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2024年10月の読書メーターまとめ

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感想・レビュー
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14ナイス

2024年10月に読んだ本
21

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

gachin
ひとりで抱え込んでしまうのは言語化ができてないから。MECEのコツは、x項対立で切り口で整理すること。浅層しか切れない(切って分けることができない)と右往左往するだけの悪循環になる。見通しが難しい場合は、プロジェクトの規模を定めるためにまずは桁の見積だけやる。
gachin
2024/10/22 20:45

RoadMap(date) = {`financial, `technology /methodology`, `outcome /checkpoint`, ` manpower`}; ActionPlan(role) = {`date`, `player`, `details`}

が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
17

gachin
文系すごい。いつかこんな余裕のある文章を書きたい。名著とは再度ゼロから読み返すべきもの。/ 矛盾するもの同士を対比させて次に進むという弁証法的性格は「構造」も「歴史」も同じだが、前者は同じストーリーの繰り返しで、後者は新しいものを展開する。/ テクネーとポイエーシスは対義語。
gachin
2024/10/31 19:07

レヴィストも本書も、”未開”の知性を寿ぐ論調は人文系のポジトークな印象もある。ニホンザルもいろいろ遊ぶ年頃を過ぎると、アナログな世界をデジタルな二項対立の分割で理解している。”人間”関係などはは最たるもので、(下克上の瞬間を除いて)キッパリと「自分よりも上/下」に分かれる。ここに野生の思考が垣間見れる。一方で、二項対立で分割して世界を理解していく営為は、デカルト的近代科学にとって謂わば素過程のようなもので、近代科学は野生の思考そのものだ。野生の思考はサルから科学者まで、その中心ど真ん中を貫いてる。

gachin
2024/10/31 19:08

脊椎動物にとってアナログなこの世界は複雑過ぎる。シニシズムが過ぎる嫌いもあるかもだが、野生のデジタル思考は我々ホモサピを含め計算資源が貧困なエージェントに唯一残された方策というだけではないだろうか。

gachin
やることとやる場所を紐付けると習慣化できる。前日などに事前準備だけしておくと、仕事量が未知ではなくなるので心理的ハードルが下がる。目標には欲求を紐付けるべし。ドライブのかかるパターンは、苦痛回避/快感追求 x 人間関係/自己実現/技術知識追求タイプがある。自分/部下にあった方法を把握するべし。達成率8割で次のゴールを決めれば、燃え尽きたり失速したりを防げる。
gachin
基本的には、動きを理解させるためというよりは、絵の参考になるカット集という感じ。それでも読み取れることはたくさんある。力が入ったときのムキっという感じが素晴らしい。/ 人馬一体になるというのは、ヒトがウマの重心の近くに座ってあげる/ヒトの作用線をウマの重心と重ねてあげることのような気がする。跳躍を見て思った。/ イヌ・オオカミは遊脚期に手の甲が地面の方に向くほど手首を強く掌屈する。ネコとは対照的。小型犬の歩行ではそれが起きない。/
gachin
2024/10/27 19:34

サイはかなり頭を下げて歩く。シマウマは頸が水平。ウマが中型偶蹄類のような顔の角度で歩くのは、家畜化の影響?/ オラウータンは足を握りながら歩く。/ 小田先生のトラの絵を見て、四肢の体重支持が変な感じがしたけど、本物のライオンはそうなってた。大型ネコは腹鋸筋を立脚期に収縮せずに体重を預けている印象。/ ヒヨドリ(?)の空中切り替えしが眼福。これは写真じゃないと見えない。ダチョウの趾は少し外を向く.

gachin
普通に面白い。ポリコレsf。世にも奇妙な物語。
gachin
どちらかというとproblem finding, display, clear, acknowledge (確認)のほうが実用的かと思った。
gachin
他の戦争マンガは手に取らないだろう女の子の読者層に、「これはあなたに向けた本ですよ」と絵柄と装丁で伝えているんだと思った。戦隊モノやラブコメがsex & violenceで男の子を引き付けておいてから、「大人とは何たるか」を挿入してくるのに似てる。戦争についていろいろな方法・チャンネルで伝える作品があるのは大切なことだと思う。
gachin
献身的過ぎる人には「捨てられたくない」という脅迫観念が潜在してることがある。役立つ人間であるために・見捨てられる人が存在しない世界を作るために。それゆえ、献身的が故に危険な現場を志願するも、危険な現場であるほど厳格で冷徹な判断・危険回避コードが存在し、それに則って他人を切り捨てることを受容できず、規範に抗ってトラブルを起こす。表面上は情熱的なので、本人は長所だとすら考えている。でも、換言すればこれは負けを認められないでいる状態。献身性が得難い才能なのは真実なので、
gachin
2024/10/23 14:12

