今月もたくさんのいいねをありがとうございました。2024年5月の読書メーター 読んだ本の数:12冊 先月からグリーフの勉強を始め、今は古典的な理論からグリーフがどう扱われてきたかを学んでいるところ。なので関連本多め。喪失を経験しない人なんていない。死について学ことは、生きることを考えることに繋がっている、と思うんだよね。https://bookmeter.com/users/8764/summary/monthly/2024/5
宵待草さん、コメントありがとうございます。たまにこの本に導かれることがあります。前回は、『西の魔女が死んだ』梨木香歩著でした。ターシャ・テューダーさんの自立した生き方には魅せられますね。おやすみなさい💤
「相互虚偽」認識=死が避けられないことを本人もスタッフも共に知っているのに、お互いに知らないふりをする。「オープン」認識=死が避けなれないことを本人もスタッフも知っていて、かつ双方がそれを行為により認めあう。それぞの認識の状態をさぐりあう、かけひきのような行動とその結果は、告知をしない場合には今も同じなのではないだろうか。
1995年、母に癌が見つかったとき、本人に告知はしなかった。その当時、日本の病院において癌は死に至る病であり、本人に告知をしないのが当たり前だった。結局、母には死ぬまで本当のことが言えなかったけれど、この研究のように探りを入れられたり、嘘をついてでも励ますことをしていたな…と思い出した。結局最期まで母には本当の病気のことは告げられなかったけれど、どこかの段階で自分は癌だってことは気づいていたと思う。でも、お互いに認め合うことはできなかったな…。
もうひとつ。ご覧になっていなければ、どうぞ。既読でしたら、ごめんなさい。 https://www.bookbang.jp/review/article/728009 原田ひ香(1970- )・北上次郎(目黒考二 1946.10.9-2023.1.19 )「初めて対談する二人が語る『神保町』」『ランティエ』2022年4月号 https://jp.mercari.com/item/m23151508093
明治大学文学部学生だった頃(1975-77)、毎日、神保町を歩き回ってました。毎週一度は食べていた餃子屋「スイートポーヅ」が閉店したそうで、悲しいです。 https://www.timeout.jp/tokyo/ja/ニュース/神保町の老舗餃子店スヰートポーヅが閉店-061120 当時は、まだ「カレーの街」とは呼ばれていませんでした。『古本食堂』には登場しない、共栄堂(大正十三年創業)のスマトラカレー https://www.kyoueidoo.com/ は、勿論ありましたけど。
初版1969年、今でもこの本はバイブル。当時、癌は治せない病気であり、本人に告知もしないのが主流であったと思われる。近年になり、癌の本人への告知率が上昇しているのは、医療技術の進歩により癌は死ぬ病気ではなくなったからであろう。それゆえ、癌による死は敗北という印象をうえつけるのかもしれない。「死」を考えることは「生」を考えること。グリーフは、大切な方を亡くしてからのことが多いけれど、実は死ぬ前から始まっている。看取りをする家族側に、知識や理解があれば、亡くなった後の喪失感も変わるのではないかと思う。
2006年からブログで読書記録を付けはじめ、現在は読書メーターさんの場をお借りして記録更新中。読んだ本を忘れないためにつけ始めた読書記録だけれど、記録をつけてもなかなか思い出せないことも…。
この10年ぐらいは、年に100冊のペースで読んでいます。
大学で日本文化を、大学院でキャリア心理学・発達心理学を学んだ影響で、五感や感性、人のこころについての本を読むのが好き。
茶華道歴30年。茶道と華道は自分の軸。着物も大好き。日本文化系の本多し。茶道・華道を習いつつ教えています。
マインドフルネスとグリーフケアの勉強中。グリーフサポートのファシリテーターとしても活動中。一服のお茶で癒しを届けたい。
一番のお気に入り 江國香織『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』
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素晴らしい感想ですね。思わずじっと感じ入りました。
あすなろさん、ありがとうございます。この本は、登場人物に思いを寄せながら、自分自身の中にいる方を思い起こさせてくれますね。読み終わっでも、心が温かかったです。