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2024年10月の読書メーターまとめ

一会
読んだ本
8
読んだページ
2849ページ
感想・レビュー
8
ナイス
133ナイス

2024年10月に読んだ本
8

2024年10月のお気に入り登録
2

  • 轟直人
  • azi_tarou

2024年10月のお気に入られ登録
3

  • 愛の伝道師カロン@汚い物は、熱湯で消毒しますよっ
  • 轟直人
  • azi_tarou

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

一会
とにかく各短編の最後の一文(特に『玉野五十鈴の誉れ』は鮮烈!)が強烈などんでん返しが魅力なのだけど、単なるビックリ箱的な作品ではなく、各編濃厚なドラマと謎解きと悪意に満ちていて恐ろしいけど魅力的。各編を繋ぐ「バベルの会」の存在も相まってこれ一冊で一つの世界観を築いているような作品で忘れられそうにない。
が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
8

一会
外国人から見た日本における日常の謎と謎解きが、見慣れた物へいい意味でも悪い意味でも新しい見方を与えられて、という内向きの、一人の少女を通し彼女が来た一つの(そう一つの)国を知っていくという外向きの、二つの作用による異文化交流物として面白いのだけど、その先にあるのは非情な答えで、それを変えられた力なんてあるはずもないと知るまでの物語。そこから先に向かえるかさえわからないけど、そうしてほしいと祈る気持ちにった。
が「ナイス!」と言っています。
一会
無数の「答え合わせ」の末に主人公自身が出す解答が、目を覆いたくなるぐらい悲惨な物なのに、それを論理的に否定する根拠を思いつくのは極めて難しく、その上で生々しく痛切な主人公の視点にずっと読者が向き合う作品なので、読後感が本当に言葉にならない。二度と忘れられなさそうな作品。
が「ナイス!」と言っています。
一会
とにかく各短編の最後の一文(特に『玉野五十鈴の誉れ』は鮮烈!)が強烈などんでん返しが魅力なのだけど、単なるビックリ箱的な作品ではなく、各編濃厚なドラマと謎解きと悪意に満ちていて恐ろしいけど魅力的。各編を繋ぐ「バベルの会」の存在も相まってこれ一冊で一つの世界観を築いているような作品で忘れられそうにない。
が「ナイス!」と言っています。
一会
過去の過ちと現代の苦境。二つの時系列を行き来して描かれるのは人の事情や感情を無視して事件を「解決」しようとする事の罪。作品の始まりと終わりを一つの題材で描く一貫性と、安楽椅子探偵ならぬベッド探偵という特殊な舞台の面白さ。出会わずに(秋季とか異なる形で!)触れあう二人の暖かみと怜悧さ。後悔と清算のバランスが考え抜かれた事件の顛末と、二人の行く末。最終巻に相応しい傑作
が「ナイス!」と言っています。
一会
短編四本のうち三本に出てくる登場人物のおかげで「事件」を起こしたり、巻き込まれたり、「敵」の悪意に晒された時に普通はどう感じるのか、描かれそれによって主役二人の小市民らしからぬ姿が改めて浮き彫りになる。単独の作品としても番外編としても面白かった。
が「ナイス!」と言っています。
一会
事件の解決以上に人間関係の方に読者の興味が行きそうな作品なのに、主人公二人のある種の非人間性(人間失格とか作中で言われているけど)が改めて(そう改めてなのである)明かされて終わるのが凄まじい。完全な成功は出来ず、自制も出来ず、そんな自分を叩きのめされる事さえ望みながら、そんな自分を受け入れる、終わってみると青春作品そのもののテーマだった。
が「ナイス!」と言っています。
一会
主人公二人が新しい相手と交際を始め、季節は移り変わり物語も新たなシーズンになってるようで「なっていない」のが小市民を目指している(つまりいつまで経っても小市民になれない)この二人らしく、ここまで付き合ってきた読者的には最高である。しかし一人称の半分までもらっているのに色んなものが足りないとわかってしまう(一人称なのに!)瓜野くんの哀れさよ
が「ナイス!」と言っています。
一会
これまで描かれてきた「彼女」の行動原理を考えると何もおかしくなく、だからこそ恐ろしい「真相」と、それを呼び水にするようにして明かされる彼の歪み。二人の関係の歪みがもたらす必然の破綻が圧巻だった。「痴話喧嘩すらできない」二人の行く末は。ここでシリーズが折り返しになるのも素晴らしく、単独の作品としてもシリーズ長編としても本当にすごい
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2010/12/31(5075日経過)
記録初日
2011/01/01(5074日経過)
読んだ本
1201冊(1日平均0.24冊)
読んだページ
265876ページ(1日平均52ページ)
感想・レビュー
844件(投稿率70.3%)
本棚
0棚
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