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2024年3月の読書メーターまとめ

kayo
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感想・レビュー
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1124ナイス

2024年3月に読んだ本
12

2024年3月のお気に入られ登録
4

  • lico
  • しおり
  • snoopymints♪
  • ゆき

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

kayo
ネタバレ対象を見つめ抜いて精密に描かれる写実画のように、物語、人物設定、風景の描写など極めて丁寧で、誘拐事件発生とその後という緊張感ある話の中に、ほのかな恋愛や、家族の温かな情景が盛り込まれていて、結末が気になり読むのが止まらなかった。子どもが実の親のところに戻りたくないと首を振るほどの生活とは、どれほど凄まじく悪夢のような暮らしだったのか痛ましい。翻って、空白の3年間で貴彦と優美が亮に与えた愛情の深さが切ない。人間は何が在り、何が失われるのか知りたいと思わずにいられないし、目前にある存在は消せない。続く
が「ナイス!」と言っています。

2024年3月にナイスが最も多かったつぶやき

kayo

暖かい季節近づいてしまい、着るには間に合いそうにないけど息子用カウチンセーターまだ編んでます。あと片袖とファスナー付け。今回頑張ってポケットも作りました。夫のカウチンはポケット作らなかったので「いいな、いいな」と夫が羨ましがっています。写真だと背中のクマ柄キレイに出てますね。

暖かい季節近づいてしまい、着るには間に合いそうにないけど息子用カウチンセーターまだ編んでます。あと片袖とファスナー付け。今回頑張ってポケットも作りました。夫のカウチンはポケット作らなかったので「いいな、いいな」と夫が羨ましがっています。写真だと背中のクマ柄キレイに出てますね。
kayo
2024/03/13 19:30

ピッピさん、ありがとうございます。息子が素敵に着てくれると良いんですけど😅。あと少し頑張って完成させます。

kayo
2024/03/13 19:32

かりんとさん、でしょう!インパクト大でしょ😆。背中にクマ背負って上手に着こなして欲しいです。

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2024年3月の感想・レビュー一覧
12

kayo
賢くひらめきのある石平くんを、厄介者の茉莉野の人形使いに仕立てて彼女を操ってもらえば良いのでは(笑)。茉莉野を見離さない松浦さん良い人。除籍担当の方は頭痛いと思います。私は石平くんと同じで配架中「棚がキッチキチ!(怒)」と心で叫びつつ、本を上に下に移動したり、貸出されてなさそうな本を棚から抜いたりしております。ゼンリンの住宅地図や紙芝居など大判のブッカー掛けは緊張しますね。広いところで慎重に、心にゆとりのある時にすべし。ブッカー掛けは大好きな仕事なので、許されるならその仕事だけしていたい(TRCで働け)。
kayo
2024/03/30 19:45

山猫さん、気をつけていても空気入っちゃう時あります。勤務先では帯は遊び紙に付けたりはせず、取り外してポイです。雑誌なども結構手間で別冊付録を雑誌内に貼り付けたり、クーポンのページやプレゼント応募のハガキなどを使われないよう館名のハンコを押したり、旅行本には地図を入れるポケットを封筒で作ったり、納品してから貸出出来るまでに手間のかかること、かかること。

山猫
2024/03/30 20:09

ですよね。我が街も腰巻はなしです。

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kayo
「いろ」が大好きな『日本のことばずかん』シリーズ。今作は「あじ」と題し、日本の食に関連する言葉を解説。初っ端の言葉は「みずほ」。日本の主食の米にからむ言葉の美しさが誇らしく、「いただきます」という言葉に含まれる意味も忘れずにいたい。のどごし、歯ごたえ、舌づつみなど体で表す美味しさや、ぷりぷり、ほくほくなどの豊富なオノマトペも日本独特なのかな。表紙が猫のそば屋の絵図で、昔から猫はデザイン上のアイテムなんだなと感心。言葉とともに掲載されている古い絵図の細かーいところに注目して読むと楽しいですよ。
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kayo
ネタバレ『みをつくし料理帖』(2009)でファンとなり、『あきない世傳金と銀』(2016)でまた更に夢中になった物語が大団円で最終巻となり感慨深い。幸という商才際立つ女性が自分の才を自ら伸ばすに加え、彼女を見出し育て支えた者、ともに闘った者、愛した者、危うくさせた者、数多の人の物語がこれでもかと注ぎ込まれて私(読者の皆様)の心を鷲掴みで感涙読了。惣次と菊栄の関係は理想的。結も自らや姉の幸の姿が我が子に映って身を振り返ることが出来て、ようやく立ち直れた…蛸入道の忠兵衛が最後好い漢になったよ。良かった、良かった。続く
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kayo
「桜色は桜の花じゃなくて桜の木の皮で染める」という文章が国語の教科書にあったのをなぜかずっと覚えている。手仕事が好きな人間にはたまらない記述満載で一気読み。今回の手仕事の標的は染織。各章は染色に使う植物名。蘇芳の花が好きなので、蘇芳の染め色を検索した。参考文献には志村ふくみさんのお名前がズラリ。死ねないから、死ぬのは怖いから、残る選択肢として生きている。そんな消極的に見える選択肢の中でも人は、何者かになれるのか、描きたいものを描けるか、形にしたいものを形に出来るか、曖昧な理想を現実にしたいと考える。続く
きょう
2024/03/28 08:30

