学生時代はラグビーにうちこんでいた新人警官：柿田亮、六ヶ月の初任教養研修を終え某警察署の地域課での活動がスタートした。現場研修的に次々と配属先が変わって、警察官のあり方に悩みながらも経験を積んでいく。やがては機動隊へ、そしてSAT（特殊急襲部隊）へと自己のあり方を求め自己を高めていく成長物語。警察小説にありがちな生々しい事件性はほとんどみられず、警察組織の中での研修を重ね悩みながらも前向きに主人公が成長していく姿が清々しく描かれています。今まで読んだ今野作品とは色合いが違っていて新鮮でした。

　学生時代はラグビーにうちこんでいた新人警官：柿田亮、六ヶ月の初任教養研修を終え某警察署の地域課での活動がスタートした。現場研修的に次々と配属先が変わって、警察官のあり方に悩みながらも経験を積んでいく。やがては機動隊へ、そしてSAT（特殊急襲部隊）へと自己のあり方を求め自己を高めていく成長物語。警察小説にありがちな生々しい事件性はほとんどみられず、警察組織の中での研修を重ね悩みながらも前向きに主人公が成長していく姿が清々しく描かれています。今まで読んだ今野作品とは色合いが違っていて新鮮でした。