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2023年4月の読書メーターまとめ

たこい☆きよし
読んだ本
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読んだページ
2472ページ
感想・レビュー
19
ナイス
63ナイス

2023年4月に読んだ本
19

2023年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

たこい☆きよし
いろいろ殺伐とし過ぎていた西都からやっと戻って小休止で、ちょっとだけ初期の後宮日常ミステリの風味もありつつ、某兄の帰還やら、メインの2人のわりと身も蓋もない進展やら。今後への伏線も張ってまだまだ続く…
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2023年4月にナイスが最も多かったつぶやき

たこい☆きよし

2023年3月の読書メーター 読んだ本の数:12冊 読んだページ数:1815ページ ナイス数:70ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/814149/summary/monthly/2023/3

が「ナイス!」と言っています。

2023年4月の感想・レビュー一覧
19

たこい☆きよし
いろいろ殺伐とし過ぎていた西都からやっと戻って小休止で、ちょっとだけ初期の後宮日常ミステリの風味もありつつ、某兄の帰還やら、メインの2人のわりと身も蓋もない進展やら。今後への伏線も張ってまだまだ続く…
が「ナイス!」と言っています。
たこい☆きよし
つつくと丸まるだんごむし。どこにでもいるので世代を超えて子どもの頃の記憶にあるだろう。けっこうリアルで、丸まらないわらじむしとの違いなども描きこんで、科学絵本としても良質。
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たこい☆きよし
まさかその相手に相談するのか!? という恋バナ?で脱力系っぽく始まりつつ、ムジナネタは考えようによってはかなり怖い展開に。そんなこんなありつつも、裏世界はインターフェース、という設定がこういう形で活かされるとは!? まあなんというか、ごちそうさまでした(笑)。
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たこい☆きよし
歳の離れた新婚の妻との鉄道旅行の断片的な記憶、という体裁で語られる不思議な物語。昔から知っている山尾悠子の作風の深化とも読めつつ、今の視点で読むと「死」を連想させるイメージの奔流がジーン・ウルフ『ピース』あたりを連想させる。これもまた「信頼できない語り手」の語る/騙る物語かもしれない。物語の枠を再定義するような短文がそれにさらに拍車をかける。
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たこい☆きよし
ネット中の情報にアクセスし始めたマスター・ユウジの(本来は)バックアップ人格は、通常秘されたネットの情報にアクセスして「書を守る者」の正体に気がつき、それを利用することに。で、表紙のような「量産型」が連邦崩壊に拍車をかける。ニムバスのような宇宙そのものを破壊する力まではなかったものの、巧緻な悪辣さと目的の虚無感で、ある意味シリーズ中でも最強の敵ではあったかもしれない。後始末もいつまで続くのか… 。そんな敵が自らの性格等がもとで自滅するのはニムバスやオメガにも通じる展開かもしれない。作品の力に圧倒された。
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たこい☆きよし
人格を丸ごとデータ化して不死と化したマスター・ユウジ。一度はその人格をダウンロードした肉体を電子機器から遮断してデータも消滅させたものの、いくつあるかわからないバックアップが全ネットに存在し、ネット内では無敵。現実世界ではクローンの肉体を乗り換え「死んでも3日で蘇る」神の如きカリスマとなって不死を望む人間の欲望をエサに大衆を扇動して連邦の体制崩壊を画策する。超能力者としての電子使いではネットネイティブなデータ人格には勝てない!? それにしても、前巻からは予測できない意外な展開だった。
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たこい☆きよし
ISCと連邦の共存する年代不明の宇宙世紀。ロックは麦の研究者でもなく、若いけど腕のいい農家の青年として登場。近隣の農家の孫が事故救援の現場の惑星で体験した出来事を接触テレパスで読み取ったロックはその惑星を調べ始め、遭難者を閉じ込めて謎の実験?をしている「ホリーサークル」への侵入を試みるが…。同じ目的を持った女性とのタッグで、「ホリーサークル」を作った主を封印できるのか? 連載が2012-2013年とのことだが、本作の基本設定はいわばケン・リュウの神々シリーズ!? 超人の最後の?敵は人間だった!?
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たこい☆きよし
小学3年生の時の課題図書。お母さんの盲腸の手術の間、名古屋から東京の親戚の家に預けられることになったマキオだったが、行った先でそのお宅の赤ちゃんが急に入院、そこのお母さんも付き添うことになって、5歳の従妹ちあきと二人だけでお留守番することに…。今読むと幼女連れ去りと思われる不審者、障がい者の立場の弱さ、戦前の家政婦という職業の存在なども垣間見える。話そのものも都会の核家族化で頼る親戚知人の少ない今でいうワンオペ育児のはしりの頃の物語とも言えるかも。大人側の想いもいろいろ感じ取れて、別の視点でも楽しめた。
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たこい☆きよし
