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2024年3月の読書メーターまとめ

れいあ
読んだ本
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読んだページ
10676ページ
感想・レビュー
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613ナイス

2024年3月に読んだ本
35

2024年3月のお気に入られ登録
2

  • るる
  • みっぽん

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

れいあ
ネタバレトリックがユニークと評判なので気になっていた本。こういうのは楽しくて良い。途中で最初から全てのページをめくってみたくなるところとか、最後のページの仕掛けもよかった。出版に関わった人全ての執念を感じる。
が「ナイス!」と言っています。

2024年3月にナイスが最も多かったつぶやき

れいあ

2024年2月の読書メーター 2月は多めに映画鑑賞。ほとんどが原作有りだったので、原作も読みたい。 読んだ本の数:34冊 読んだページ数:10332ページ ナイス数:715ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/830783/summary/monthly/2024/2

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2024年3月の感想・レビュー一覧
35

れいあ
ネタバレホーソーンシリーズ4。ロンドンのボードヴィル劇場での公演に絡んで起きた殺人事件で作者本人が逮捕されてしまう。ボードヴィル劇場はアガサ・クリスティ「ひらいたトランプ」の戯曲版が初演された劇場で、ホロヴィッツ脚本の「マインドゲーム」の初日が明けたばかり。早々にホロヴィッツが逮捕されてしまったのでまさかホーソーンだけで調査するの?と思ったけど、そこはちゃんとバディで動いて最後は舞台上での推理披露まである。虚実のないまぜ具合が絶妙で面白かった。シリーズ10まで予定されているのでこれからも楽しみ。
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れいあ
ネタバレシリーズ4、完結編。分かりにくい文章はいつもの通りだが、和歌についてちょっと詳しくなれた。大河ドラマでタイムリーなあの方は長生きだったのねえと意外に思ったり、貴族の政は説明されてもよくわからないなあとか、当時の物見遊山って命がけなのねとか色々楽しめた。
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れいあ
ネタバレ作者と同名の"僕"の語りによる短編集。一応連作短編っぽい作りになっているが、全然バラバラの物語を読んでいるような印象もある短編集。タイトルは標題作が一番目を引くけど、標題作より書き下ろしの「偽物」の方が面白かった。山本周五郎賞受賞エッセイ付き。
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れいあ
ネタバレ本好きの下剋上5-6。中休み+状況追加説明の回。エルヴィーラの母心に涙。ハルトムートの狂信振りが本当にナゾ。謎と言えばディートリンデも、傲慢なのに騙されやすくて情に流されやすいところもあって、よく今まで貴族社会で無事に生きてこられたなあと不思議。
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れいあ
ネタバレ本好きの下剋上5-5。王族が続々と登場。感じ悪い人が多いな。商人モードのローゼマインはマインに戻ったみたいでいつも面白い。ヴィルフリートもカルステッドもマインの出自を知っていながら、ちゃんと自分の娘として接していて好感度高い。
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れいあ
ネタバレ江戸川乱歩の未完の推理小説「悪霊」に著者が解決編と"なぜ未完のまま放置されたのか"の謎解きを追加。乱歩執筆部分は起承転結の起を盛り上げるだけ盛り上げて〈もう書けません、ごめんなさい〉してしまっているので、当時の読者は〈そりゃあ殺生な〉となっただろうなあと気の毒に思う。
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れいあ
ネタバレ推理カルテシリーズ。小鳥先生辞めちゃうの?!というプロローグから、小鳥先生と鷹央先生の知識を合わせて初めて解決できた最後の事件まで面白かった。オマケの掌編で、そういえば小田原先生ってこんな人だったとか、熊川先生や墨田先生もいい人そうだなとかそれぞれのキャラを再確認できた。
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れいあ
