読書メーター KADOKAWA Group

2024年5月の読書メーターまとめ

たかこ
読んだ本
12
読んだページ
3094ページ
感想・レビュー
12
ナイス
1035ナイス

2024年5月に読んだ本
12

2024年5月のお気に入り登録
3

  • kana
  • ふじさん
  • あざみ

2024年5月のお気に入られ登録
3

  • kana
  • ふじさん
  • あざみ

2024年5月にナイスが最も多かった感想・レビュー

たかこ
生まれた時から貧困で、お金に苦労してきた主人公花。「どうやってまともな世界でまともに生きていく資格のようなものを手に入れたのか… みんながどうやって毎日を生きていってるのかがわからない」。お金の管理ができるというのは、生活力があるという事、だけど稼ぐ手段が限られる。いっそのこと、他人任せで自分のことなどよく考えられないぐらい頭が悪い方が苦悩は少ないのかも。花に課せられた苦労と言いがかりが切なすぎる。決して花が悪いわけではないのに。生まれた環境とか真っ当なSOSの出し方を知らないだけでこうなっていくのか…。
が「ナイス!」と言っています。

2024年5月にナイスが最も多かったつぶやき

たかこ

年度始めなこともあって、少なめ。でもどれも内容が良くて、選び抜いた9冊だったと思う! 特に『くもをさがす』西加奈子は、自分が癌だと宣告されたら、絶対にその日に手に取ることにすると決めた!ほどの出会い。 2024年4月の読書メーター 読んだ本の数:9冊 読んだページ数:2252ページ ナイス数:857ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/8764/summary/monthly/2024/4

年度始めなこともあって、少なめ。でもどれも内容が良くて、選び抜いた9冊だったと思う!
特に『くもをさがす』西加奈子は、自分が癌だと宣告されたら、絶対にその日に手に取ることにすると決めた!ほどの出会い。
2024年4月の読書メーター 読んだ本の数:9冊 読んだページ数:2252ページ ナイス数:857ナイス  ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/8764/summary/monthly/2024/4
おくちゃん🍎柳緑花紅
2024/05/01 13:22

こんにちは✨5冊共読ありました‼️あっという間に5月。爽やかな季節になりましたね🍀

たかこ
2024/05/01 16:24

おくちゃんさん、共読が5冊も!爽やかな季節になり、気持ちがはずみますね🌼

が「ナイス!」と言っています。

2024年5月の感想・レビュー一覧
12

たかこ
デーケン先生は1959年に来日し「死生学」を日本に広めた方、上智大学名誉教授。「悲嘆のプロセス12段階」を学ぶ中で生い立ちが気になったのでこちらの本を。神父となられる前の出来事、幼い妹の死、戦争での親友の死、ナチのエリート養成学校に行かないという選択、教会での図書係、日本26聖人のひとりルドビコ茨木との出会い、戦闘機の機銃掃射にあい九死に一生得た出来事…。「死への準備教育」「死を見つめることは、生を最後までどう大切に生き抜くか、自分の生き方を問い直すことだ。」。猫ガブリエルが良い。
が「ナイス!」と言っています。
たかこ
グリーフの勉強会で「悲哀とメランコリー(1916年)」の日本語訳を読んだが難解だった。この本は、小此木先生がフロイトの「悲哀の仕事」細かく丁寧に解説してくれているけれど、やっぱり難しい。それでもアウシュビッツやアイヌ、軍隊、戦争などでの対象喪失反応や、登場する人物像など理解は深まる。悲哀の仕事の分析、フロイト自身の夢分析などが興味深い。その後、グリーフの理論はたくさん出てくるけれど、悲哀が学問として理解されていく礎である。今は難しいと感じるが、定期的に読んで理解を深めたい。図書館で借りたけれど、後で買う。
が「ナイス!」と言っています。
たかこ
死にまつわる物語。視点を変えると違う死があったかもしれない。死にたくて死ぬ(はずだった)、衝撃の自死、戦地での死、夢で死ぬ、心残りがあるまま死ぬ、巻き添えになって死ぬ、道連れにされたのに生き残った…。どれもテイストが違って、短編全てが新鮮。読むと無理に死ななくてもいいかな、と思えるものばかり。旅行先は天国なのかな?最後の『SINK』が好き。かわいそうな人だと、勝手にラベルをつけるのは良くない!けど、視点を変えてくれる人もいたことが救い。
が「ナイス!」と言っています。
たかこ
とても興味深い事がぎっしりスッキリ詰まっていて、学術本なのにとても面白かった!「すべての転機は、何かの終わりから始まる(ブリッジズ, 1980)。」既存の生活様式の変化があった時に、転機のプロセスは始まっている。私たちが変わりたいという気持ちを持ったとき、何らかの答えを求めて動機づけられた状態の中で生活し、様々な出来事に出会うことになります。」そして、「私たちは語ることによって積極的に行動起こりくる出来事に意味を与え、偶然の出来事を必然の出来事に変えていくのであり、そのプロセスこそが生涯発達なのです。」
たかこ
2024/05/24 17:40

