とてもよかった。もっと身近な若い保坂和志のような。 記憶と思考のとりとめのなさが長いセンテンスで表現されている。このひとの、もっと読もう。

魅力的ではない主人公でも頭の中はこんなに面白いんだって思える本。読み終えたころには好きまでにはならないけど、ほっとくのもな。。って気持ちになる。そんな人物をお話で作りあげるのがすごいな。

SF的なアイデアがそのまま作品のテーマになっている素朴だけど面白いお話たち。シンプルでスケールがでかくって市井の人々が愛おしい。

とてもよかった。もっと身近な若い保坂和志のような。 記憶と思考のとりとめのなさが長いセンテンスで表現されている。このひとの、もっと読もう。

憎めないキャラクターを使った読みやすいミステリー。ぐいぐい読めるから、お気に入りのご飯のお供で白米をかっ込んでる感覚だった。

「ハローサマー、グッドバイ」を神話にさせるお話。どちらも読みやすいくせして思いのほか深い普遍的な示唆がある。男の子と女の子のお話にして若い人に読みやすくしてるのはほんとに巧みだと思う。