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2024年8月の読書メーターまとめ

Shun
読んだ本
12
読んだページ
4325ページ
感想・レビュー
12
ナイス
535ナイス

2024年8月に読んだ本
12

2024年8月のお気に入り登録
1

  • ましゅまろ

2024年8月のお気に入られ登録
1

  • ましゅまろ

2024年8月にナイスが最も多かった感想・レビュー

Shun
以前話題となった作品。お金の使い方次第で今後人生に大きな影響が及び、年齢・収入・生活の質等によってどういう戦略を取るべきかを考えさせる小説。この本が話題となっていたのはたしか新NISA導入を前に投資に対する国民の関心が高まっていた頃だったと記憶しています。本書を読んでお金のリテラシーを多少高めることができたら、いよいよ実践してみる読者も増えそうです。ちょうど今日は前日の記録的な日経平均暴落からの大幅なリバウンドという投資家には試練の週明けとなった。もう一度本書を読んでお金と向き合うのも良いかもしれません。
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2024年8月にナイスが最も多かったつぶやき

Shun

なんといっても「百年の孤独」ブームの1ヶ月。読むのに苦労もする分量でありましたが、大作級の小説を集中して読む時間は濃い体験となった。その気分が続いたのか、京極夏彦の小説といった分厚い本が続いた7月でした。 2024年7月の読書メーター 読んだ本の数:9冊 読んだページ数:5902ページ ナイス数:407ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/816840/summary/monthly/2024/7

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2024年8月の感想・レビュー一覧
12

Shun
小山田浩子さんの作品集。14編収録でどれも日常の細やかな描写が特徴。14もの作品が収められていますが、ほとんど改行なしの文章で構成されているため一つ一つの作品を読んだ時の満足感はなかなか。そして主に自然的な要素、たとえば植物や小動物に昆虫類といった細やか、かつ重要な描写があればこそ小説の中の日常に深く入っていくことができる。またはっきりと主題が分かるような風でもなく淡々と丁寧な描写が続くようなところがとても文学作品だなぁという印象を受けました。
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Shun
シリーズ最高のエンターテインメント。上下巻に分かれているのがもどかしいくらい事件の展開に文字通り読む手が止まらない。毎度クレイヴン氏の文章は翻訳でも読み易いことこの上ないし、ミステリ作品としての情報の出し方はエンタメ性を重視し緩急の具合が素晴らしい。何よりレギュラー陣のチームとして動きも各々の個性と役割が巧く機能し、難事件に対して着実に歩を進めている感じが読んでいて愉しい。そして本シリーズならではのポーとブラッドショーの掛け合いがまた見られて大いに愉しませてもらった。次巻が早くも待ち遠しいシリーズだ。
ナミのママ
2024/08/25 21:49

今作も評判が良いですね♡事件解決とポー&ブラッドショーの関係も楽しみです😊

Shun
2024/08/26 06:35

期待を裏切らない。最高でした!

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Shun
<ワシントン・ポー>シリーズ5作目。今回も一筋縄でいかない難事件。序章にて日本の孤島で観光向けガイドを務める男は旧日本軍の施設で何かとんでもない光景を目にする。時を同じくしてイギリスでは特徴のない男が大量のアセトンを購入。すると次の場面はいきなり18ヶ月後に飛び、序章の謎との繋がりが皆目見当がつかないまま主題の殺人事件へと展開していく。本作の殺人犯・通称ボタニストによる犯行はこれまでの犯人と並ぶ程の狂気で強い印象を与え、さらにポーは別件で友人が容疑者として捕まったと報告を受け事件は複雑さを増していく。
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Shun
世間の”普通”とずれた感性を持つ女の子が主人公。周りの友達から「あの子はちょっとおかしい」と思われ、いじめの雰囲気になっていた時もあったが当の本人は自覚すら持っていなかった。苛めを受けたことに無自覚で居られて自然体で生きて来られた彼女でしたが、大学生ともなると親元を離れたこともありどうやら自分が世間からずれているようだと徐々に感じ始めます。そんな不器用な彼女が色んな人と出会い、揺れ動いていく様子に自然と親しみを覚えます。彼女のとても個性的な言動に思わず吃驚することもあるけど、この主人公には好感を持てる。
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Shun
お洒落なタイトルにパリの恋人たち、サガンによる大人の恋愛小説。パリ住まいのインテリアデザイナーとして自立した暮らしをしているポールは未婚の39歳の女性。少し年上の彼氏ロジェとお付き合いをしている彼女ではあるが、はっきりと態度には出さないまでもそこはかとない不安を抱く様子が描かれている。そんな従順なポールを愛していると言いつつも秘かに愛人の元へ通う男の下種さには堪らないが、ここで一回り若くて見目麗しい青年シモンが登場し彼はポールに一目惚れしてしまう。男女それぞれの葛藤を繊細に描き、後味にはほろ苦さが残る。
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Shun
選書メチエから全8巻を刊行予定の地中海世界シリーズの第2巻。副題では神々の沈黙とありますが、それは前巻で記された地中海文明の初期にあたるシュメール文明の時代に人々が神々の声をリアルに感じ取っていた時代以降に文明が転換した様を指しています。それは人々の信仰の形にも見られ、預言者の登場といったことからゾロアスター教の広まり、そして諸子百家に見られる様々な教義の発見に至る。本作では文明とその民の営みに重点を置いた人類史としての形容が相応しく”心性”の在り方に注目した歴史書として大いに興味を惹かれるものでした。
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Shun
レイチェル・サヴァナクのシリーズ2作目。死別した判事の父の膨大な遺産に加え、世間から孤絶した館で暮らしつつ大量の蔵書を相手に学んできた彼女は知性と魅力的な雰囲気を纏う女性に育った。そして世間離れした彼女の興味の対象は犯罪者や犯罪心理に向いており、いわば趣味で探偵をしている女性である。今作ではまた奇妙な舞台が用意されるようだ。起訴されるも無罪放免となった元被疑者ら数名が図ったように選ばれ、犯罪心理学の著者レオノーラの主催するモルグ館のパーティに招待される。総じて面白いミステリ小説で、巻末の伏線解説が有難い。
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Shun
ジョージア州サヴァナで、黒人系考古学者の女性が何者かに拉致され同伴していた男性は殺害される。その少し前に被害者はバーの従業員に秘密めいた発言をしており、サヴァナにある”王国”の存在を語っていた。歴史に埋もれた秘密に近づく者には危険が迫ってくる、そんな緊張感が漂うミステリー小説。そしてその”王国”の秘密には米国南部の歴史が深く関わっているようで、それは奴隷制時代の悪行と無関係ではないことから本作が描くのは心躍る歴史ロマンではなくまさに歴史の闇と呼べる代物だった。
ナミのママ
2024/08/18 16:04