この長所を潰さずに社会性を習得させることが教育者の責務となる。つまり、自分の負けを認められることが強さであることを理解させる。ここからが本当の「プロの仕事」が始まる。翻って、成り行きでその環境で実力をつけた人間は教育コストが低いので、結果として安定した人材供給に寄与している。「献身的」を「挑戦的」と言い換えると、これは研究者にも当てはまると思った。

gachin
2024/10/23 14:12

アンビュバッグの呼気は胸郭の受動的な収縮に依存。挿管が細くても吸気は能動的させられても呼気ができない。飛行機内などで気胸がひどくなると、胸郭がパンパンになって心臓はじめ循環器系まで圧迫する。

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ひとりで抱え込んでしまうのは言語化ができてないから。MECEのコツは、x項対立で切り口で整理すること。浅層しか切れない(切って分けることができない)と右往左往するだけの悪循環になる。見通しが難しい場合は、プロジェクトの規模を定めるためにまずは桁の見積だけやる。
gachin
2024/10/22 20:45

RoadMap(date) = {`financial, `technology /methodology`, `outcome /checkpoint`, ` manpower`}; ActionPlan(role) = {`date`, `player`, `details`}

が「ナイス!」と言っています。
gachin
絵は下手だし医療コンプラも無いし設定は無茶だしストーリーも凡庸。医療現場では実験的なクリエイティビティは悪。でも、その毒を分かった上であれば本作は読んでて楽しい。スポーツドクターは患者の一般的なQoLではなく、スポーツへの復帰に主眼を置く。治療の方針を決めるとき「お前はどんな男になりたい?」と尋ねる。「万人向けの規格化した処置ではなく個別的に目的が明確な処置をする」という一点において、少し頭が晴れる思いのマンガだった。実験にとても似てる。
gachin
2024/10/20 21:59

内側側副靱帯を長掌筋腱で再建するとき、橈側手根屈筋や円回内筋を巻き込んだループ状にすると、内側上顆の孔を減らせる。浅深伸指筋腱が交差するとこは少しでも傷つけると結合組織が癒合してかなり厄介。/ 脊損は外傷なので軸索もダメージする。一方で脊損後しばらくしてからc2の組織が細胞レベルでダメになるだけなら、上下行路は無事なのでは?散々リスキーなことしてたのに普通のラミネクでビビってるのはアンバランスだと思った。

gachin
曰く「可視化の観点からデータ分析の全貌を一望した本」。背景にある考え方から説明してくれてとても教育志向。著者の書籍はもっと読んでみたい。割と一生モノの思考を手に入れた気がする。/ 可視化は探索型と説明型がある。縦横の拡大率を変えるだけで見えてくるものの印象が変わる。とくに曲線間の差。/ 作業仮説があれば可視化の手が止まらない。仮説検証はショットガン型ではなくレーザー型が良さそう。定量化の方法やパラメタを理論的に選択できない場合は、エイヤと決めて解析を完結し、後追いで他のでもOKなことを示す。
gachin
2024/10/17 21:24

多変量の計測をしたらまずペアプロットするのが良さそう。クラスタマップを書けば相関のある変量がまとまる。線型回帰をすれば多変量でも外れ値が見つかる。その他の外れ値対策:最大値ではなく95%タイル, min-maxで正規化せずZscore化, RMSではなくMAE。指標化の直前が外れ値発見の最後の機会/ 配分の偏り:ジニ係数,Theil指数(冗長性の指標にもなる)/ 分布の比較:KS統計,全変動距離,ワッサースタイン距離/ 多次元データ比較:cosin類似度/

gachin
2024/10/17 21:24

平均値で正規化していいのは比例尺度だけ/ weveletよりも短時間フーリエの方が見つかりやすいときもある/ 変化の要因は、対象の持つダイナミクス・内在パラメタの変化・外部からの影響/ coding: 短期記憶を消費しない変数名, 関数を使ってコードをモジュール化すると全体の流れが見やすい

