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2024年4月の読書メーターまとめ

あたびー
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感想・レビュー
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833ナイス

2024年4月に読んだ本
15

2024年4月のお気に入り登録
1

  • まみっぺ

2024年4月のお気に入られ登録
1

  • まみっぺ

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

あたびー
極上のコミックス。鶺鴒髱の絵があるので17世紀末以降の江戸と思われる。同じ町内に住んでいる桶屋、刀鍛冶、紺屋、畳屋、左官の五種の職人の物語。女性の職人が半分いて嬉しい。染色をかじっているので特に紺屋の話に惹き付けられた。図案から型紙彫り、糊置き、染めまで全ての工程を一人でこなしている。また、左官の話は三話にわたり、一棟の蔵が建ち上がるまでの濃いストーリー。女の職人が男の職人を率いると言うのはファンタジーながら、その難しさをきっちり描いている。もう続編を待っている。
が「ナイス!」と言っています。

2024年4月にナイスが最も多かったつぶやき

あたびー

あたびー初のバディもの「よろづ奇ッ怪ごとうけたまわります 塔摩蒼逸と み、の事件簿」電書がAmazon Kindle から発売になりました!KindleUnlimitedに契約している方は無料でお読みいただけます。追っかけでペーパーバック版も後日発売されます。作者にも正体不明の生物「み、」と通訳兼お世話係的な塔摩蒼逸が奇ッ怪な事件に挑みますので乞うご期待! https://amzn.to/3U2XOsx

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帽子を編みます
2024/04/19 21:22

あたびーさん、新刊発売おめでとうございます🎉バディもの‼

あたびー
2024/04/19 21:25

帽子さん、ありがとうございます😆バディです!

が「ナイス!」と言っています。

2024年4月の感想・レビュー一覧
15

あたびー
極上のコミックス。鶺鴒髱の絵があるので17世紀末以降の江戸と思われる。同じ町内に住んでいる桶屋、刀鍛冶、紺屋、畳屋、左官の五種の職人の物語。女性の職人が半分いて嬉しい。染色をかじっているので特に紺屋の話に惹き付けられた。図案から型紙彫り、糊置き、染めまで全ての工程を一人でこなしている。また、左官の話は三話にわたり、一棟の蔵が建ち上がるまでの濃いストーリー。女の職人が男の職人を率いると言うのはファンタジーながら、その難しさをきっちり描いている。もう続編を待っている。
が「ナイス!」と言っています。
あたびー
読んだのは古い表紙の方。前回から30年経っての再読なので初読とおなじ。字が小さい😥20世紀になってからの作品なのにむせ返るようなゴシック感がある。ボルヘス、難解。ライネス「吸血鬼」は1番楽しめた。もっとライネスを読みたい。コルタサル「奪われた屋敷」は哀切極まりなく身に染みる。フエンテス「トラクトカツィネ」メキシコ皇妃シャルロッテ知らんかった。私の本に書かれている作家プロフィールではまだ生きている人が多いけど、当然今の版では皆さん彼岸の人となっているはず。
あたびー
2024/04/18 10:25

