新型コロナが流行の兆しを見せ始めた不安な時代に、制約ばかりの学生生活の中で、何が出来るかを真っ直ぐな心で探す中高生達。それぞれの心の動きも丁寧に描かれていて、コロナ禍なのに、びっくりするほど爽やかです。綿引先生の言葉「子ども達は、僕が手伝ったり助言するまでもなくそれぞれに動いて、きちんと自分たちでつながりましたから」が、ぐっときました。自分も旅先で見た満天の星を思い出しながら読みました。

図書館本。御用人本採用のテストでもある今回の御用は、長編で読み応えたっぷりでした。やっぱりこのシリーズは良いなぁ。悩みながらも誠実に思慮深く御用を務めていく良彦の思いやりに溢れた解決に心洗われつつ、神様のあれこれを自然と教えてもらえています。そして舞台となった神社に行ってみたいなぁと毎回思います。名草山は、数年前紀三井寺の秘仏ご開帳の時に紀三井寺から登りましたが、青い海と島の景色が最高でした。その時は名草戸畔の姉弟や黄金と大国主神が語らった場所とは知らずでした。

新型コロナが流行の兆しを見せ始めた不安な時代に、制約ばかりの学生生活の中で、何が出来るかを真っ直ぐな心で探す中高生達。それぞれの心の動きも丁寧に描かれていて、コロナ禍なのに、びっくりするほど爽やかです。綿引先生の言葉「子ども達は、僕が手伝ったり助言するまでもなくそれぞれに動いて、きちんと自分たちでつながりましたから」が、ぐっときました。自分も旅先で見た満天の星を思い出しながら読みました。