が「ナイス!」と言っています。
gachin
内容は平易だが、丁寧に語るので読み飛ばせない。久々に”整う”読書体験。著者の”気持ち”がメインで、構造主義の全貌には触れない。別の本をあたる必要がある。/ 神話素はかなり遠くのものどうしでモジュールを作る。PSTHのように近傍だけを探しても見つからない。神話ではこの同じパターン/モジュールがソナタ的に反復する。神話の役割は、斉一的に未来を予測/保証するためのもの。デカルトの「困難は分割せよ」以降は、知性と情緒が共存するそれまでの素朴な全的理解と袂を分かった。比較形態学などはこの点少し取り残された感がある。
が「ナイス!」と言っています。
gachin
成人コミックエッセイはこれだから面白い。日常生活の中でこんなに気軽に成熟した価値観に触れられるのは素晴らしい文化だと思う。微妙な表現に傷つくエピソードは、理屈は推論できても感覚としてピンとこない点もあった。普通に勉強になる。
gachin
2024/10/11 12:42

自分の身体に対する違和感と(セクハラを受けて獲得してしまった)嫌悪感は別物。論理的に言語化できれば、過去の自分を(脳内で仮想的に)守ってあげられる。植民地政策で言語を奪うのの逆になる。反射的にリアクションを取らないようにすると、自分の心がどう思ってるのかを言葉に引き摺られずにスッと言語化できる。そしてそう過ごしてると、人生が接地してるような感覚になり、 充実と恐怖の混じった、適度か過度かよくわからない緊張感に包まれる。まるで格闘技をやってるときかのよう。

gachin
タイトルに釣られて手に取ってしまったけど、描きたいものが何も無い人のマンガだった。どの点を取っても魂胆が透けて見えて、キレイに空っぽ。
gachin
女っ気もなければアイドル趣味もない人生だったので、女性の成長が知りたくて手に取った。瞳の輝きが失われてゆくのは惜しいような喜ばしいような、アンビバレンスな感覚。
gachin
動物のコントロールは自分のコントロール。感情をコントロールできないうちは再現性のある指示を発せない。だから動物モノはハードボイルドと相性がいい。一方で、だからといって不条理文学だけがハードボイルドではないことを本作で学んだ。ハードボイルドファンタジーという、「現実の直視」と「現実からの浮遊」という一見相反する二つの混淆を初めて体験した。この二つが両立するのは、(解説にある通り)根底に優しさが共通して伏流してるからだろう。ギャーギャー狼狽える中年に囲まれた日々を過ごしてると、ハードボイルドは心に染みる。
gachin
手術が速いってのは、術者と助手が常に複数の数手先を読んでること。手の動き自体は速くない。/ 浮腫のときは脳は硬い感触になる。除圧をすると、それまで出血が阻まれていたところ(eg 反対側)から新たに出血することがある。瞳孔反射の有無で脳幹が圧迫されているかをテストできる。/ strokeは神が手を気まぐれに手を振り下ろすところから来ているらしい。脳卒中の治療は神への抗いだったのか。
が「ナイス!」と言っています。
gachin
tipsが多くて助かる: 「失敗しました」は聞き手の主観が入り過ぎててNG。/アンチパターンを例示してもらって、コメントやファイル名のつけ方を学ぶ。/ソクラテス式問答をリクエストして、問題解決に必用な情報を引き出してもらう。/ ロールプロンプト(eg「あなたはxxのプロです」)/ 「初心者にもわかりやすく説明して」/「このコードを一行ずつビジュアル化して」/ 特定のシチュで多用する関数の一覧を作ってもらう
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2018/06/05(2365日経過)
記録初日
2018/06/05(2365日経過)
読んだ本
1641冊(1日平均0.69冊)
読んだページ
330616ページ(1日平均139ページ)
感想・レビュー
1095件(投稿率66.7%)
本棚
1棚
性別
自己紹介

本は人を作ると信じています。しかし、悲しいかな転勤族なので読んだ本を全ては持ち歩けません。なのでここを(手放した本を中心とした)本棚として利用させて頂いてます。

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