織りそのものの表紙、一般書とあるので小説でなくて?と思ってしまいましたが、児童書でなくてということでしょうか。蘇芳の染めた色は大人な色で憧れますが、花は見たことありません。布ではありませんが吉岡幸雄さんが木を染めておられました(紫檀に似せた琵琶の復元のため)。

kayo
2024/03/28 08:45

きょうさん、おはようございます。書名の横になぜ一般書って括弧書きあるのが私もよく分からないんですが(図書館の区別みたい)、普通の小説です。ほしおさんのこれまでの著作のように、手仕事を中心にした物語です。蘇芳の木が家にあって、花は綺麗な赤紫色。こんな色の服が着てみたいと歳とって思うようになりました。

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kayo
映画化つながり(観てない)。和山さん初読み。上手く歌う方法を教えてくれとヤクザの狂児に拉致られた中学生の岡聡実くん。聡実くんが終始やつれた感じで、怯えてるけど言うことはシビアで、変な度胸ありで、若さゆえ暴走とお年頃の悩みあり少年でかわいい。狂児もなんで中学生に教えを請おうと思うねん、ちゃんとしたボイストレーナーを拉致ったらええやん。口ごたえされへん為の人選やったんか。中学生とヤクザのギャップ、聡実の泣き顔と狂児の笑顔の対比が読ませるわ。ヤクザやけど狂児は魅力的やった。途中からエセ関西弁でごめんやで。
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kayo
恋愛経験乏しい若き日の私が読んだら、自分の未熟さを棚に上げて「表面的でキレイな恋愛小説」と流し読みしたでしょう。「人は自分を映す鏡」ということを切実に感じる初老手前の私、ふと気づけば周りに現れる人は自分に様々なことを教えてくれています。どんな生き方をしようと、一人でいることはできません。婚約中の藤代や弥生の空虚さは、求めることも拒むことも避けたお互いを映した結果です。作中「ひとりでいるときの孤独には耐えられる」とあるように、微かなものでも愛のもとに出会った人はお互いを手放すことを惜しくなります。続く
kayo
2024/03/21 10:33

作品そのものがとても映像的、映画的でした。好きな歌手さんが映画の主題歌を歌うということがなければ多分読まなかったと思います、すみません。

kayo
2024/03/21 10:33

最終章、その主題歌をBGMに読みました。小説と歌の相乗効果で気持ちよく読み終えました。「愛されるために愛するのは悲劇」「何もないけれど全て差し出すよ 手を放す 軽くなる 満ちてゆく」こんな歌詞が心に響いています。

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kayo
前作より恋愛濃いめ。青山美智子さん、お久。「きのこルクテル」きのこ栽培で繋がる恋心。朱野帰子さん初読み。人間やはり対面して語ってなんぼよ。一穂ミチさん「ホンサイホンベー」色っぽ〜い。奥田亜希子さん「きみはアガベ」、アガベ、アガペー、受け入れる時がくれば恋は出来る?テキーラの原料リュウゼツラン、宮部みゆきさんの短編に先生のためにテキーラ作るお話あったな。西條奈加さん「タイムスリップ」現代物は初読み。日本酒は一番苦手ですが美味しそうに思えるお話。提灯下がる小料理屋で一杯一皿なんてしてみたい。後半の2作が好き。
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kayo
こんなん大好きアート絵本再び。表紙のツナの肉感的なこと。魚図鑑と銘打ってますが、ほぼ料った魚図鑑。加藤休ミさんの使う画材はクレヨンとクレパス。生魚も焼き魚も〆た魚も加工された魚も、どれも本物の如く旨そうな姿。鉛筆や色鉛筆でリアルに描きました!なんていう映像をよく見ますが、クレヨンクレパスでここまでは様々な色と質感が出せるんですね。たらこ(焼きたらこ)の粒々感などは、爪楊枝で削ったりして描いているのかな。魚の解説プラス休ミさんの魚愛溢れるお言葉が楽しい一冊。魚が豊富で美味しい北海道ご出身なんですね
kayo
2024/03/16 21:10

焼きたらこじゃなくて、子供の頃はよくたらこの煮たやつ食べたなぁ。今でも食べたくなるけど、夫は魚卵があまり好きでない。うーん、でもたらこ見つけたら自分のためにだけ作っちゃおうかな。シシャモと真鯖もすごく美味しそうでした。

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kayo
脳に残った記憶が映像になるなんて漫画があるけれど、junaidaさんの脳内にはこの作品のような世界が広がっているのだろうか。王冠を被って生まれた王子。すくすくと成長して、学び、旅をして、冒険して、数多のものと出会い、悪と闘い、怪物をも手下にする賢さを培い、立派な姿となり、そして老いてゆく。ページに溢れる圧倒されるようなおびただしい色彩は、人生の経過を表すような色使い。相変わらず私はjunaidaさんの紫色が好きだ。幻想の紫、森の緑、海の青、街の赤、光の黄、雪の白。いつまででも見ていられる。素晴らしかった。
kayo
2024/03/15 21:01

