読書メーター KADOKAWA Group

2024年10月の読書メーターまとめ

chiro
読んだ本
5
読んだページ
1703ページ
感想・レビュー
5
ナイス
22ナイス

2024年10月に読んだ本
5

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

chiro
人口がどんどん減少していく中で生殖という行為が特別なものになりつつあるとしたらそれはどういう形でそこに向かうのかというのはもちろん社会のあり方と強く連関するだろうし、それを「生殖」という第三者の目から描いているやり方はとても巧みだし、面白い。人間のあくなき成長を目指す営みは一方で脱成長というaltenativeをも生み出しており世の中は混迷しているが、そんな大上段に構える事なく尚成の様に過ごす日々は尊い。
が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
5

chiro
「世代とは何か」という表題からどういう内容の著作だろうかと思って読み進めたが、現在の社会的な課題や環境問題に関して我々は科学によるイノヴェーションによってそれを克服しようとしているが、著者はそのアプローチに対して疑義を唱えており、むしろ過去の先代の教えに習って課題に取り組むべきであると。ある意味脱成長的な意見にも思えるがこの論の中にこれから世界の人口がますます増えていく中で今の社会の仕組みを過去に戻すということは理論としてはあり得ても現実的には難しいのではないかと感じた。
が「ナイス!」と言っています。
chiro
経済理論はある現象を説明するにあたり全く異なる見解の主張がなされてもそれぞれに一理あるかの様な議論が錯綜しいわゆる答えの見えない学問だと常々感じていたがこの著作によってそのモヤモヤが雲散霧消した。この大著はバブルの経済理論としてバブルの生まれる構造とそれへの対処を通じて日本という国がいかに曖昧糢糊とした施策を講じ続けていたかを鮮明にしてくれている。今回の選挙でもそうした枝葉の議論で消費税の撤廃や減税が語られているが学者としてのこうした論考がもっともっと人口に膾炙する事を望むばかりである。
が「ナイス!」と言っています。
chiro
ここに記されているアウトサイダーが自身の内にあるインサイダーとしての規範を意識しながらもそのアウトプットとしてアウトサイダーとしての作品を上梓しているという複雑な表現はそう指摘されればなるほどと思うところもあるが、その反面、内なるインサイダーの声と自身から表出するアウトサイダー的なるものとの葛藤から死を選んだり、狂気に走る様が理解できる内容だった。
chiro
人口がどんどん減少していく中で生殖という行為が特別なものになりつつあるとしたらそれはどういう形でそこに向かうのかというのはもちろん社会のあり方と強く連関するだろうし、それを「生殖」という第三者の目から描いているやり方はとても巧みだし、面白い。人間のあくなき成長を目指す営みは一方で脱成長というaltenativeをも生み出しており世の中は混迷しているが、そんな大上段に構える事なく尚成の様に過ごす日々は尊い。
が「ナイス!」と言っています。
chiro
資本主義については民主主義同様に限界を唱える議論が増えてきている中でこの著作の題名は刺激的であるが、内容は豊富なデータに基づいて論じられており、個々には異論はあるが訳者も指摘している通り今の現象が適切か否かといった認識の問題でもある事を考えると参考になる論考だと感じた。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2017/12/12(2545日経過)
記録初日
2017/12/12(2545日経過)
読んだ本
839冊(1日平均0.33冊)
読んだページ
248867ページ(1日平均97ページ)
感想・レビュー
837件(投稿率99.8%)
本棚
0棚
性別
自己紹介

活字中毒の昭和世代。ジャンルを問わず濫読しています。

読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう