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2024年10月の読書メーターまとめ

すなぴー
読んだ本
6
読んだページ
1679ページ
感想・レビュー
6
ナイス
86ナイス

2024年10月に読んだ本
6

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

すなぴー
「現代思想の入門のための入門」ということで、なるべく平易に書かれているんだろうなとは思うけど、慣れていない人は、何度も立ち止まったり、戻ったりしながら読まなければ簡単には理解できないのではないだろうか。かなり頑張って読んだ。現代思想は二項対立や秩序を乗り越えるための思想だということはわかった。「差異の哲学」ということだけど、ひとつの正解やひとつのあり方を否定し、世の中の複雑さや多様性を肯定するようで、現代らしいと思う。たしかにこの本を読むと、少し価値観が変わるかも。
が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
6

すなぴー
人間の本質はもともと決まっているものではないから、探したところで見つからない。だからこそ、自分はどういう人間なのかという自分の本質を、自分自身でつくりあげることができる。自分自身をつくるのは、運命でもなく、自身の可能性でもなく、ただ現実の自分であり、自分の行為だ。ある意味で厳しく、その反面で、救いともなりうる思想のように思う。
すなぴー
2024/10/27 11:28

自分の好きな作家のモームも「人生に意味などない」と書いていた。まずは人生の意味は探して見つかるようなものではないという身も蓋もない価値観を受け入れて、その上で、「では自分の人生をどう構築していくか?」と考えるしかない、となるのはなんとなくそうなのかなと思うようになってきた。ただし、ここから先の考え方は、モームとサルトルではだいぶ違う。

が「ナイス!」と言っています。
すなぴー
再読。全体主義が隅々まで支配する社会で、その社会を支える行政機関の職員でありながらも、その世界に疑問を覚えた主人公の、命をかけたささやかな闘い。それは人間性の喪失への抵抗と、過去の改変への反抗。この世界に違和感を覚える主人公の振る舞いを中心にすえた物語だけど、著者が描きたかったのは未来にありえそうなこの世界そのもので、そこが「予言の書」と呼ばれ、現在と比較されながら読まれる原因のひとつなのだろう。
VENA
2024/10/20 23:07

こんばんは。 初コメ失礼いたします。 今私もこの本半分くらいまで読んでます。 昔の本なのに読みやすく、次の展開がめちゃ気になっています!

すなぴー
2024/10/21 19:53

こんばんは!80年も前なのに、古さは全く感じませんよね。ぜひ最後まで楽しんでください!

が「ナイス!」と言っています。
すなぴー
「現代思想の入門のための入門」ということで、なるべく平易に書かれているんだろうなとは思うけど、慣れていない人は、何度も立ち止まったり、戻ったりしながら読まなければ簡単には理解できないのではないだろうか。かなり頑張って読んだ。現代思想は二項対立や秩序を乗り越えるための思想だということはわかった。「差異の哲学」ということだけど、ひとつの正解やひとつのあり方を否定し、世の中の複雑さや多様性を肯定するようで、現代らしいと思う。たしかにこの本を読むと、少し価値観が変わるかも。
が「ナイス!」と言っています。
すなぴー
動物たちが自分たちを支配している人間を追い出し、動物たちだけで農場を管理・運営する平等な社会をつくるというおとぎ話。小説そのものは難しくないので、シンプルに物語として読むこともできる。だけど、この動物たちの農場を媒介として、「権力」にまつわる過去(主にソ連・スターリン)、および現在の社会や、そこに生きる読者自身の振る舞いを見つめ直すきっかけにすることもできる、懐の深い小説。
が「ナイス!」と言っています。
すなぴー
「パレスチナ問題」という言葉でまとめられているけれど、歴史をひもとくと、それを形成しているのは、重層的で複雑に絡み合うたくさんの要因であるとこがよくわかる。その複雑さの結果として、ある観点から見た理想的な解決案であっても、違う観点からは全く受け入れられるものではない、というように、がんじがらめになっていることに難しさがあるんだろうと感じられた。
すなぴー
2024/10/13 22:21

紛争は平和への「思いの強さ」不足して起こっているのではなく、平和の「指す意味」がちがうから起きている、という観点は持っておきたい。ある人たちにとっての「平和」が、他の人たちにとっての「平和」を侵害しなければ成立しない、という状態は存在しうる。そこには「平和への思いの強さ」だけでは解決できない問題がある。

が「ナイス!」と言っています。
すなぴー
ボロボロになってしまったニーチェが、それでも現実を直視し、生を肯定するために構築した思想のように思える。それが魅力的だと思った。少し言い方を変えると、現実を直視する哲学とするということを前提に組み上げられた思想のようにも感じた。未来や来世に期待をするのではなく、今、確かにここにある現実から逃げず、しっかりと受け止めて、肯定できるような現実をつくる。そのための永遠回帰という思想。それは生の肯定でもある。自分は哲学は初心者なので、哲学者の人生に触れられている方が、おもしろく読めるし腑に落ちる。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2018/08/11(2302日経過)
記録初日
2015/06/08(3462日経過)
読んだ本
332冊(1日平均0.10冊)
読んだページ
113222ページ(1日平均32ページ)
感想・レビュー
252件(投稿率75.9%)
本棚
0棚
現住所
広島県
自己紹介

あんまり選り好みせず読みたいです。

感想読んでくださった方はありがとうございます🙏

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