別の本の感想に書いたけど、junaidaさんのぬり絵本を出版してくれたら良いのにな。kayo版『世界』を塗り尽くしてみたい。

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kayo
私は下戸なのでほろよいすら出来ませんけど、どれも面白く読みました。アンソロジーは普段読まない作家さんを読めて得した気分。織守きょうやさん『ショコラと秘密は彼女に香る』はボンボンやサバランなどお酒を使ったお菓子がメイン。物語も登場人物も上品。坂井希久子さん『初恋ソーダ』梅酒を漬けるには「五一ブランデーVO」!メモメモ。額賀澪さん、『醸造学科の宇一くん』酒造の家に生まれた従兄弟どうしの小春ちゃんと宇一くん、頑張れ。原田ひ香さん「定食屋「雑」』原田さんらしい「うわー美味しそ!」って思えて、人間くさいお話でした。
kayo
2024/03/14 20:47

続き。柚木麻子さん『barきりんぐみ』コロナ禍でのzoom飲み会なんて、そこまでして飲みたいものかと下戸の私は思ってましたけど、これが一番面白かったです。甘いカクテルは飲みいやすいけど要注意なのだ。

kayo
2024/03/14 21:45

表紙のイラストは『パンどうぞ』や『どうぶつクッキー』などの絵本を書かれている彦坂有紀さんともりといずみさんの彦坂木版工房さんでした。

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kayo
こんなん大好きアート絵本。色々な食べ物が本物さながらに木彫りされています。書影に出ている表紙も、帯をめくるとどっちが本物で木彫りか分かるよ。カヌレ良いね。ヨックモックのシガー作っちゃうって面白い。コーヒー注ぐオブジェは食卓に置いて飾っておきたい。コーヒー豆も横に添えて。あ、絵本について話をせねば。本物の中に木彫りのフェイクを混ぜて、「どれが本物?」と考えながら読むわけですが、幼い子にはこのすごさが分かるかなぁとちょっと心配。アート好きだったり、モノ作りに関心のある児童や大人はノリノリで楽しめると思います。
きょう
2024/03/12 20:46

子どもも工作好きなら、工作の完成度の目標が上がるかもですね。木彫のレベルすごいですよね。お皿にサンマの骨(食べた後)を見たことあります。ガラスに鼻やおでこの跡だらけ😅 私も激突。

kayo
2024/03/12 22:34

きょうさんは作品を見に行かれたのですね。少しでも近くで見たくて、みんなガラスにゴッツンコ😅。カステラの質感も見事でした。実物を私も見たい!

が「ナイス!」と言っています。
kayo
ネタバレ対象を見つめ抜いて精密に描かれる写実画のように、物語、人物設定、風景の描写など極めて丁寧で、誘拐事件発生とその後という緊張感ある話の中に、ほのかな恋愛や、家族の温かな情景が盛り込まれていて、結末が気になり読むのが止まらなかった。子どもが実の親のところに戻りたくないと首を振るほどの生活とは、どれほど凄まじく悪夢のような暮らしだったのか痛ましい。翻って、空白の3年間で貴彦と優美が亮に与えた愛情の深さが切ない。人間は何が在り、何が失われるのか知りたいと思わずにいられないし、目前にある存在は消せない。続く
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2018/08/17(2081日経過)
記録初日
2018/05/02(2188日経過)
読んだ本
755冊(1日平均0.35冊)
読んだページ
160515ページ(1日平均73ページ)
感想・レビュー
752件(投稿率99.6%)
本棚
10棚
性別
現住所
愛知県
自己紹介

小さな市立図書館にて勤務しております。仕事と趣味を兼ねての読書歴うん十年です。読書メーターは選書の参考にずっと利用させていただいてましたが、自分の読書記録を残したくなりこの度登録しました。
すでに沢山のユーザーの方から刺激を受け、読書欲に勢いがついて参りました。新規読了本、過去の読了本も時間ある限り感想を綴ってゆきたいと思っています。よろしくお願いいたします。
編み物も趣味にしていますので、その関係の本もレビュー出来たらと思います。

【2020.02.23 追記】
 私の拙い感想や、たわいないつぶやきに沢山のナイスやコメントをいただき本当にありがとうございます。
 登録より1年半ほど経過し、読書はもちろん、読書家の皆さまと交流出来ることが日々の楽しみになっています。ここに来てから一人本を読んでいた自分にも、外に向かって表現し、伝えたいことがいっぱいあったのだなと気付かされました。

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 素敵な感想や面白いつぶやきの方、趣味を同じくする方へのお気に入りの登録を私からもしたい気持ちは有るのですが、僭越ながら数を絞らせていただいております。
 お気に入りの皆さまの情報が流れ込み、私が情報に溺れそうになってしまうからです。

 お気に入りの方も、お気に入りに加えてない方も、ふと気になる時にこちらからこそっと覗きに参りまして、折々にナイスやコメントを入れさせていただきます。このような私のわがままな読メ内の処世術をお許しいただければ幸いです。

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