び称された盛り場「両国(現・東日本橋)」がなぜ消滅したのか。花柳界や問屋街の繁栄から、震災や空襲による街の破壊までを資料を基に読み解きます。街の栄枯盛衰、それと共に消え去った実家・立花屋への愛着と寂しさが、抑えた筆致から静かに伝わります。東京がまだローカルだった時代の息遣いを感じる一冊。
が「ナイス!」と言っています。
makoto018
「和菓子屋の息子」新潮文庫版のあとがきの一文。 "同じ時代のぼくの内側を描いたのが「一少年の観た(聖戦)」(ちくま文庫)で、さらに〈戦争=二重の疎開にまき込まれた少年〉について一冊の本をまとめると、「和菓子屋の息子」を中心とした三部作ができあがるのですが、そうした仕事が今の世の中で可能かどうか、ぼくには見当がつきません。" このあとがきを読むと、5年後に本書の刊行が実現されたことは、ファンにとっては本当に幸せなことだと感じます。 小学6年生の戦争末期、埼玉県飯能市の寺へ集団疎開した著者。→
makoto018
2026/09/09 21:53

新潟で友人になった曽我君の気配りと優しさに、読んでいるこちらもホッと救われるような気持ちになります。 著者が若き日に書いた「冬の神話」も集団疎開を描いた作品でしたが、あちらは描写が直接的で生々しく、救いのない作品でした。 そこから数十年が経ち、これほど一般性をもった形でこの作品が書かれたことは、作者にとっても、そして私たち読者にとっても本当によかったなと思います。

makoto018
2026/09/09 21:53

戦後80年を過ぎて記憶が風化してゆく中、戦時少年の経験が読みやすく書かれた本書は、戦後生まれの私たちにとって貴重な記録です。

が「ナイス!」と言っています。
makoto018
作家・小林信彦の生家は、日本橋の両国(現在の東日本橋)にあった創業享保年間の老舗和菓子屋「立花屋本店」。下町の商人としての生活や、モダン文化に囲まれた幼少期が、彼の作家・批評家としての原点を形作った。弟のイラストレーター・小林泰彦もまた、同じ背景を持つ。あとがきで、著者は「一商家の没落」を描きながら、同時に〈戦前の下町〉の貴重な記録を自伝的に残したと言う。江戸から昭和に至る日本橋の歴史や、江戸っ子の定義(シャイネス、物事に執着しない)などを引用しつつ、激動の時代に翻弄された立花屋の歴史が克明に描写される。
ちょこ
2026/09/06 11:18

図書館で見つけました。 小林信彦さんの本は以前、何冊か読んでいたので、懐かしいです。 どんなご家庭で育ったのか、これから読み進めるのが楽しみです。

makoto018
2026/09/08 14:34

ちょこさん、コメントありがとうございます。小林信彦さんの作品につながるご家庭でした。ぜひ感想をお聞かせください。

が「ナイス!」と言っています。
makoto018
「ちはやふる かみよもきかぬ たつたがわ かれくれないに みずくぐるとは」 宮廷歌人・在原業平が竜田川に映える紅葉を詠んだこの歌。古典落語『千早振る』では、関取の「竜田川」が吉原の花魁に振られた傷心から身投げを…という、とんでもない話に。 本書タイトルの「ちはやふる」も、正にそんな意味。幼き日の「忍者失格」というトラウマを抱えた松尾芭蕉が、吟行と見せかけて、幕府に打撃を与える隠密行動をとる――。そんな破天荒な冒険小説でありながら、本家『おくのほそ道』などの記述と、奇妙に辻褄が合ってしまう…。 →
makoto018
2026/09/01 12:37

時代が進んでも、彼我の文化を完全に理解し合うのは難しい。私たちが理解したつもりになっている海外の物語も、現地の人々にとっては、本作のような「ちはやふる」物語になっているのかもしれない。文化の誤解が生み出すロマンと面白さを、改めて教えてくれる一冊。

makoto018
2026/09/01 12:38

作中歌「奥の細道へ ヤッホー!よろこべ! どんな悪党が出てきても ハッピーエンドで終わるはず ぜったい名をあげるぞ 奥の細道めざして」

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2010/11/07(5828日経過)
記録初日
2012/01/01(5408日経過)
読んだ本
1301冊(1日平均0.24冊)
読んだページ
402201ページ(1日平均74ページ)
感想・レビュー
757件(投稿率58.2%)
本棚
37棚
性別
男
血液型
A型
外部サイト
自己紹介

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