ネタバレちびねこ亭シリーズと似た雰囲気だが、こちらは亡くなった人が生前にセッティングしていたお茶会に招待される形。生前予約から〈この人は亡くなっちゃうのかあ〉と思いながら読み進めるのは辛かったが、最後は生きている人から生きている人への優しい気持ちの受け渡しになって、落ち着いた気持ちで読み終えることができた。
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れいあ
ネタバレSFマガジンで一部読んでいたが、通しで読んで、あれはそういうことだったのかと再認識。地球が荒廃し、恐竜とネコとイヌが人型に進化してヒトと共に銀河連邦に所属している未来というSF設定だが、村山ワールドはそのまま。ケンタッキーのおじさんの話がよかった。
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れいあ
ネタバレア・フェイリア(失敗)国で大洪水が起き、逃げ出してしまった国家元首のスプリーマの替え玉になるという最高(スプリーム)のウソを吐いて災害に立ち向かうメイドのグローリア(栄光)。1927年に実際に起きたミシシッピ大洪水をモデルにした話。表紙絵はかわいらしいタッチだが、かなり悲惨で過酷な描写が含まれる。言葉遊びが随所にあるのが児童書っぽい(でも英語だけでなくギリシャ語・ラテン語の知識も必要な難問)。新聞のアナグラムは結構難しかった。ゴールデンレトリバーのデイジーが癒しキャラ。
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れいあ
ネタバレ小余綾(こゆるぎ)俊輔シリーズ3。民俗学ミステリー。道祖神や括り猿の風習から猿田彦神の正体・天皇の血統問題と話がどんどん広がっていくのが面白かった。記紀をちゃんと読んでいたら、もっと楽しめそう。
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れいあ
ネタバレシリーズ3、完結編。うーん、なんか込み入った話だった。玲瓏(こおり)とうふは透明な寒天に白いお豆腐が浮いていて涼しげで美しい。味はどうなんだろう、一度食べてみたいなあ。鮑をすりおろすところはギャーッとなった(前巻でもギャーッと言った気が…)。
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れいあ
ネタバレしゃばけシリーズ第2話『かたごころ』、今回の連載は怪し達が毎回謎解き勝負をする趣向のよう。二刀流でマグロを捌く凛々しいおしろさんの扉絵。「成瀬は信じた道をいく」の成瀬による大津観光案内はカラーで楽しかった。ミシガンに乗りたくなる。万城目学『あの子と休日』後編。先月号の前編では超能力疑惑、今号の後編はクイズ大会でワチャワチャと楽しそうだった。
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れいあ
ネタバレトリックがユニークと評判なので気になっていた本。こういうのは楽しくて良い。途中で最初から全てのページをめくってみたくなるところとか、最後のページの仕掛けもよかった。出版に関わった人全ての執念を感じる。
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れいあ
ネタバレ毎年お正月号恒例の畠中恵・しゃばけシリーズの連載開始(「なぞとき」)。今回は短編、顔面血まみれの佐助の登場から始まる(口絵が怖いことになってる)、若だんなが元気に楽しく謎解きしているのが嬉しい。今号は短めの読み切りが多くて、ちょこちょこ読みがしやすかった。
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れいあ
ネタバレ「同志少女よ、敵を撃て」の作者。今回も印象的なタイトル。前作と同じ第二次大戦という時期が選ばれているが、今作ではドイツの一般市民が描かれている。エーデルヴァイス海賊団のことは知らなかったが、ただ単に野外キャンプをしたり集まって倶楽部活動をしたりジャズを聴くことが重大な罪とされ、冗談一つで死刑になってしまう社会が、善良な市民の無関心という形で支持され維持されていたという重い現実が辛い。〈知らなかったからといって、関係なかったとは言えない〉、80年前のドイツでの出来事が現代の私たちに繋がっている気がした。
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れいあ
ネタバレアクエンアテン(ツタンカーメンのお父さん)の葬儀でアクエンアテンのミイラが瞬間移動してしまう騒動が起きる。盗まれた自分の心臓を探すため復活したミイラのセティが、その謎解きに挑む(設定が交通渋滞)。復活したセティが墓から出てきた時の墓守との惚けたやり取りが面白かった(〈怪しい奴、何者だ!〉〈あっ、復活したミイラです〉〈おおそうでしたか、それは失敬、いってらっしゃい〉みたいな雰囲気)。ちょっとは驚こうよ。謎解き部分はイマイチ。普通に歩き廻るミイラと、それに驚かないエジプト人を楽しむミステリー。
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れいあ