歴史の闇、の意味がよくわかりました。こちらで「この地域の情報」と教えて頂いたので『風と共に去りぬ』をサラッとおさらいしてから読みました。ありがとうございます♪

Shun
2024/08/18 20:37

参考に慣れたのなら良かったです。私は「風と共に去りぬ」は未だ積読中ですが読むのが楽しみになりました。

が「ナイス!」と言っています。
Shun
以前話題となった作品。お金の使い方次第で今後人生に大きな影響が及び、年齢・収入・生活の質等によってどういう戦略を取るべきかを考えさせる小説。この本が話題となっていたのはたしか新NISA導入を前に投資に対する国民の関心が高まっていた頃だったと記憶しています。本書を読んでお金のリテラシーを多少高めることができたら、いよいよ実践してみる読者も増えそうです。ちょうど今日は前日の記録的な日経平均暴落からの大幅なリバウンドという投資家には試練の週明けとなった。もう一度本書を読んでお金と向き合うのも良いかもしれません。
が「ナイス!」と言っています。
Shun
自堕落な生活に勤労意欲も低いヘンリー・チナスキーの放浪生活。他のブコウスキー作品同様に著者の体験が投影されたであろうチナスキーという男もまた滅茶苦茶な生き方をしているように映る。よく言えば自然体の文学。彼の振る舞う自由な行動にはダメ人間のありのままの姿と偽善すら感じさせない率直さがあり、時にはユーモアもある。主人公は何度も仕事をクビになりながらも生きるため何度も新たな職に就き、それでも勤労意欲は湧かず態度も改めないから相変わらずその日暮らしの生活を続けている。彼は食べるために働く、意義なんてその程度だ。
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Shun
シリーズは20作目でいよいよ終わりが見えてきたようだ。続く2作はまさかの2か月連続刊行予定で本編でも最終決戦を匂わせる発言、そして勢力図に大きな変化が。猛毒親という共通の敵を相手に結束した姉妹4人に加え、前作で共闘した面々も再び登場し作品の雰囲気が変わってきたように感じる。一方で相対する勢力にも不穏な動きもあり、誰を信じられるのか非常にモヤモヤとした読後感になった。予想していなかった展開に変わってクライマックスへ向けた続巻はますます何が起きてもおかしくはない、そんな期待が持てる。
が「ナイス!」と言っています。
Shun
学生の頃は全く興味を持てなかった短歌の世界でしたが、短い言葉に多くの情感が込められたと知ると興味を持てるようになった。しかしながら、その背景にある男女の機微や美しい光景に思いを馳せるには歌に使われている古語を理解しなくては始まらない。そんな時に本書と出会って、まさにこんな指南本が欲しかったと思いながら少しずつ百人一首の世界に足を踏み入れていった。さすがに何首かは聞き知っていましたが、その意味を知った時初めてその歌が彩り鮮やかなものに見えた。そしてリズムや語感にも工夫があるとは、知れば知るほど深いとわかる。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2017/12/17(2554日経過)
記録初日
2016/08/28(3030日経過)
読んだ本
1499冊(1日平均0.49冊)
読んだページ
566720ページ(1日平均187ページ)
感想・レビュー
1320件(投稿率88.1%)
本棚
77棚
血液型
A型
現住所
熊本県
自己紹介

以前利用していた読書管理ツールがサービス終了したのをきっかけに、2017年暮れに読書メーターでの記録開始。
読書メーター以前の読了本と現在積読中の本は、読友さんが登録した際に便乗して登録させていただくことがあります。
今後も読友さんのレビューなどから読みたい本を探したいと思います。
よろしくお願い致します。

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