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2024年10月の読書メーターまとめ

ハナハナ
読んだ本
3
読んだページ
864ページ
感想・レビュー
3
ナイス
135ナイス

2024年10月に読んだ本
3

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ハナハナ
韓国文学作品初読みだが、最初から凄い作家に出会った思いを強くした。背景にあるのは『済州島四·三事件』読みながら言葉では表現できない痛みや怒り悲しみがわいてきた。どこまでも静謐で叙情的な文章に、これ程までに感情を揺さぶられる所に文学が持つ強い力を感じる。キョンハとインソン心身に大きな痛みを抱えた二人が生と死の間で、相手の痛みを想像し思い遣る場面も印象的。そして訥々とインソンが語る母の悲劇の過去。時折雪片と共に舞い降りて、済州弁で語りだす母親の言葉は深く読み手の心に刻まれる。
ハナハナ
2024/10/10 22:01

aikaさん、嬉しいコメント有難うございます。私もびっくりしています。まだ、物語の余韻が残っていて、受賞の喜びを噛みしめています。aikaさんにも、是非読んで貰えたら本当に嬉しいです。

aika
2024/10/12 16:55

お返事が遅くなりすみません💦 作品を読み終えてまだまもない中での嬉しいニュースは、ハナハナさんにとって格別でしょうね✨ ぜひ読んでみたいと思います、ありがとうございます😊

が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
3

ハナハナ
舞台は都内大学ロシア文学の教室。物語形式で枚下先生による講義が進んで行くが、一方通行のありきたりな授業ではなく、学生達が思い思いの感想を自由に発表するのは新鮮で読み手も思わずこの授業に入り込んだ。1800年代に生きた作家12人がずらり勢揃い。どの作品も未読だが作家達もロシアの体制に抗いながら生き辛さの中で作品を生み出してきたのだと思った。そんな彼らの作品世界を自分で体験し、想像する事が大切。フセヴォロド·ガルシンと言う作家に少し惹かれる。短編集『紅い花』は読んでみたい。
が「ナイス!」と言っています。
ハナハナ
ずっと読みたいと思っていたウルフの作品。短編集がある事を知って本書を手に取る。訳者解説が詳細で、ウルフ初読みの自分にはとても有難い。後の長編に繋がる原点にも成る八篇。古い価値観にとらわれず、彼女の自由な発想から編み出された文章は色あせる事はないが、果たして100年経った現在彼女の理想とする社会に成っているのか…。『壁のしみ』「しみ」を見たウルフの妄想が止まらない。そこに込められた本心に思わず納得。『キュー植物園』生きとし生けるものカタツムリにも目を向けるウルフの優しい眼差し。一番好きな作品。
が「ナイス!」と言っています。
ハナハナ
韓国文学作品初読みだが、最初から凄い作家に出会った思いを強くした。背景にあるのは『済州島四·三事件』読みながら言葉では表現できない痛みや怒り悲しみがわいてきた。どこまでも静謐で叙情的な文章に、これ程までに感情を揺さぶられる所に文学が持つ強い力を感じる。キョンハとインソン心身に大きな痛みを抱えた二人が生と死の間で、相手の痛みを想像し思い遣る場面も印象的。そして訥々とインソンが語る母の悲劇の過去。時折雪片と共に舞い降りて、済州弁で語りだす母親の言葉は深く読み手の心に刻まれる。
ハナハナ
2024/10/10 22:01

aikaさん、嬉しいコメント有難うございます。私もびっくりしています。まだ、物語の余韻が残っていて、受賞の喜びを噛みしめています。aikaさんにも、是非読んで貰えたら本当に嬉しいです。

aika
2024/10/12 16:55

お返事が遅くなりすみません💦 作品を読み終えてまだまもない中での嬉しいニュースは、ハナハナさんにとって格別でしょうね✨ ぜひ読んでみたいと思います、ありがとうございます😊

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2018/09/10(2266日経過)
記録初日
2018/08/10(2297日経過)
読んだ本
329冊(1日平均0.14冊)
読んだページ
93886ページ(1日平均40ページ)
感想・レビュー
280件(投稿率85.1%)
本棚
22棚
自己紹介

ルネッサンスバロック時代の絵画、音楽とりわけ古楽器がお気に入りです。
一番好きな作家は須賀敦子さん。歳と共に読み返したくなる作家の一人です。読んだ本は数年前に遡って登録しています。

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