グリーフの勉強中。喪失は転機になる。その転機をどう語るか、どう捉えているか、物語を作ることは回復にもなるし、次にも繋がると感じている。転機は、ポジティブにもネガティヴにも受け止められるが、変化のプロセスを語ることは、自分を成長させていくことになると思う。やっぱり語り(ナラティブ)は面白い。

が「ナイス!」と言っています。
たかこ
出版は2000年、2022年の日本語訳を読む。「人が体験する打ちのめされるような喪失感(悲しみ)は、共感的な聴き手に話す(言葉を与える)ことによって癒され、人生のなかに主体的に位置づけることができる。また、喪失をその後に人生の糧にもできる。」喪失といえば、死別と捉えがちだけれど、実は様々な喪失がある。論文と異なるこの本には、喪失を体験した人々の経験を新聞記事や著作の中から選びぬいた引用文が多く、心の琴線に触れるものばかり。「読む人自らの経験に照らして本書の内容を理解する助けになる。」とある通り、私が一番
J D
2024/05/21 19:03

たかこさん、今調べたら「対象喪失」というタイトルで中公新書でした。小此木啓吾さんはあっていました!

たかこ
2024/05/21 21:10

JDさん、ありがとうございます。読みたい本に登録しました!

が「ナイス!」と言っています。
たかこ
『#黄色い家』川上未映子を読んでから、機能不全家族が自分の中でキーワードに。Pocheさんという心理カウンセラーさん、本名も経歴もわからない心理系の人を読むのは躊躇してしまうのだけど、読んでみたらとても優しさであふれていた。Pocheさんのカウンセリングやこの本で、癒されたり元気をもらえたりする人が多いのもわかる。「がんばれない人」の背景には、幼少からのささいな出来事の積み重ねがあって、言わなかったり、あきらめたり、耐える方を選択して大人になった人たち。この本が、自分軸をもつきっかけになるといいな。
が「ナイス!」と言っています。
たかこ
生まれた時から貧困で、お金に苦労してきた主人公花。「どうやってまともな世界でまともに生きていく資格のようなものを手に入れたのか… みんながどうやって毎日を生きていってるのかがわからない」。お金の管理ができるというのは、生活力があるという事、だけど稼ぐ手段が限られる。いっそのこと、他人任せで自分のことなどよく考えられないぐらい頭が悪い方が苦悩は少ないのかも。花に課せられた苦労と言いがかりが切なすぎる。決して花が悪いわけではないのに。生まれた環境とか真っ当なSOSの出し方を知らないだけでこうなっていくのか…。
が「ナイス!」と言っています。
たかこ
やってもやらなくても、選択して行動すること、そうすれば何らかの結果が出る。その結果を踏まえて、また選択して行動する。自分の行動の判断材料を得ること、それが自分のやる気になっていくのかな。行動しないと成長のチャンスが奪われる、「どうせうまくいかない」と予防線をはって生きるのも良いけれど、やってみたら予想に反してうまくいくこともある。「次もうまくいく」と自分への期待値をあげる。「1つの趣味を長く続けられる人は、やる気を持続させるコツを知っている!」趣味から職業になっているけれど、茶道を続けて30年!
が「ナイス!」と言っています。
たかこ
大人の私でも、あのコロナ禍の時はなんだったのか…と今になって思う。教育関係にいる私は、とにかく深入りせずに現場をまわすことだけに必死だった。今になってこうやって、子ども時代をコロナ禍で過ごした子たちの話を読んで、やっと当時の子どもたちの苦悩がわかったような気持ちになれた。(でも実際にはわからないのだと思う。)コロナ禍の時は、個の価値観が露わになった。その子の家庭、親の社会的背景や文化的背景で、受け止め方や対応の仕方が違った。今読めて、自分のコロナ禍の時の気持ちが整理できたことに感謝!