モンテロッソ「ミスター・テイラー」は文体を変えれば星新一っぽいテーマ。実は2冊ばかり積んである。読もう。

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あたびー
自称日本一のホラー作家那々木悠志郎から自らが最初に出会った怪異を作品にしたという原稿を渡された編集者の古都美。北海道のとある街で子供の間に伝わる怪談「崩れ顔の女」の呪いを追ったその作品に惹き込まれるが、怪奇は作品から滲み出て古都美の身辺にも…最初に私が感じた違和感はやはり間違っていなかった。引っかかるもんか。引っかからないぞー!
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あたびー
「アン」サーガの7冊目だが、ブライス家は主人公の座を牧師館の兄妹に譲っている。特に長女のフェイスは直情的で破天荒ながら人の心を捉えて離さない。舞台はWWI前だが執筆されたのは最中で、冒頭に戦死した若者を悼み献辞が添えられている。いつか呼ばれて立ち上がる気持ちをハーメルンの笛吹きの笛に例えて勇み立つ男子たちの姿は、続く物語の不穏な色を暗示している。
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あたびー
旧友達の誘いを受け、井邑はずっと以前に去った故郷へ帰ってきた。彼の不在の間に起きた凄惨な事件、トンネルの崩落で現れた多数の白骨死体。その謎を調べに来た自称日本を代表するホラー作家の那々木悠志郎。黒衣の巫女と作業着の男たちの出現により村中に血煙が上がり阿鼻叫喚の地獄と化す……って自分であらすじを書いていても照れくさいくらいですな。どんでん返しがある時どんでん返しって書いておくなと怒っていた人がいましたよね。私もそのせいで見当ついてしまいました。
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あたびー
蛙坂須美さんの参加している本を手当たり次第に。天井裏の足音は鼠ではなく蜘蛛?そんな馬鹿なと確かめると…ある夜豪邸の生垣の中から現れた犬犬犬の可愛い行列を写真にとると…黒い看護婦さんの話は別の本にもあったような…安アパートに住んでいるのは奇妙な人ばかり…青にならない真夜中の信号…夜半の山中の盆踊りはタヌキだろうか…
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あたびー
「随分高いハードルを設定した題名だこと」と思いながら読み始めたが、読み終わった時には「もうお腹いっぱいです」とゲップが出そうだった。霊能者が殺された地方の町の家には霊現象が多発するため、持ち主はそれを逆手に取って賃貸物件としていた。祓おうとした霊能者が次々死亡した呪われた家で、ライターやテレビ関係者などが次々と犠牲になる。聞くだけで死んでしまう歌は政治家のパーティで流して欲しいw
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あたびー
薬物依存から立ち直ったマロリーは、裕福な家庭のベビーシッターとして雇われる。愛らしい子供テディに惹かれるが、その描く絵はなんとも不気味だった。イマジナリーフレンドのアーニャが描かせるというその絵はどんどん変化して行き…「骨の袋」的な話かと思いきや、終盤物語は意外な方向へ舵を切る。ホラー、ミステリー、そしてサスペンス要素が三つ巴。
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あたびー
この頃中華料理づいているので、今度は台湾料理に挑戦したいと思います。人気の魯肉飯もぜひ作ってみたいし、青菜の炒め物など普段着のおかずもたくさん載っています。まずは特別な材料のいらないものから初めて、徐々に高レベルのものに挑戦しようかな
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あたびー
著者がお坊さんや関係者から聞き取られた怪談集。あいだあいだに「耳嚢」等の伝奇的物語が挟まっている。元々上品な語り口で調査もきめ細かい川奈氏なのだが、本書は更に上品で知的な雰囲気。殆どの話で怪異が上手く収まるのも特徴的。私が興味深かったのは怪談師ノヴさんの話。血筋に関する調査をすると瘴気が襲ってくるとか恐ろしい。その他苛烈な修行の様子などにも触れられていて、色々大変だなと思った。
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あたびー
他の作家方との共著で読んで好みだったので読んでみたが、辛口の語り口が心地好く正解と思った。表題の通り眠りや夢にまつわる怪談が多く編まれている。著者が朱雀門さんの本にあった話を引き合いに出していたテントの話は気味悪かった。こういう因果応報や祟りなどと関係ない怪談が好きだ。向かいのビルの空き室に見えたものとか、ベッドの下から出てきた沢山の歯とかどれもこれも好き。ちなみに読書中に睡魔に勝てずうたた寝してしまったけど、怪異は起きませんでした。
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あたびー
同じ「点石斎画報」から清朝末の風俗を紹介した本を続けて読んだ。本書では動物や怪物についての記事も紹介されているが、海外の風俗を紹介した記事が多く、もちろん当時の中国の人々はそうしたニュースに興味津々だったのだろうけれども、私としては彼の地の出来事の方をもっと読みたかった。しかし、資料のないところで勝手に海外の事案を想像して絵にした記事はなかなかシュールであった。
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あたびー
(表紙これとちゃう)6年間の米国留学の後帰国した王淵は彼を義母と共に迎えた美齢に心奪われる。故郷に父を訪ねると王虎は老いて部下も雲散し、王淵の為に兄王二から多大な借金をしていた。混乱する国情の中従兄弟に勧められた職につきながら、王淵は美齢への思いを募らせていく。26歳にもなって余りにも幼い王淵の恋愛観にイライラしながら読むことになるが、それは作者が彼の心のひだを余さず描くからなのだろう。白人女性である作者が新旧思想の狭間で悩む中国男性の考え方をここまで把握しているのは見事だ。
あたびー
2024/04/02 07:39

