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2024年10月の読書メーターまとめ

minami
読んだ本
7
読んだページ
2608ページ
感想・レビュー
7
ナイス
404ナイス

2024年10月に読んだ本
7

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

minami
ネタバレタイトルからして気持ちを強くして読み始めた。暴行の後の残る無惨な遺体。この殺人事件から遡ると集団レイプ事件に繋がっていく。被害に遭った女性、その家族の消えない傷痕を目の当たりにして心がかき乱された。自分の罪を認めて謝ることすら出来ないのかとやり場のない怒りが常にあった。事件を追ううちに、過去の哀しい事件までもが明かされて、驚きとさらなる苦しみが迫る。言葉一つ一つの使い方によって、社会のあり方を縛ったり方向つけたりする大きな力となるという作者の意思を強く感じた。最後のサプライズに歓喜。明るい兆しが良かった。
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2024年10月にナイスが最も多かったつぶやき

minami

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が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
7

minami
この作品好きだな、どんな作家さんなんだろう。そう思ってからエッセイを手に取ることが多い。でもいきなりエッセイから読んでしまった。表紙が素敵、そしてタイトルはメアリーポピンズのミュージカル映画に出てくる曲名とのこと。狙ったわけではないけれど、どうも今月は一人イギリス祭りだった。エッセイ後半にもイギリスの旅について書かれていた。自分をしっかり持っている方と理解した。コロナ禍の生活で幼い息子さんやパートナーや母親との関係がさっぱりしていて、私は好感度大だった。日々の暮らしを大切にされてクスッと共感。楽しかった。
ちーちゃん
2024/11/01 20:54

minamiちゃん、ステキな感じ伝わってきました…ぜひ、私も読みたいよーん♡

minami
2024/11/02 09:27

ちーちゃん、自分軸がしっかりある方だったよ!小説も読んでみたい📕

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minami
ネタバレ『葉桜の季節に君を想うということ』で最後まで楽しませていただいた(騙された)ので一字ものがさないよう読んだ。でもやっぱりきちんと騙された。タイトルの「それは令和のことでした、」の読点が何だか効いている。どの短編も令和の時代ど真ん中で、後味苦いものからすっきり霧が晴れたような読後感もあり、いろいろな味の物語を楽しんだ。「彼女の煙が晴れるとき」が特に好みだった。何かおかしいと思いながら最後に明かされ驚く、その感覚が本当に楽しい。結末が気になって先へ先へどんどん読み進めたくなる短編ばかりだった。また騙されたい。
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minami
ネタバレ13才のアニエスとファビエンヌ、二人の少女のこの年頃だからこその危うさに気持ちが持っていかれた。楽しさや朗らかさはちっとも感じられない。そわそわハラハラしながら読み進めた。大戦後である1954年 、二人はフランスの田舎での貧しい暮らしの中、ゲーム感覚で物語を編み出していく。二人の共同作業だ。この辺りから物語の行く末に不安しか感じられず、果たしてどちらに転ぶのか見守るような気持ちでいっぱいだった。でも南仏の爽やかな風に(行ったことはないけれど)包まれたような読後感だった。不思議と最後は明るさが感じられた。
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minami
ネタバレ登場人物、一人ひとりの個性や性格が深く書き込められていて、まるで映像を見ているように物語が入ってきた。イギリス南西部のノース・デヴォンで起こった殺人事件を捜査する刑部、マシューが本当に素晴らしかった。両親と疎遠になっていた理由や彼の結婚相手 ジョナサンの運営する施設。犯人探しをするよりも、事件の背景やしがらみについてじっくり考えながらの読書だった。ダウン症の女性が何人か登場する。知り合いのダウン症の女性を思い出しながら読み進めたので、胸が張り裂けそうな哀しみにも襲われた。美しくもあり心が揺さぶられる物語。
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minami
ネタバレタイトルも表紙の女性も意味深な感じ。登場人物もかなり多い。1930年代のロンドンで起こる女性殺人事件を追う新聞記者フリントと名探偵レイチェルとの関係性が穏やかでなく何だか落ち着かない。そして合間に挟まれるある女性の日記も読み進めると後半に驚きが待っていた。レイチェルは、初っ端から極悪な姿をいきなり現すから、一体どんな展開がになるのかわくわくした。フリントの心が折れないかも心配だったけれど、次作もあるようなので彼の成長をぜひ確かめてみたい。古典的要素も本作の軸になっているらしい。読みたい作品が増えてしまう。
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minami
ネタバレピザカッターやコーヒーサーバー、変わったところで錆び釘など、食にまつわる道具を絡めた短編集。子離れするのが寂しい母の気持ちがよく分かる。ふと気付いたゼリー型を見つけたら私も泣いてしまう。ピザカッターの企みを察する妻の鋭さにも共感、夫を手のひらの上で転がし、夫は転がされているのに何なら心地良く思っている。そんな夫婦関係と子供への温かい眼差しがとてもいい。人との関わりの中、いろんな気持ちが渦巻いて揺れ動く。ほっこり温まったりヒリヒリしたり狂気を感じて逆に冷めたり。どの短編も美味しかった。アクリルたわしが好き。
が「ナイス!」と言っています。
minami
ネタバレタイトルからして気持ちを強くして読み始めた。暴行の後の残る無惨な遺体。この殺人事件から遡ると集団レイプ事件に繋がっていく。被害に遭った女性、その家族の消えない傷痕を目の当たりにして心がかき乱された。自分の罪を認めて謝ることすら出来ないのかとやり場のない怒りが常にあった。事件を追ううちに、過去の哀しい事件までもが明かされて、驚きとさらなる苦しみが迫る。言葉一つ一つの使い方によって、社会のあり方を縛ったり方向つけたりする大きな力となるという作者の意思を強く感じた。最後のサプライズに歓喜。明るい兆しが良かった。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2018/05/16(2383日経過)
記録初日
2013/01/03(4342日経過)
読んだ本
852冊(1日平均0.20冊)
読んだページ
269451ページ(1日平均62ページ)
感想・レビュー
619件(投稿率72.7%)
本棚
72棚
性別
血液型
A型
職業
主婦
現住所
神奈川県
自己紹介

登録して7年目になりました。
ナイスやコメント、とても嬉しいです♪
ありがとうございますヽ(´▽`)/

また素敵な本に出会えますように。
どうぞよろしくお願いします♡

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