が「ナイス!」と言っています。
たかこ
〈場所〉と〈時間〉と〈生〉を描いた三編。どれも温かく包まれているような物語。日々の生活の中でのお気に入り、小さな選択、喪失、生きるってこういうことの繰り返しなんじゃないかな。大きな出来事もあれば些細な出来事も、どれも記憶となって自分の中に蓄積されていく。特に最後の芙美子のお話が好き。歳をとって、できないことが増えて、物忘れがひどくなって、痴呆が始まる…。記憶が曖昧になっても、過去を思い出とともにその瞬間瞬間を生きているのだと思う。喪失のない人生なんてない、今自分が当たり前に生きていることが幸せに感じる。
が「ナイス!」と言っています。
たかこ
グリーフの勉強会で「悲哀とメランコリー(1916年)」の日本語訳を読んだが難解だった。フロイトといえば、エス、自我、超自我など教科書の中でさらっと章立てされているのを理解している程度。この本では、フロイトが生きた20世紀、アインシュタインやマルクスが社会に与えた影響や戦争などの時代背景や、実験系心理学と臨床系心理学の交わり、その後の精神分析家の派閥の流れなどが大きくまとめられていてざっくり外側がつかみやすい。フロイトの自然論、人間論、文明論、文化論、社会論、宗教論の理解を持ってまた理論に戻って学ぶ。
が「ナイス!」と言っています。
たかこ
師匠が面白い本があるのよ、とおすすめしてくれた本。この年齢でこんなに柔軟に過ごせるのは、やはり日々の生活の積み重ねなのだと思う。シンプルで、自分の軸をしっかり持って、できるできないの範囲がわかっていて、充実している生活!とっても憧れる。私もこんな80代がすごせたらいいなぁ。年をとることが楽しめるようにこれからも過ごしていきたい。
mike
2024/05/01 20:50

この方の気負わないスタイルが素敵です。団地住まいと言うのがまた親近感を感じます。

たかこ
2024/05/01 22:06

mikeそん、本当にこの方の生き方は素敵ですよね。私にもできそう、と思えるところがたくさんあったので、親近感がわきますね。

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2008/11/13(5856日経過)
記録初日
2007/12/07(6198日経過)
読んだ本
1692冊(1日平均0.27冊)
読んだページ
386678ページ(1日平均62ページ)
感想・レビュー
1147件(投稿率67.8%)
本棚
158棚
職業
その他
外部サイト
自己紹介

2006年からブログで読書記録を付けはじめ、現在は読書メーターさんの場をお借りして記録更新中。読んだ本を忘れないためにつけ始めた読書記録だけれど、記録をつけてもなかなか思い出せないことも…。
この10年ぐらいは、年に100冊のペースで読んでいます。

大学で日本文化を、大学院でキャリア心理学・発達心理学を学んだ影響で、五感や感性、人のこころについての本を読むのが好き。
茶華道歴30年。茶道と華道は自分の軸。着物も大好き。日本文化系の本多し。茶道・華道を習いつつ教えています。
マインドフルネスとグリーフケアの勉強中。グリーフサポートのファシリテーターとしても活動中。一服のお茶で癒しを届けたい。


一番のお気に入り 江國香織『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』

読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう