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2023年10月の読書メーターまとめ

kk
読んだ本
5
読んだページ
1086ページ
感想・レビュー
5
ナイス
497ナイス

2023年10月に読んだ本
5

2023年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

kk
図書館本。隋朝一代の事績を平易に解説。内容面で興味を覚えたのは、悪名高い煬帝に対する肯定的とも言える評価。彼の運河開削や洛陽遷都は中国が一まとまりの実体を備えていく契機となり、北方安定化のための取組みは隋唐が世界帝国としての飛躍していく踏台となったとの認識。隋朝の性格についても、その首長は中華皇帝・大可汗・菩薩天子という三つの顔を有し、それぞれに特有な政治的・文化的機能を果たすことによって中国の再統一を実体化したとの指摘。文章も読み易く、洒脱。久しぶりに読む、中公新書らしい中公新書の一冊。
が「ナイス!」と言っています。

2023年10月にナイスが最も多かったつぶやき

kk

9月は出張などもあり、なかなか読書に浸れませんでした。なんだかちょっとモゾモゾしています。 2023年9月の読書メーター 読んだ本の数:3冊 読んだページ数:919ページ ナイス数:578ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/905406/summary/monthly/2023/9

が「ナイス!」と言っています。

2023年10月の感想・レビュー一覧
5

kk
図書館本。隋朝一代の事績を平易に解説。内容面で興味を覚えたのは、悪名高い煬帝に対する肯定的とも言える評価。彼の運河開削や洛陽遷都は中国が一まとまりの実体を備えていく契機となり、北方安定化のための取組みは隋唐が世界帝国としての飛躍していく踏台となったとの認識。隋朝の性格についても、その首長は中華皇帝・大可汗・菩薩天子という三つの顔を有し、それぞれに特有な政治的・文化的機能を果たすことによって中国の再統一を実体化したとの指摘。文章も読み易く、洒脱。久しぶりに読む、中公新書らしい中公新書の一冊。
が「ナイス!」と言っています。
kk
図書館本。前提知識がない一般読者を対象とした量子コンピュータの入門書。その基本的な原理、実現可能性、開発の現状、考え得る適用範囲の拡がりや、さらには我々の未来へのさまざまなインパクトなどを比較的わかりやすく簡潔に説明。ほんの少しながら数式が登場したりして、kkの如き門外漢的には全てを完全に理解できたか些か心許ないところもありますが、少なくとも量子コンピュータについて、少しでも何か分かったような気分にはなれました。
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kk
順調に昇進を重ねロンドン警視庁の最年少警視として大活躍の我らがウィリアム・ウォーウィック。今回のヤマは王室警護をめぐる問題と、王室の人気メンバーを標的としたテロ陰謀事件。不動の悪役王マイルズと彼の腕利き弁護士ブース・ワトソンとの騙し合いなども絡んで、なかなか飽きさせない展開です。
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kk
図書館本。安全保障問題に造詣の深い朝日新聞記者がワシントン駐在中の取材を基に描き出す、アメリカの核兵器をめぐる今日的状況。戦略論的な内容というよりも、さまざまな「核の現場」を訪ね歩いた経験と所感を伝える、文字通りのルポ。それだけに、理論的な書き物にはない迫力と臨場感を感じます。基本的には「リベラル」的なスタンスのように見受けられますが、「何故アメリカは核を手放せないか」という大きな問への向き合い方には、大国間関係のリアリティや問題の深さに対する著者の真摯さと鋭い洞察を感じました。
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kk
図書館本。再読。つい2ヶ月前に読んだばかりだってのに、間違えてまた借りてきてしまいました。何かのご縁ってなノリで再読しましたが、著者の博識ぶりと、その戦略的な眼差しの筋の良さみたいなものに改めて感心させられてしまいました。他方、今回ちょっと気になったのは本としての作り方。おそらく以前お書きになった連載などをベースにされたんじゃないかと思われますが、話が行きつ戻りつするような部分もあり、些か散らかってるような印象も。せっかくだから、次作ではご見識と思いの丈を白紙ベースでぶつけてもらいたいもんです。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2018/08/25(2236日経過)
記録初日
2018/04/15(2368日経過)
読んだ本
662冊(1日平均0.28冊)
読んだページ
225749ページ(1日平均95ページ)
感想・レビュー
585件(投稿率88.4%)
本棚
11棚
年齢
58歳
血液型
A型
現住所
東京都
自己紹介

最近のモットー: 食わず嫌い、上等。

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