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2024年5月の読書メーターまとめ

smatsu
読んだ本
7
読んだページ
2225ページ
感想・レビュー
7
ナイス
96ナイス

2024年5月に読んだ本
7

2024年5月にナイスが最も多かった感想・レビュー

smatsu
精読に値する名著だと思う。初版で買ってずっと積読にしていたのでもっと早く読むべきだったと後悔。マシュー・サイドの本は以前『非才!』という本も読んだことがあってそちらもとても勉強になる良い本だった。どうやらこの人の本は他のも読んだ方がよさそう。失敗が起こる原因の分析から始め、失敗はプロセスを向上させるための貴重な情報源であり、失敗をどう扱うかで個人も組織も向上できるかが決まる点を強調している。失敗の隠蔽は意図的行為より自分は正しいと信じる人の無意識的な認知的不協和によって起こる。興味深い。
が「ナイス!」と言っています。

2024年5月の感想・レビュー一覧
7

smatsu
すばらしい良書。もともとは3冊のシリーズ本だったのを1冊にまとめたものらしい。じっくり読みたいところだが今はあまり時間がないのでいったんざっと読みして手元においておく。時間ができたとき、疑問が湧いたときに納得いくまで繰り返し何度でも読むべき本だと思う。もちろん事典的にも使えて二度おいしい。あえて重くて丈夫な紙を使った作りになっているのもそういう使い方を想定しているのだろう。重たいので持ち歩くのはちょっと大変です。学生だった頃にこういう本が欲しかった…高校生くらいのときに読みたかったなぁ。
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smatsu
物理学の本かと思ったら科学哲学の本だった。ふつうこういう新書は一般読者を想定して難しい所はやんわり書くものだが、手加減はあまりしてなくて大学で講義を受けているような気分になる。有名なニュートンのバケツの議論から相対性理論、電磁気学、量子力学への流れを踏まえ、関係説を主軸に空間論と時間論をどうにかわかるように総括してくれる、そういう意味で悪くない本です。ただ残念ながら読みやすさ、わかりやすさ、面白さの面ですべてブライアン・グリーンの方が上だと思う。Jリーグとプレミアリーグの差みたいなものを感じます
smatsu
2024/05/25 10:15

というかブライアン・グリーン(と青木薫のタッグ)はこの種の本に関して世界最強クラスのクオリティであって、一般の本にあのレベルを期待するのは贅沢というべきなのでしょう…

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smatsu
ネタバレ収録作品「海のストレンジャー」「執念」「命のきずな」「アヴィナの島」「戦争はなおも続く」「刻印」「すぎさりし一瞬」。最後の「すぎさりし一瞬」はこれだけで本巻全体の半分を占めているBJエピソードとしては異例の長編。そしてこの一話でミステリー小説一冊分くらいの中身の濃さがある。近くにいる人と同じキズが身体に現れるという不思議な体質を持ち、背中に生まれつき銃弾の跡があり、なぜか自分でも知らないはずの女性の記憶を持つ男の謎を追ううちに、実は赤ん坊のころに巻き込まれた事件が関わっていることが明らかになる。
が「ナイス!」と言っています。
smatsu
精読に値する名著だと思う。初版で買ってずっと積読にしていたのでもっと早く読むべきだったと後悔。マシュー・サイドの本は以前『非才!』という本も読んだことがあってそちらもとても勉強になる良い本だった。どうやらこの人の本は他のも読んだ方がよさそう。失敗が起こる原因の分析から始め、失敗はプロセスを向上させるための貴重な情報源であり、失敗をどう扱うかで個人も組織も向上できるかが決まる点を強調している。失敗の隠蔽は意図的行為より自分は正しいと信じる人の無意識的な認知的不協和によって起こる。興味深い。
が「ナイス!」と言っています。
smatsu
タイトルに〇〇さんはどうたらとキャラの名字入れるのが最近の流行のようで、この手のタイトルの作品で面白いのはほとんどない(もちろん例外はある『早乙女選手、ひたかくす』とか)。本作は『高嶺のハナさん』の設定をいじってパkもといインスパイアされた作品のような印象を受けますが、『高嶺~』のような作品は作者による天才的な作画能力と構成力があって作り出せる唯一無二の味わいであり、ただ絵が上手いだけでは真似するのは非常に難しいですよ…ということで今の所微妙と言わざるを得ないですが、絵は好みなので続き読むかも
が「ナイス!」と言っています。
smatsu
なろう系有名作品の一角として名前がよく挙がる本作、今まで特にチェックしてなかったがGWにアニメを何気なく視聴してみたらなるほどこれはなかなかの作品だ…しかし読むとなると時間が必要で今はあまりフィクション読むための時間が取れないので悩む。併せて岡田斗司夫氏絶賛の『無職転生』もチェックし、そちらも悪くはなかったが言うほど良いかな?その無意味なエロ演出はいらないだろと言う所がちらほらある。個人的には本作の方が西洋風復讐譚とギリシャ悲劇の味わいを感じられて好みだ。安易にオレつえー設定じゃないのも良い
眠る山猫屋
2024/05/12 15:55

お値段的にも手が出しにくいシリーズ、自分も薦められてアニメから。ここまで堕ちる主人公も珍しく、歪みっぷりもなかなか(笑)アニメは第三部で持ち直した感です。二部は・・・。そして同じく岡田斗司夫さんから『無職転生』へ。やり直し部分は良いんですけどね(苦笑)

smatsu
2024/05/12 20:22

眠る山猫屋さん、コメントありがとうございます。主人公歪んでるというか、少々頑なな所がありますが、大学生という年齢でこれだけの経験をしたと考えると立派なふるまいができた方ではないかと思います。無職転生は時々その設定要る?っていうのがあるんですよね…

が「ナイス!」と言っています。
smatsu
近世・近現代編。15世紀以降から現代までを扱う。本シリーズは全体に因果関係面の考察が『教養としての世界史』より薄くて史的事実の羅列をする、いわゆる一般的な世界史のフォーマットに寄せている。あえてあまり著者の主観を入れないようにしているようだ。その代わりに巻末の索引と参考文献リストが異様に充実していて、読み物としてだけでなく事典的な使い方ができるようになっている。手元に置いて必要に応じて索引から読むこともできる一粒で二度おいしい構成になっていて良き。個人的には上巻よりもこちらの方が好き。
smatsu
2024/05/06 21:23

豆知識。東洋と西洋という使い分けは明の時代の鄭和艦隊が使い始めた。マレー半島から東が東洋。コロンブスという呼称はラテン語のコルンブスから転じたもので、日本でのみ使用されている。スペイン語でコロン、イタリア語でコロンボ。シビル・カン国にちなんでその地方をシベリアと呼ぶ。イングランド艦隊が無敵艦隊を破った後も当分の間制海権はスペインにあった。

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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2018/09/17(2109日経過)
記録初日
2018/09/17(2109日経過)
読んだ本
1385冊(1日平均0.66冊)
読んだページ
363453ページ(1日平均172ページ)
感想・レビュー
1385件(投稿率100.0%)
本棚
20棚
性別
現住所
東京都
自己紹介

ジャンルにはこだわらずなんでも読みますが、最近は漫画、技術書、ノンフィクションが多めになっています。コメントなど歓迎です。ご自由に

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