英国がカトリックの支配下で20世紀を迎えたキース・ロバーツ『パヴァーヌ』とは、ある意味正反対の改変歴史SF。分岐点は1212年。キリスト教徒と回教との闘いにキリスト教徒が敗れたため、スペインもポルトガルもなく、大航海時代そのものが英国支配下となった世界で、アメリカ独立に失敗したジョージ・ワシントンの子孫が土木技師として大西洋横断トンネルの建設を指揮する。大時代的でハッピーエンドな物語はもともと意図的に古さを付与されているためか、今読んでも逆に古びていない。分岐した我々の世界への扱いは『月の子』っぽいかも。
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たこい☆きよし
サンリオ積読消化。表題の通り、妖精物語が幻想文学を経てSFに至る道筋を考察した第一部、夢をめぐる諸相を考察した第二部、天然石に模様のイメージと人間の行なう類推を考察した第三部。一見飛躍があるように見えて、この思考の流れがカイヨワの著作の変遷ともリンクしているという荒俣宏解説も含め、評論というより詩を読んでいるような不思議な読後感。これもまあ、読むのは大学時代より今の方が楽しめたと思う。積読結果オーライ。
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たこい☆きよし
全体に画面構成、描き込みがアクロバティックで緻密。石ノ森ヒーローの原作マンガの中でも近い時期に集中して描かれて画風の統一感もあるし、今読むと特撮、アニメ化された原作マンガの中でもいちばん好みかもしれない。時折「ガロ」っぽい空気感も感じるけど、そのあたりは「神々との闘い」とも共通の空気感かもしれない。
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たこい☆きよし
3作目も前巻の猫の家族同様、コジュケイのご夫婦の家にまつわる心温まるお話。と、思ったら、村のお祭りで長老の語るナナカラ村の創世神話?が驚天動地!? まさかナナカラという村の名前にそんな由来が!?
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たこい☆きよし
2作目を登録していて気がついたけど、1作目を登録していなかった(笑)。こちらも表題作はほんわかしてるけど、虫がわんさかわいてくるお話は子どもあるあるでちょっと(生理的に)こわい…。もしかしてそういうどっきりを狙ったシリーズなのか!?
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たこい☆きよし
シリーズ2冊目。表題の猫の家族のお話はほのぼのしていたけど、その猫の家族の新居のそばにある泉をめぐる物語がちょっとこわい…
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たこい☆きよし
ある一家が集合住宅から近隣の一軒家に引っ越してからの一年。四季折々の、あるいは人生のイベントが細かい切り絵でちまちまと描かれていて、宝探しの気分が味わえる。楽しい絵本。
たこい☆きよし
映画のあのラストシーンは原作のここから。とはいえ、今回読み返して、エヴァの『シト新生』のラストシーンで量産型が円を描いて弍号機の周囲をめぐるのは、この「13人の仮面ライダー」がモチーフだったんだろうな、ということに改めて気づいた。一方の『シン・仮面ライダー』はエヴァ完結に至る思索のその先が作品テーマにつながってもいたので、ウルトラマンになぞらえられることの多いエヴァにもけっこう仮面ライダー要素はもともと含まれていたのかもしれない。その観点でテレビのエヴァをもう一度見返すと発見があったりしないか?
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たこい☆きよし
画風は1971年当時の石森章太郎らしい劇画に寄せたキャラクターに、『ファンタジーワールド・ジュン』を思わせる緻密な描き込みや実験的なコマ割り、手法、アングルなどなど。すごく久しぶりに読み返したけど、記憶にあった以上に読み応えがある。あと、浮かび上がる顔の傷には『虎よ、虎よ!』の影響は間違いなくあるだろう。
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たこい☆きよし
SFファン向けに一言で言えば「秘密に鰐について」ならぬ「秘密のワインについて」だった(笑)。一般読者向けには、ソムリエレベルのワイン知識をバックグラウンドにした『神の雫』+『ダヴィンチコード』という方がわかりやすいかもしれない。とはいえ、ワインを愛するあまりビールをディスるのは、ビール屋的には、ちょっとなんだかなあ…(笑)。あと、著者も解説者も分析化学と感性科学的にはやや楽観的だ。その点は香気研究者としてちょっともやっとした。いろいろあるけど、ワイン蘊蓄のディティールを楽しむ近未来小説として楽しく読めた。
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たこい☆きよし
ひとりの少女と、少女にしか見えない友だちの物語。下描きの線をあえて残したようなざっくりした絵柄が谷川俊太郎の訳文とベストマッチ。アルドと過ごす情景の美しさと、ぼんやりしたタッチで描かれる現実の出来事の対比が痛切だ。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2017/12/09(2360日経過)
記録初日
2015/01/01(3433日経過)
読んだ本
1582冊(1日平均0.46冊)
読んだページ
288967ページ(1日平均84ページ)
感想・レビュー
1582件(投稿率100.0%)
本棚
0棚
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