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2024年10月の読書メーターまとめ

ねんまに
読んだ本
10
読んだページ
4538ページ
感想・レビュー
10
ナイス
130ナイス

2024年10月に読んだ本
10

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ねんまに
初めて読んだ作品があまりにも酷かったので見切りをつけかけていた恩田陸ですが、念のためもう一冊…で読んだこちらは良かった。まあドタバタコメディではあるけど、サウンドノベルの「街」が好きな人にはたまらないでしょう。東京駅という広大な空間を舞台にしたザッピングシステム導入の群像劇です。色々ツッコミどころはありつつも、ギャグだから野暮なことは抜きで楽しめばいいってものですね。きれいに話もまとまってよかった
が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
10

ねんまに
恐ろしく格好いい文体と表現に一発でやられた。しかし内容自体はキリスト教への深い示唆に富んでおり、抉るような批判と悔悛が心地よい。行き過ぎた暴力と性の表現は大半の読者をふるい落としてしまうだろうが、そんなことは意に介さないとでも言わんばかりのまさにこの作者にしか書けない小説だと思う。芥川賞も頷ける。
が「ナイス!」と言っています。
ねんまに
半沢直樹3作目。結局構造は単純な話なので、さすがにそろそろネタ切れするかな?と思ったけど、今作も良かった。相変わらずスッキリさせてくれるぜ!今回は出向先からの逆襲ということで中だるみを見事に避けてくれました。次回も期待
が「ナイス!」と言っています。
ねんまに
遂に長きに渡るグインのシルヴィア救出劇が幕を下ろします。いやー長かった。そしてこれは外伝だけど必須で読んでおかないと本編が分からなくなるやつです。しかしシルヴィアはホスト狂いの女みたいでやっぱりきついなあ。なんでグインが惚れてるのかの理由はずっと明確にされないままなので余計にもやる
が「ナイス!」と言っています。
ねんまに
初めて読んだ作品があまりにも酷かったので見切りをつけかけていた恩田陸ですが、念のためもう一冊…で読んだこちらは良かった。まあドタバタコメディではあるけど、サウンドノベルの「街」が好きな人にはたまらないでしょう。東京駅という広大な空間を舞台にしたザッピングシステム導入の群像劇です。色々ツッコミどころはありつつも、ギャグだから野暮なことは抜きで楽しめばいいってものですね。きれいに話もまとまってよかった
が「ナイス!」と言っています。
ねんまに
宮部みゆきは「火車」が微妙だったのでそれ以来読んでなかったのですが、これは面白かった。今読んでも古臭さを感じないし、ストーリーの整合性もよく取れてる。まああえて言うと「レベル7」自体にはそこまで意味がなかったのがアレでしたが、まあそれくらいは全然よいかな。やっぱり1作だけで判断するのは危険と再認識。
レベル7
yokey
2024/10/21 22:09

全く同じ感想でびっくりしました 笑

が「ナイス!」と言っています。
ねんまに
タイトルがつまらないので微妙かなと思ってたのですが、なかなか楽しめました。奈良の山奥で集団生活をする謎の団体への潜入調査、というシチュエーションがまず良い。色んなうんちくが語られるのも興味深くて面白い。トリック自体は捻りすぎてカタルシスに繋がりにくかったけど、仕込んでくる心意気は好きです
が「ナイス!」と言っています。
ねんまに
もっと早く読んでおくべきだったなあ…と思うほどには面白すぎる。斎藤道三を主役に据えるところがまた憎い。天下統一は信長、秀吉、家康の系譜で語られがちですが、本当の意味でこの流れの元となってるのはやはり道三なのであり、彼の人生が語られるのはそれだけで嬉しい
ねんまに
2024/10/17 07:56

おぎぎさん コメントありがとうございます!道三のお墓、現存するんですね!? 岐阜にあるのかな?岐阜ならそんなに遠くないし、今度行ってみます!

おぎぎ
2024/10/17 14:05

岐阜市にありますよ!道三塚で検索してみてください。私はついでに菩提寺にまでお邪魔しました(笑)岐阜市内に道三の史跡が色々残っていて読後の余韻に浸れます。ねんまにさんも良かったら(^^)

が「ナイス!」と言っています。
ねんまに
基本的には非常に面白い作品ではあるのですが、あまりにもきれいすぎる話…というのが僕がいつも葉室麟作品に抱く感想です。林真理子は好きではないですが、直木賞選評にあった「主人公らが清廉すぎる」という言葉には同意です。清らかすぎる主人公は時にご都合主義な展開の一つのパーツともなってしまうので…。とりあえず、秋谷さんの奥さんは可哀想では?と思った
が「ナイス!」と言っています。
ねんまに
ただただきらびやかで、政治力に長け、人を人と思わぬ権力の虜のような男…という藤原道長のイメージを覆し、彼もまた一人の人間だったのだということを理解するには素晴らしい作品。ですが、ちょくちょく作者解説みたいな文章が挟み込まれるのが没入感を削ぎ、炎環と比べると小説としての完成度はだいぶ落ちてしまう気がした。ていうか紫式部との恋愛ってそんなにしてなかったんですね
が「ナイス!」と言っています。
ねんまに
物語も終盤に差し掛かり、英傑たちが次々と命を落としていきます。が、みんな思いのほかしょぼい最後で愕然としてしまった…ある意味リアルではあるけど、三國志って大半が創作なんだから、もっとこうドラマチックでもいいのでは…と思ったり…。孔明がここまで主人公化するとも思ってなかったので、この展開もびっくりですが、確かに話の主軸に据えるようなキャラも残されてないので仕方ないか
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2018/03/20(2431日経過)
記録初日
2013/11/10(4022日経過)
読んだ本
588冊(1日平均0.15冊)
読んだページ
208478ページ(1日平均51ページ)
感想・レビュー
563件(投稿率95.7%)
本棚
1棚
性別
血液型
A型
職業
クリエイター系
外部サイト
自己紹介

ゲーム開発者。ごくたまにWebライター。

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■2024年よかった本
①女の勲章/山崎豊子
②炎環/永井路子
③流浪の月/凪良ゆう
④Blue/葉真中顕
⑤自由研究には向かない殺人/ホリー・ジャクソン
⑥新史太閤記/司馬遼太郎
⑦流/東山彰良
⑧世にも奇妙な君物語/朝井リョウ
⑨it/スティーブン・キング
⑩尻啖え孫市/司馬遼太郎

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■2023年よかった本
①豊饒の海/三島由紀夫
②海と毒薬/遠藤周作
③疒の歌/西村賢太
④苦役列車/西村賢太
⑤春にして君を離れ/アガサ・クリスティ
⑥夜啼きの森/岩井志麻子
⑦熱源/川越宗一
⑧クリーピー/前川裕

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■2022年よかった本
①二つの祖国/山崎豊子
②絶叫/葉真中顕
③燃えよ剣/司馬遼太郎
④破船/吉村昭
⑤陸奥爆沈/吉村昭
⑥日の名残り/カズオ・イシグロ
⑦身の上話/佐藤正午
⑧仮装集団/山崎豊子
⑨クラインの壺/岡嶋二人
⑩最後の証人/柚月裕子

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■2021年よかった本
①竜馬がゆく/司馬遼太郎
②しゃぼん玉/乃南アサ
③コンビニ人間/村田沙耶香
④消された家族/豊田正義
⑤花嫁/青山七恵
⑥容疑者Xの献身/東野圭吾
⑦探検家の日々本本/角幡唯介
⑧聖母/秋吉理香子
⑨光圀伝/冲方丁
⑩坂の途中の家/角田光代

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■2020年よかった本
①沈まぬ太陽/山崎豊子
②狗賓童子の島/飯嶋和一
③八日目の蝉/角田光代
④大地の子/山崎豊子
⑤小さいおうち/中島京子
⑥凶悪-ある死刑囚の告発-/「新潮45」編集部
⑦繭/青山七恵
⑧極夜行/角幡雄介
⑨運命の人/山崎豊子
⑩僕が殺した人と僕を殺した人/東山彰良

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■2019年よかった本
①白い巨塔/山崎豊子
②不毛地帯/山崎豊子
③海底二万里/ジュール・ヴェルヌ

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