子供の頃に読んでいたのを思い出して図書館で探すとありました。西部開拓時代のアメリカ。女は淑やかに、という時代に男兄弟に混じってわんぱくに育ったキャディーの1年間の出来事を描いています。「大草原の〜」シリーズより厳しさは少ないものの、なんでも自分たちでつくり出す生活。自然の中、のびのび生きているキャディーにいろいろな出来事が降りかかるも正義感と愛情で乗り越えていく様子が爽やかで気持ちがいい本でした。処分したのが悔やまれます。

テロをなくすための手段は戦争や空爆じゃない。テロリストや予備軍となりうるギャングを社会復帰させ、一市民として生きられるよう取り組む活動をされている著者。砂漠に一滴ずつ水を注ぐような全く終わりの見えない取り組みで、いやいや無理でしょ、と思いながら読みすすめるも最後にはこれしかないのかもと思わされる。信仰心が高じてテロリストとなる人には通じないかもしれないが、貧困や差別から脱却したくて組織に入る人も多いのだと。社会が人をテロリストにさせてしまうのなら、遠い自分とは関係ない国の話だなんて誰が言えるだろう。

国際刑事裁判所を知るための本。今年、赤根裁判官が日本人初の所長に就任したとのニュースが話題となっていましたが、このような組織だったとは。世界中で紛争や人権侵害が起こるなか、大国の妨害に負けず活動していって欲しい。今本当に必要とされていると思うのです。

学芸員ってどんな仕事をしているの？を動物４コマ漫画で楽しみながら知ることができました。学芸員だと思っていた人は看視員だったんだ。バックヤードを知れるのはとても面白い。しかし待遇がなかなか辛いですね。ここは改善していかないといけないところ。そういった方々の努力で今私たちが鑑賞できているのは本当にありがたいな、と思います。

新聞は毎朝読んでいるが、ちゃんと読めているのか？と思うところもあり本書を読んでみた。1992年発行なので古さは否めない。湾岸戦争や昭和天皇崩御の辺りは懐かしさをおぼえ楽しく読めた。しかし新聞の休刊も次々発表されている現状との解離が大きいので、本書の対象とされる今の高校生には内容の理解は(難易度の点ではなく)難しいのでは？と感じる。

こちらも書店でいただきました。ブルーバックスはあまり読んだことがないのですが、これを機に挑戦してみようと思います。「ブルーバックス編集部員がすすめる60冊」より、「科学者はなぜ神を信じるのか」「新体系・高校数学の教科書」を。