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2024年11月の読書メーターまとめ

Shun
読んだ本
7
読んだページ
2880ページ
感想・レビュー
7
ナイス
365ナイス

2024年11月に読んだ本
7

2024年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

Shun
今年の話題新書。著者自身の経験から生まれた疑問を分析し、日本人と読書の関係が時代と共にどのような変遷を経たかがまとめられている。大好きな本をたくさん読むために就職したものの、気付けば働き疲れて読めていなかったという著者。本書では戦前から現代に至るまでのベストセラー本に着目し、当時の人々が読書に対して何を求めていたかを分析する。教養や実用的なライフハック等、時代のニーズに沿った読書の在り方の推移が興味深い。そして本が読める働き方とはライフワークバランスの見直しに他ならない。今見直せるところから始めよう。
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2024年11月にナイスが最も多かったつぶやき

Shun

11冊しか読めなかったのかと思ったがまとめを見て思うことは1冊1冊が重厚であったり没頭した作品ばかりだったと、つい冊数を意識してしまう気持ちを思い改めます。もっとじっくり読めるような余裕を持てればと思います。 2024年10月の読書メーター 読んだ本の数:11冊 読んだページ数:4188ページ ナイス数:455ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/816840/summary/monthly/2024/10

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2024年11月の感想・レビュー一覧
7

Shun
パリを舞台に復讐者モンテ・クリスト伯の周到な計画がいよいよ功を奏していく。かつてエドモンを陥れた悪党たちは、パリ社交界で注目の的となっている伯爵が実はエドモンその人であるとは誰も疑っておらず、一人また一人と復讐者の網に絡めとられその身に不幸が降りかかる。男は復讐を果たすためモンテ・クリスト伯という博学で社交術に長けた大富豪としての身分を隠れ蓑に、その裏では怨敵相手に綿密かつ狡猾な罠を仕掛けていく。その鮮やかな手腕に魅了されつつも気にかかるのはかつての婚約者メルセデスの存在。復讐の果てに何を見るのだろうか。
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Shun
牢獄生活中にエドモンはイタリア出身の聡明な神父と知己を得て、彼の膨大な知識と知恵を受け継いだ。そして神父の遺志を継ぎ辛くも脱獄に成功した男は、神父に託された財宝を探しにモンテ・クリスト島へ。そこに秘匿されていた財宝によりエドモンは伯爵の地位を得て、財力と知能を有する復讐者へとなった。この巻ではエドモンを虚偽の罪で陥れた首謀者たちへの復讐を成すために、人脈作り等の下準備といった種を撒く段階が描かれる。そしていよいよ彼が復讐するべき標的の手の届くところまで接近し、次巻では遂に物語が大きく動きそうな予感。
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Shun
アレクサンドル・デュマの大長編作品が新訳となって平凡社より5か月にわたり刊行。毎月買い揃え、漸く全5巻揃い読み始めます。これまでは岩波文庫で全7巻の作品で手を出しづらい大作でしたのでこの新訳版は嬉しい。本作が初めて日本で読まれたのは戦前の翻案本の大家・黒岩涙香による「巌窟王」というタイトル。現在は原題ままのモンテ・クリスト伯の数奇な人生を描く壮大な復讐小説として知られている。主人公エドモン・ダンテスは、彼を妬む策士によって王権の敵と認定され牢獄へ幽閉されてしまう。長い獄生活から脱した男の復讐計画が始まる。
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Shun
ニューヨーク市検視局で長年勤務した著者の記録。職業柄、作家パトリシア・コーンウェルらと知己を得ることもあり、小説には著者の知見が活かされているという。内容が内容だけに凄惨極まった描写に身構えてもいましたが、ミステリ小説を愛読している読者なら問題ないだろうと思われます。亡くなった人たちの最期に何が起きたのか、状況と証拠から謎を解き明かすことが大好きで天職だと語り、魂を失った対象への敬意が伝わってくる。そして過酷な仕事現場でユーモアを交えるのは不安や恐怖に対抗するためという心境は当事者にしか分からないだろう。
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Shun
今年の話題新書。著者自身の経験から生まれた疑問を分析し、日本人と読書の関係が時代と共にどのような変遷を経たかがまとめられている。大好きな本をたくさん読むために就職したものの、気付けば働き疲れて読めていなかったという著者。本書では戦前から現代に至るまでのベストセラー本に着目し、当時の人々が読書に対して何を求めていたかを分析する。教養や実用的なライフハック等、時代のニーズに沿った読書の在り方の推移が興味深い。そして本が読める働き方とはライフワークバランスの見直しに他ならない。今見直せるところから始めよう。
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Shun
万城目さんの奇想天外な物語の中でも本作は随一の面白さでした。豊臣政権の終焉から数百年に渡って秘匿されてきた秘密を巡る割と壮大なお話。日本政府の会計検査院から派遣された凸凹な3名は、大阪への出張中とんでもない当たりを引いてしまう。何の変哲もないはずだった検査対象への訪問が、まさか日本政府と〇〇による一触即発の事態へと発展するとは。この物語を成り立たせるための作者による歴史改編の綿密さに驚嘆し、荒唐無稽だけれどなんだかすごい小説を読んだという満足感。そして個性的な面々が繰り広げる喜劇性も話を盛り上げている。
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Shun
韓国のSF作家によるSF短編集。韓国文学におけるSF作品は初めて読みます。その中でも本作は若い世代による作品ということで、現代の韓国文学の流れを感じさせる作品集です。女性が主人公の作品が多く、また母や祖母といった家族との繋がりを描く作風が特徴か。それでいて科学的素養がなくては書けないであろう独創的な世界設定がそれらの作品の土台を作り物語には温かさが、そしてしっかりSF作品と主張できる内容でした。なんと言っても表題作の言葉が胸に響く。広大な宇宙で時代から取り残された者の哀愁が味わい深い良い作品だった。
ざるこ
2024/11/03 01:33

私も買いましたが、1話目読んであんまりなんも感情が動かなくて放置中です…ちょっと時間置いてまたチャレンジします💧

Shun
2024/11/03 08:40

そうでしたか。短編集ですから他の作品なら・・・?2話目はファーストコンタクトもの、3話目はまた違ったテーマとそれぞれ読み味が異なります。またいつか気が向いた時にでも。

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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2017/12/17(2545日経過)
記録初日
2016/08/28(3021日経過)
読んだ本
1494冊(1日平均0.49冊)
読んだページ
564888ページ(1日平均186ページ)
感想・レビュー
1315件(投稿率88.0%)
本棚
77棚
血液型
A型
現住所
熊本県
自己紹介

以前利用していた読書管理ツールがサービス終了したのをきっかけに、2017年暮れに読書メーターでの記録開始。
読書メーター以前の読了本と現在積読中の本は、読友さんが登録した際に便乗して登録させていただくことがあります。
今後も読友さんのレビューなどから読みたい本を探したいと思います。
よろしくお願い致します。

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