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2024年3月の読書メーターまとめ

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読んだ本
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380ナイス

2024年3月に読んだ本
9

2024年3月のお気に入り登録
1

  • ほうむず

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

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『ナイト・ホークス』などで有名なエドワード・ホッパー。そこはかとない世界への拒絶感から、好き、とは言えないけど興味を惹かれる。フランス印象派を志すも絵は売れず、アメリカの現在を描くことで名を上げ始める。「アメリカ・シーン派」と呼ばれることは好まないあたりに、自分の望む絵と評価される絵のギャップを感じる。そのアンビバレントな感情が絵にも表れているのか。印象派の筆でアメリカの日常の虚しさを描き、さまざまなコンプレックスな想いがフラットに塗りこめられている。フラットなコンプレックスが、現代にも通底しているのか。
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2024年3月にナイスが最も多かったつぶやき

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ウクライナの劣勢が伝わる…●そうか、結局どれだけロジックより感情に寄り添ったほうがうまくいくということか『言いたいことを』、子供の独り立ちって色々ある『子どもをひとり暮らしさせる』、小川哲的満州まとめ小説『地図と拳』、『カヨと私』に見る母性愛の恐怖●2024年2月の読書メーター 読んだ本の数:9冊 読んだページ数:2327ページ ナイス数:467ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/889409/summary/monthly/2024/2

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2024年3月の感想・レビュー一覧
9

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【再読】読み返しても学びが多い。結局ヴィパッサナー瞑想で何に気づくかというと、無意識にどこまで気づけるか、ということだった。意識外のところで、人は怒り、悲しみ、欲をむさぼる。それは自動反応なので、意識しないとわからない。なんならそれが「私」とさえ思ってしまう。しかし感情の起こりを見つめていると、それは反応とわかる。助長しなければ増大しない。振り回されない。気づきは能力で、日々の鍛錬で鍛えられる。自分の中を実験室として、感情の起こりを見つめていくことが、ヴィパッサナー瞑想だと理解した。ちょっと楽しみになる。
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トミージョン手術後の2年がなかなか大変。打つほうも投げるほうも記録が上がらず、二刀流が疑問視される。選手養成会社である「ドライブライン」で鍛えなおす。大谷でさえ研磨されることが必要であり、本人も望むところで、そのあとの活躍につながる。監督もGMも変わって出場機会が増えて記録も伸びたが、結局二度目の手術となった。二刀流の難しさについて「同時に上達しないと、どちらかに専念させられる」とはなるほど。そういう難しさもある。アメリカ人ライターらしく過去記録データが多い印象。今シーズン、どんな活躍をするか楽しみだ。
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2024/03/30 10:26

水谷氏の件は残念。あんなポジションを犠牲にするほどのギャンブルの魅力、というか人生の思わぬ穴の深さに驚く。人は誰しもそういうところを持っているからこそ、成功を続けるということが難しいんだな。反面教師として学びが深い。

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落合をもってしても、リーグ優勝→日本一はなかった。それだけ野球は難しい。だから勝率を上げるためには何でもする。マスコミには余計な情報を漏らさない。確実に守るために完全試合寸前でもピッチャーを変える。そして嫌われる。落合を嫌っている人たちは野球に勝利を求めていない。ニュースとか人情とかロマンとか。落合も不器用で、勝利のために嫌われることができるが、人気のためにファンサービスするのは不得意。実は落合にも人情や涙することもある。もっと良い関係性があったように思うがそういう意味でのYoutubeはよかったのかな。
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【拾読】銀色夏生さんの庭造りの話。思ったよりも自由。庭はこうあるべしとか、人の目も気にしないで自由にしている。木の壁を作ったけど、朽ちてきたのを機に全部取っ払ってみたり、生乾きのコンクリに模様をつけてみたり、石をまき散らして敷き詰めたり、やりたいようにやっているのがいい。こういうやりたいこと先行であとで学びがくる感じなのは、見ていて面白い。だから「秘密基地」なんだね。それを拝見できるのはありがたい。密度の高い蜘蛛の巣や、折れ曲がったハナニラや、群生するヒメジョオンも夏生さんの目を通すといい感じになる。
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サボテンも奥が深い。恩塚鸞鳳玉錦とか黄刺斗鷲玉一文字綴化などわけのわからない和名が付いているあたり、得体のしれない歴史の深さを感じる。歴史もあり栽培家も多いから、年月を得て木化したものや放置されてものやストレスで変形したものも出てくる。通常では商品とならないものに時が刻んだ価値を見出した「叢」。こういうのはなぜか好きで結構見入ってしまう。しかし難しい。一歩足を進めると、自ら変形したものを積極的に作り出す方向に行ってしまう。やはり個人的には、こういったものは野で見つけて愛おしむほうが性に合っている。
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ネタバレ東日本大震災後の高校生活で、色々な事情からフラダンスを始める男子高校生の物語。友人の背景には震災の被害の深い傷跡があり、友人とはいえ容易に語り合えない。一方強引な女子にフラダンス部に入部させられ、ちょっと気になる女の子を意識しつつ、個性的な仲間とフラダンスを始める主人公。そしていつの間にか「甲子園」を目指し、復興含めて仲間を引っ張っていく。震災が背景にあることで物語に深みがでて、読みごたえも出てくる。ただ、エンタメでもない小説の楽しみって何だろう。新しい世界を知る、みたいな面では、ちょっと物足りないかな。
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ネタバレ出版社の経理が社長命令で雑誌の編集長に、というお仕事小説。久々にこういう軽いお仕事小説を読んだので、サクサク楽しんだ。見事に深みがないので逆に心地よく何も考えずに読める。人物の造形に色々と注文を付けたくなるが、そこはお門違いというものなのだろう。一度読んだら途中でやめられない軽さ?みたいなものも感じた。心や時間の隙間にするっと入り込むような、そんな新たなニーズもあるんだ、と自分でもちょっとびっくり。ところで、編集長ってのは、どのぐらいあこがれる職業なんだろう。わりと珍しい職業、という立ち位置なのかな。
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『ナイト・ホークス』などで有名なエドワード・ホッパー。そこはかとない世界への拒絶感から、好き、とは言えないけど興味を惹かれる。フランス印象派を志すも絵は売れず、アメリカの現在を描くことで名を上げ始める。「アメリカ・シーン派」と呼ばれることは好まないあたりに、自分の望む絵と評価される絵のギャップを感じる。そのアンビバレントな感情が絵にも表れているのか。印象派の筆でアメリカの日常の虚しさを描き、さまざまなコンプレックスな想いがフラットに塗りこめられている。フラットなコンプレックスが、現代にも通底しているのか。
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なかなか良い。作業療法士ということで「意志」を信じていないし、脳が万能とも思っていない。脳の使いにくさを理解して「すぐやる」方向へのもって生き方を教えてくれる。「よけないものを見ない」「次の行動が体で予測できることまで手を付ける」「すぐやる人のまねをする」「客観と感想を交えた経験の言葉を使ってみる」「技語で自分に語りかける」「罪悪感でドーパミンがでる」「メンタル文法ですぐやる気に」「感触で脳を活性化」「日常習慣はルーチンで脳を使わない」。ダメなほうから脳の扱い方が学べるので、意識は高くなくていいのがいい。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2018/07/09(2164日経過)
記録初日
2016/07/27(2876日経過)
読んだ本
1262冊(1日平均0.44冊)
読んだページ
274628ページ(1日平均95ページ)
感想・レビュー
1262件(投稿率100.0%)
本棚
14棚
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