図書館本。当時の女工さんの日々と甘みの話が読めるのかと思っていたらずいぶんと違った。が、「米騒動」の真実を知ることもできたし、大原孫三郎の「人格向上主義」などについて知ることもできたので読んでよかったと思う。また日本の女子教育について『挫折したとはいえ、「新しい女性教育」や女性の「人格」をめぐる模索や主張が、近代日本においても確かに存在していた』ことを学べたのはとてもよかった。米国についての章ではエレン・スワロウ・リチャーズにや女性労働者が長時間労働のあいまに自ら定期刊行物を刊行していた