読書メーター KADOKAWA Group

2024年10月の読書メーターまとめ

副委員長
読んだ本
5
読んだページ
1558ページ
感想・レビュー
5
ナイス
26ナイス

2024年10月に読んだ本
5

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

副委員長
小僧の神様などの志賀直哉の代表的な短編を収録した作品。 想像したより全体的に陰鬱な雰囲気の中書かれている作品が多く三四郎以降の漱石の作品に雰囲気が似ている。
が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
5

副委員長
ジョージアを旅していた「私」が雪山で一緒になった老大尉からペチョーリンという男の話を聞いて興味を持ち彼の手記を貰い受け彼の日記を読むという話。 日記以降はペチョーリンの視点として書かれる。 「わたし」、老大尉の回想、ペチョーリンの日記と視点が目眩く変わるのは同時代としては珍しい。 タイトルは現代の英雄だが登場人物に英雄は出てこない。 日記でのペチョーリンは同僚のグルシニツキーの公爵令嬢との恋路を破断させ決闘で殺すという極悪非道を尽くし、公爵令嬢も恋煩いでおかしくなる。それに対して良心の呵責もない。
副委員長
2024/10/31 17:24

退屈紛れに行動するメフィストフィレス的な男である。ある意味で闇堕ちする教養小説といってもいといってもいいと言ってもいいだろう。

が「ナイス!」と言っています。
副委員長
今は閉鎖されたが三代目稲川会会長秘書だった八木田一家髙田組組長(現 六代目稲川会直参髙田一家)髙田宰夫(髙田耀山、髙田六舜)氏のブログで掲載していた愛犬家事件の文章を書籍化したもの。私はブログの方で読む。 事件の当事者から訴訟を起こされ高田氏が負けたので今は絶版になっている。高田氏はこの事件の関係者で彼の髙田組で代行だった遠藤氏が毒殺されている。内容は髙田組の視点から見た埼玉愛犬家殺人事件が書かれており遠藤氏のカエシをするために暗闘する様子が書かれている。
副委員長
2024/10/31 12:32

正直どこまでが真実なのか分からないが臨場感あふれる内容で面白い。ただこの作者の作品全体に言える事なのだが、作者に反目や冷飯を食わした相手特に大前田一家の小田健夫やこの作品の犯人などをいやらしく批判的に書くのでこれは創作だろうというところがこの作品には特に多い。あとこの作品はブログで当初書かれていたから、髙田氏の総長への道や稲川会本部長だった岸本卓也についた書いた作品と深く関連している。この本単体で読むとそこら辺の状況が分からず面白さが半減する。AmazonKindleで読めるので他の作品を読むのがお勧め

が「ナイス!」と言っています。
副委員長
竹本住大夫師が義太夫の演目を自身のエピソードと交えて語るエッセイ。どれの演目も熱弁を振るっており義太夫に対する愛に溢れていていいエッセイだ。それと同時にこれからの義太夫に憂いていて苦心しているところも窺えた。興味深かったのは、住太夫師同世代の上方芸人の米朝師や藤十郎は、公の場では、共通語を交えて話すが、この師匠は本の中でも伝統的な関西弁で通していて上方の芸人としての矜持を感じることができる。
副委員長
2024/10/28 12:51

演目の解説は初めて知った内容が多く、歌舞伎の浄瑠璃物で役者が台詞を言うのは近年になってからと言うのは知らなかった。 演目のポイントもよくまとめられていて観劇前の予習に最適な本だ。

が「ナイス!」と言っています。
副委員長
小僧の神様などの志賀直哉の代表的な短編を収録した作品。 想像したより全体的に陰鬱な雰囲気の中書かれている作品が多く三四郎以降の漱石の作品に雰囲気が似ている。
が「ナイス!」と言っています。
副委員長
どの様にして異端と正統が形成されていくのかを示した本。 作者の専門分野であるキリスト教の神学史から異端と正統の形成史を説明し、最後に現代のポプュリズムについて語っていく。これは他の著作の反知性主義などでお馴染み展開ではいはいこれねと冷めて目で読んでしまった。キリスト教に関心のない私には、苦痛でしかない。ただ原始キリスト教での正統が構成されるまでの内容は、大乗仏教と小乗仏教が分離される過程と似ていて興味深い。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2018/06/24(2350日経過)
記録初日
2004/01/14(7625日経過)
読んだ本
325冊(1日平均0.04冊)
読んだページ
108969ページ(1日平均14ページ)
感想・レビュー
241件(投稿率74.2%)
本棚
2棚
自己紹介

購入した膨大な数の本を管理するために使用しています。
自分の守備範囲の古典芸能とブラックミュージック関係の本は批判多めです。
昔読んだ本は記憶に間違いがある可能性があります。
登録はご自由にお願いします。

読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう