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2024年10月の読書メーターまとめ

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2024年10月に読んだ本
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2024年10月のお気に入られ登録
1

  • WATA

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

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佐藤究らしい、生の衝動と精緻な狂気とその虚しさが描かれている。自分の中の衝動を抱えて生きるとき、自分はどう狂気に生きればいいかわからないことが多い。社会のルートに沿って生きても、自分の衝動の核がわからないと、何が目的かわからなくなってしまい、状況に惑わされてしまう。人生だもの。自分を見失うこともあるし、なんなら最初から最後までずっと見失っている人だって多い。そして自分の衝動の核が見つかっても、それがまともな人生になるとも限らない。いや、むしろまともな人生など送れない。佐藤究はいつもそういっている気がする。
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2024年10月にナイスが最も多かったつぶやき

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選挙と戦争。人間というフォーマットと輪廻。論理と生命。気づきと実感。さて我々はどこかにたどり着くことができるのか●上座仏教の慈悲を学び(今更)、自分にフィットした道には目的地は見えないことを知り(そりゃそうか)、宰相の偉大さを理解(自分の傾きに驚き)●2024年9月の読書メーター 読んだ本の数:14冊 読んだページ数:2823ページ ナイス数:577ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/889409/summary/monthly/2024/9

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2024年10月の感想・レビュー一覧
8

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コミケがすべてボランティアで成り立っているとは、知らなかった。3000人で75万人の参加者を支える組織の準備会に取材。本部系4カ所、各班、担当12カ所のインタビュー。みんななんでやるかの理由は、楽しいから、ここでしかない体験があるから。でっかい文化祭を年2回やっているようなものなので、多くの人の生き甲斐や、生活の中心になっている。みんな好きでやっているのて、日々、もっと良くしようと改善があったり、参加者に楽しんでもらうという気持ちがあったりで、みんなが同じ方向を向いているのが清々しいく、組織として羨ましい
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明治から大正にかけて京都で活躍した日本画家。表紙にあるように、動物と植物がいい。輪郭線を描かずに一気に塗る付立の技術で描かれ、その勢いが清々しい。日々、写生帖を手放さず、読書と詩作、その先に画業がある、という姿勢は、羨ましくも、背すじが伸びる話。写生帖自警、という漢詩を書いていて、まるで宮沢賢治みたい。奔馬図、の筆の勢いには惚れ惚れするし、寒月、の引き締まった世界感や、月下遊狸の柔らかそうな毛や丸まった背中もいい。
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おっさんの戯言が、玉石混交でかたられるが面白い。生物学者なので虫や動物の例を挙げて、奇妙な形の生物に、意味はないし、あるように語られるのも、後付けただという。ナマケモノがいきのこったのは、最適化したからでなく、たまたま。そんなもんだろう。利他主義は全体主義につながる、というのもなるほど。社会主義や共産主義も、理念としては利他から始まっているしな。とはいえ、養老さんと話したとか、サイボウズの社長と話したとか、どうでもいい与太話もあり。せっかくの面白いテーマなのにもっと掘り下げられるでしょうに。口述筆記かな。
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健康診断に向けてダイエット中。どんなもんかと思って覗いてみる。最初の説明は、簡単、インパクトを重視して逆にわかりにくくなっている気がする。まぁ、糖質を少なくしたらいいのかとわかる。最初は糖質を抜くシェイプアップ期が1-2か月、運動をして筋肉をつけるスタイルデザイン期が1-2か月、栄養・糖質のバランスをとるマネジメント期。あとは食物の写真と糖質量が約1000種。肉やチーズは糖質は少な目。バナナはご飯の半分ぐらいと、結構多い。そば<うどん<ラーメンだけど、そばもそこそこ多い。豆腐は少な目。肉と野菜を食べよう。
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ネタバレうーん、斜陽産業は、つらいなぁ。本好きでアルバイトから始めて店長になって、本屋をマネジメント。配本や棚入れ、万引き対策にフェア本販売などで業務がいっぱいの状態で社員教育から自分の棚づくりまで行う。毎日の仕事が終わらない、と愚痴っていたところ、近所に大型書店が進出し、客足が遠のき、暇になって退職。本を探したり薦めたりすることに無常の悦びを感じる著者でも、オーバーワークは、しんどい。結局オーバーワークで回している仕事は、どこかしらに無理が出る。構造から考えていかないと難しいだろうな。自分あらどう判断するか。
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佐藤究らしい、生の衝動と精緻な狂気とその虚しさが描かれている。自分の中の衝動を抱えて生きるとき、自分はどう狂気に生きればいいかわからないことが多い。社会のルートに沿って生きても、自分の衝動の核がわからないと、何が目的かわからなくなってしまい、状況に惑わされてしまう。人生だもの。自分を見失うこともあるし、なんなら最初から最後までずっと見失っている人だって多い。そして自分の衝動の核が見つかっても、それがまともな人生になるとも限らない。いや、むしろまともな人生など送れない。佐藤究はいつもそういっている気がする。
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世の中に副業のパラダイスストーリーは色々あるが、その実態のルポ。収入の補填という身もふたもなくお金が必要という状態では、えり好みはできない。最初は自分のスキルを活かした副業などと考えるが、低賃金で競争率も厳しい世界。確実に稼げる肉体労働が多くなる。そんな中でも運動不足解消とか違う世界体験などポジティブな要素を取り込めると長く続けられるよう。1件1円のデータ入力や1件500円の記事作成に絶望して、マンション管理士や中小企業診断士の資格をとっても約束される仕事はない。副業やっている人はえらいな、と改めて思う。
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2024/10/05 10:46

疑似体験を一周させてもらった感じ。ありがたい。勉強になる。

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例えば陰謀論。社会は考えられて作られている。しかし自分の生活は苦しい。ここにギャップが生じ、なにかがやってくる。影の政府だ。このように自分の感覚と世界の認識がうまくつながらなかったときそのずれを埋めるため、異形のものがやってくる。普段でもゲシュタルト崩壊やデジャヴのように体験するし、離人症などの病もある。このような仕組みは知覚できないものを取り込む仕組みでもある。ものは地面に落ちるのではなく、お互いに引き合うのだ、などもやってきたのだろう。奇妙な読みやすさと不気味な絵によって、オカルトを読むような認識論
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2018/07/09(2329日経過)
記録初日
2016/07/27(3041日経過)
読んだ本
1342冊(1日平均0.44冊)
読んだページ
292071ページ(1日平均96ページ)
感想・レビュー
1342件(投稿率100.0%)
本棚
14棚
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