ネタバレ主人公は天才的な頭脳を持ちながら、家から出たくがないために巨額の借金を背負うことになった引きこもりという設定のはずなのに、借金返済の条件として事件解決を依頼された途端〈事件現場へLet's go!〉とあっさり外出するのでびっくりというか肩すかしというか。というわけで、安楽椅子探偵ものではなく普通の探偵ものとして楽しむ。明るくてグイグイくるお母さんが面白いのと、お母さんを味方につけるためホルツマンが毎回持参するお土産の甘味が美味しそうだった。
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れいあ
ネタバレシリーズ11。前巻は驚きのハードボイルドだったけど、いつものようなちょっとした不思議の謎解き系に戻った。身体が思うように動かなくなっていく老いの切なさにちょっと元気を失くしたり、昔を懐かしく思い出すのと同時に過去の苦さを噛みしめたり、若い人の人間関係のゴタゴタを心配しつつも遠くから見守ったりするお草さんと一緒に過去から現在まで遠く旅したような気持ちになる。スッキリしないモヤモヤが残ったとしても人生は続いていく。お草さんと由紀乃との会話が好き。
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れいあ
ネタバレシリーズ2。中編2編。今回は笛の中の方は裏方で、みくの十手持ちとしての成長に焦点が当てられている。みくのお母さんは殆ど安楽椅子探偵なんだけど、みくの成長の為ヒントしか出さないのが心憎い。みくをモデルにした戯作は観てみたかった。人形浄瑠璃と歌舞伎の両方見比べらるのはいいなあ。普段同心仲間からおじいちゃん扱いされている江面可児之進様は、考え方に一本筋が通っているし、実は剣を使うと滅法強くて、みくの頼もしい後見人。養子を迎えて、今後も活躍が楽しみ。SF方面からの解説も面白かった(解説者:杉江恋松)。
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れいあ
ネタバレ標題作を含む中編2編。標題作は表面を取り繕っている人々のすぐそこにある絶望が不穏で怖い作品。誰が何をしているのかわざと分かりにくく書かれていて、ストーリーや主人公の心情には沿えない感じ。「アキちゃん」の方は、ずっと読みやすい文章だが、主人公の暗さに辛くなってしまった。
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れいあ
ネタバレシリーズ39。天保から弘化に変わる年の〈のどかや〉の一年間。ずいぶん明治が近づいてきた。今まで出てきた料理が季節ごとに紹介されて、縁のあった人もほとんど全員訪れてまるで最終回のようだった。富山の薬売りが活躍。終盤の大川端の場面はおわら節を聞きつつ読んだ。
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れいあ
ネタバレ新シリーズ(?)。思い出を料理で再現するところは〈おもかげ堂〉シリーズに似ているけど、こちらは最初のお客さんを除いては普通に料理そのものを再現するだけで細工もなく不思議も起きない。思い出料理を頼んだらすぐに瓦版に詳細が載ってしまうのは嫌だなあ。ちゃんとネコも登場。
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れいあ
ネタバレ書評集。小説、絵本からビジネス書、科学書、ルポルタージュまで幅広い分野の書籍が紹介されている。まずなんと言っても宮部みゆきの文章が面白い。自分では絶対手に取らないような本も、宮部さんのフィルターを通すと面白そうに思えてくるから不思議。
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れいあ
ネタバレ〈珈琲店タレーラン〉シリーズの作者。ミステリー作家の叔母の遺作にある削除されたエピソードの痕跡を探すため、姪がゲラを読み直していくという設定は好きで、それなりに面白く読んだが、帯の「反転、反転、また反転!」は煽り過ぎで、〈帯で言っている程ではなかった〉と思ってしまったのが残念(最近そういう帯が多い気がする)。相貌失認症とか身体醜形障害について詳しく知ることができた。
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れいあ
ネタバレ短編5編。どの作品にも霊的なものが出てくるが、オカルトというよりファンタジー寄り。ただ、「占い師」だけは呪いのパワーが強すぎてホラー寄り。「コロナと潜水服」、潜水服って相当な重さのはずなんだけど、妊婦さんがどうやって買って持って帰ってきたかが気になってしまった。自宅から公園まで着て歩いて行けるくらいだから軽量タイプなのか?とか、本筋とは全然関係ないところで思考がグルグルしてしまった。
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れいあ
ネタバレ主人公は女子高生の成瀬あかりだが、西武大津店が準主役級の存在感。取り壊されたあとでもなお登場人物たちに影響を与えている。印象的なデザインのデパートで、設計者は菊竹清訓、江戸東京博物館を設計した人だった。西武池袋本店も登場。成瀬はこのままの勢いで世界に行きそうなので楽しみ。琵琶湖の〈ミシガン〉は、ミシシッピ川の写真とかでよく見る外輪船で素敵だった、
