いつか、シャイニングに対するドクタースリープみたいに、コレの続編が出てもおかしくはないという気もする。まぁ、30年前!の作品の続きってのもアレだし、他に続きが終わってないシリーズもあるからアレなんだけどw デッドゾーンでいうなら、これは前半の部分に相当するパートだから、後半の方に慎司がジョニーとしての役割を与えらたならもっと話はシンドクなったよね。
まぁ80年代の時代から、「大いなる力には大いなる責任が伴う」案件の解釈なんか大分幅も広くなったから、必ずしも悲劇になるとは限らないけど、読み手は悲劇を好みがちなのも事実よなw
鷹司家の家督相続と先代夫婦の確執からの兄弟相克とかはよかったと思うんよ。冒頭の雰囲気出しの妖怪人形浄瑠璃から、人形遣いが黒子と人形って位置をそのまま持ってくるのは面白かったんだけど、そっからオチで唐突に架空ファンタジー歴史空間に突入して(前振りとして史実の鷹司煕通とこの物語での先代鷹司家当主のキャラの乖離はあったりとかて、実はハナからファンタジー架空歴史空間ではあったみたいだけど、そんなん知らんがなw)、急に史実より早く明治天皇が崩御して、その所為で魔法結界破れたんで妖怪ゾーンが開始されまーすはないわーw
囲碁かと思って陣取り見てて投了直前に、急に碁石ひっくり返し始めて実はオセロでしたーみたいな、ひどさなんよw これで、何だろね、明治から大正にならない小野ファンタジー架空歴史年号のそういう世界の物語が始まるっつーんなら、そういうファンタジーミステリみたいなオープニングとして歓迎出来るけど、京極やろうとしてとしてちゃぶ台返しに栗本薫にしたってのは、なんだかなーって感じなのよね。いや、面白くはあったけど、ちょっとそれはないデショって残念感のが上回っちゃったというか。
だらだらだらだらだらだら~
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