ラスト、父の死に際して再会した王淵と美齢が将来の居場所として語り合っているのは新都、つまり南京なのだろうと思う。その場所はこの後日本軍に蹂躙され大虐殺が行われたところ。架空の物語の登場人物とはいえ、彼らの前途に暗雲がたちこめているのを知っている私たちはやりきれない気持ちになる。

が「ナイス!」と言っています。
あたびー
物語は王虎の息子、王淵を主人公にして動き出す。読者が19世紀然とした田舎の風俗に慣れている間に上海はすっかり20世紀に変容していて驚かされる。父の支配を嫌い義母を頼って上海へ移った王淵はそんな都会の生活に馴染み、勉学に励んでいるが、都会の若者の間には革命の風が吹いている。王淵の思考と目を通して語られる旧世界への不満や革命思想の矛盾点が、読む側の目を開かせる。土に親しみ、土に思いを馳せる王淵の姿が好ましい。
が「ナイス!」と言っています。
あたびー
解説によれば、アンシリーズ6作目の本書は、実際にはモンゴメリ生前最後に出版された本らしい。つまり時系列的にはこの後に来る、もっと成長した子供たちの話は、本作よりも前に書かれているということだ。アンの子供たちの幼い日々。子供にとっては大問題の微笑ましいエピソードが各章を飾っている。また、この作品の舞台はWWIより前だが、執筆された時期はヒトラーが台頭し再び軍靴音高くなる頃。先に出ている本に描かれたアン一家の運命を伺わせる表現もあり、幸せの中に不安も感じさせる。
あたびー
2024/04/01 08:01

アン・シリーズは併読しているパール・バック「大地」とほぼ同時代ということもあり、カナダと中国ふたつの国家における農家の地位の違いに今更ながら愕然とする。アン・シリーズには災害により農家が困難に陥ると言うような話はあまり出てこない(少し時代が遡るインガルス「大草原」シリーズには度々登場する)。農家の子供も教育を受け、自立している。中国では旱洪水蝗と数年単位で災害が繰り返され、ほとんどの農業従事者は小作で教育も受けられずとても地位が低い。パール・バックはその両方を知っていたという事になる

あたびー
2024/04/01 20:55

ところで、カップルをくっつけたがる習性のあるアンは、「エマ」を思わせて微笑ましい。

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2018/07/04(2140日経過)
記録初日
2017/06/28(2511日経過)
読んだ本
1819冊(1日平均0.72冊)
読んだページ
481492ページ(1日平均191ページ)
感想・レビュー
1441件(投稿率79.2%)
本棚
31棚
外部サイト
自己紹介

柳下亜旅名義で小説を書いています。
AmazonKindleで長編4作、短編集9作上梓しています。

最新作長編小説「仔遣り谷の砂漠の狐と南蛮の仔」をAmazonより上梓しました。電子書籍です。江戸末期を舞台に妖と人と獣が共に暮らす場所の物語。砂漠の狐お砂は、埋められていた南蛮の仔と共に暮らし始める…
ぜひ読んでみてください!
表紙イラストは砂滑花さん(twitter:@telpine4)に描いていただきました。
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B07NC3YQNB?pf_rd_p=7b903293-68b0-4a33-9b7c-65c76866a371&pf_rd_r=VS37NJK64FQ2WXSRSGE1

このサイトは次々読んで忘れる自分の脳味噌のためのアンカー。図書館で次々借りる上に新古取り混ぜて更に買っちゃあ、読むのが追いつかなくて、かなり積読状態。頑張って読まねば!!!

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