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れいあ
ネタバレ思わせぶりな表紙絵。これで完結なの?とちょっと拍子抜け。まあ、魯明庵と直接対決をしてけりが付いたと言えば付いたんだけど。最後なのにあまり美味しそうなものが出てこなかった。目黒にある土産物屋の〈じろみの婆さん〉が面白いキャラ(無愛想だが同心のだんなや岡っ引きの親分よりも鋭い観察眼と洞察力)だったので、どこかでまた登場しないかな。
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れいあ
ネタバレ事件カルテ2出版社移籍改訂版。小鳥先生が天医会総合病院に来てから9か月。清和総合病院に入院中に殺人事件の容疑者となってしまった鴻ノ池舞の容疑を晴らすため、小鳥先生が清和総合病院に潜入。その為に小鳥先生を一旦クビにするって、鷹央先生の相当な荒業。派手な事件だった。珍しく萎らしい舞を見られる。オマケの掌編は、舞を励ます小鳥先生。舞の体力が凄い。
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れいあ
ネタバレ紫式部本人による「紫式部日記」の解説と現代語訳(抄訳)という体裁の一人称小説。事あるごとに〈グルーミィ、グルーミィ〉と言う割には捌けた印象の紫式部さん。用語解説が分かりやすかった、紫式部さんの説明が上手い。表紙の紫式部がカフェに馴染んでいて面白い。
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れいあ
ネタバレ事件カルテ1出版社移籍改訂版。小鳥先生が天医会総合病院に派遣されたばかりで(なので、鷹央以外の人にはちゃんと小鳥遊先生と呼んでもらってる)、まだ鴻ノ池がいないのでコメディは少なめ。コロンボもどきの桜井刑事もまだどことなくよそよそしい。鷹央先生を子供の頃からよく知る人物が二人も亡くなって、鷹央先生も辛かっただろうな。オマケの書き下ろしで鴻ノ池登場。
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れいあ
ネタバレシリーズ3。〈江戸の佐賀なんてあるんだ、へえ〉と思ったら、永代橋の辺(深川側)だそう、時代小説によく出てくる所。地名の謎って面白い。河童のミイラの話は、ご先祖さまのいい話風にまとめられていたけど、これって手放しで素晴らしいと言えないのではとモヤモヤ。このシリーズはよく秀吉が出てくる、土木工事好きだったからかな。
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れいあ
2020年、コロナ禍中にザハ・ハディドデザインの国立競技場でオリンピックが開催されたパラレル東京。ザハさんの建築を検索してみたら、曲線を多用しサグラダ・ファミリアのような植物的内観をもつ建物や、それとは対照的に直線的でトゲトゲしたデザインの建築もあって面白かった。そのザハデザインの競技場へのアンサーとしてのタワーはどんなものだったのかな。一見絵のような、加工された写真のカバーは、ひどく具体的なのに非現実的なシュールレアリスム絵画みたいでこの作品に合っていると思った。
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れいあ
ネタバレ藤堂比奈子シリーズのスピンオフ、児玉永久編。16歳になった永久が、自分が犯した罪の本当の意味を自覚し始めて、混乱したり怒ったり怖くなったりしながらもがいて成長していくのを見守る野比先生の目が優しい。とは言え、犯した罪があまりに大きいので単純なめでたしめでたしにはならないけど。東京駅おもてうら交番シリーズの恵平と比奈子の共演で本当のラストだなあと感慨深くなった。
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れいあ
ネタバレシリーズ15。新宿駅付近を中心に捜査が進むが、実在のビルを彷彿とさせる描写で〈今あそこからあっちを見ているのか〉とか想像しやすかった。塔子があわやという危機もあってドキドキした。切断された手とか出てくるのは苦手だなあ。ゲームマスターから塔子へ接触があったので、直接対決が近そう。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2018/01/22(2337日経過)
記録初日
2018/01/01(2358日経過)
読んだ本
2891冊(1日平均1.23冊)
読んだページ
821165ページ(1日平均348ページ)
感想・レビュー
2891件(投稿率100.0%)
本棚
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自己紹介

ミステリーとファンタジーが好きです。

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