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2024年6月の読書メーターまとめ

えっちゃん
読んだ本
20
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5211ページ
感想・レビュー
19
ナイス
186ナイス

2024年6月に読んだ本
20

2024年6月にナイスが最も多かった感想・レビュー

えっちゃん
みつ屋で働く食べることが大好きなアンちゃんが大きく成長している最新作です。新しく着任した藤代店長は頼りがいがあるのだが、前職の影響で少しばかり前のめりなところがある。またいい人なんだけど、店で買った和菓子を手作りだと言って職場の部下たちに振る舞っている無自覚なお客様。アンちゃんは勇気しぼって思っていることを伝える。上司の悩みにも気づくが、なかなか言えることではない。そしてなかなか言えないのが立花さん。今の時代、ほんとに友だちだけなのかとも思わせられる…が。
が「ナイス!」と言っています。

2024年6月の感想・レビュー一覧
19

えっちゃん
まひろがからさんの家に来てから三年がたった。からさんが語る伽羅の章。 まひろと就職した柊也は自然と交際するようになっていた。そしてからさんは病が…。 シングルマザーという生き方を選んだ人たちがいる。 子どもが自分の境遇を誰かのせいにして恨んだり怒ったりしても、進むべきものが何も生まれてこない。それを教えてあげれるのは、親でなく周りにいる大人。若い人にその背中を見せてあげるために、胸を張って歩くこと。 たくさんのことを、私もからさんに教わった。
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えっちゃん
ネタバレまひろがどうしてからさんの家でお世話になることになったかは、とても複雑。人には面倒くさくて言いたくない。まひろの生い立ちは順風満帆ではないが、ラッキーだったと思えばいいとからさんに言われる。 からさんの愛は七割の愛で、尻尾にあんこが詰まっていない鯛焼き。まひろもたぶん同じで、尻尾にあんこが詰まっていないのも好きって。 二人の会話がとってもいいなって感じた。 洋館で同居する個性的な方たちとも縁というだけのつながり。後半の実母の再会も、さらっとしていて恨みもなければ感動的でもなく小路ワールドですね。
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えっちゃん
短編集。それほどぞっとする話でもない。家族、隣人、友人とのごく普通の生活から、わずかな悪意かな?
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えっちゃん
家庭裁判所の調査官の仕事は、問題を抱えた当事者の背景を調査し、持っている専門知識を生かして調停委員や裁判官をサポートしながら紛争を解決へと導くこと。大学で心理学を学んだ者と法律を学んだ者がいるとのこと。例えば自分が児童養護施設で育ったとかの生い立ち、劣悪な家庭環境を経験したら相談者の力になれることは間違いないだろう。 最後の章の親の離婚に悩む少年には心を痛めた。事実は驚愕したが、見習い家庭調査官補の大地のように誠意を尽くして寄り添うことが大事なんでしょう。子ども扱いしないという言葉が心に残った。
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えっちゃん
警察官を退職した神場は妻と遍路の旅へ。16年前の幼女殺害事件、真犯人が別にいるかも知れないと報告しても、上層部は重要な目撃情報をなかったことにした。自分も冤罪の可能性に目をつぶり、組織の圧力に屈したのだ。それからずっと苦しめられている。警察官ってつくづく大変な仕事だなと思う。娘を警察官に嫁がせたくないのはよくわかる。仕事とプライベートとの切り替えができない。家族も犠牲になることも多い。 第三の犠牲者を出してはいけないという、刑事たちの強い思いは感じた。
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えっちゃん
動物や魚が好きな日和は、旅先で動物園や水族館に立ち寄るが、入場料を払うことで少しでも生き物たちのためになるのならと思っている。そして少し高い物を購入することで、地元の店を援助する気持ちを持っている。 私はいつもコスパのいい旅行ばかり考えるが、観光地にたくさんのお金を落とすことが誰もがハッピーになれるのだなと改めて反省。 日和が蓮斗に頼ってばかりではいけないと変わってきた。それなのに彼が自分は日和の騎士と思っていたら、麗佳たちのような夫婦にはなれないような気がするのだが…。
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えっちゃん
みつ屋で働く食べることが大好きなアンちゃんが大きく成長している最新作です。新しく着任した藤代店長は頼りがいがあるのだが、前職の影響で少しばかり前のめりなところがある。またいい人なんだけど、店で買った和菓子を手作りだと言って職場の部下たちに振る舞っている無自覚なお客様。アンちゃんは勇気しぼって思っていることを伝える。上司の悩みにも気づくが、なかなか言えることではない。そしてなかなか言えないのが立花さん。今の時代、ほんとに友だちだけなのかとも思わせられる…が。
が「ナイス!」と言っています。
えっちゃん
確かに会議の必要経費範囲内で出せるのなら、出前のアフタヌーンティーなんて素敵!重要なことは進行役を舵取りを他人に任せてはだめということですね。 第3話と第4話は舞台を関西に、アッコちゃんも三智子さんも助けてはくれないが同じく女性の成長を描く話。
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えっちゃん
アッコちゃんの人気シリーズ。第2話「アンチ・アッコちゃん」のアッコちゃんは珍しく弱っていた。温子さんのような人はいる。アッコちゃんのようなポジティブな人といると、勢いに引くって。自分がそうなりたいが、なれないの裏返し?自分を卑下して傷ついてしまう。第1話の彼も、元カノに対してそうだったのだと思う。 そしてアッコちゃんが最も面倒みていた三智子さん。ランチをとることを最も大切にし、素直と勤勉さでまわりを取り込む力を持っている。成長した三智子さんがアッコちゃんの一番の理解者であるんじゃないかな。
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えっちゃん
アートの世界の闇にうごめく秘め事、短編集。最初の「深海魚」女子高の性的なイジメも妄想もえげつなかった。 いつもの原田さんの作品らしいが、聖フランチェスコの壁画を修復する「キアーラ」がよかった。
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えっちゃん
食にまつわる道具をめぐる短編集。「ピザカッター…」や「ホットプレート…は」学生時代に付き合っていた彼氏、彼女が夫婦の前に登場して、心揺れ動く様子がおかしく描かれている。 それに比べて夫と時間の友人が浮気する「…アクリルたわし」はしんどかった。そして「…薪ストーブ」は、家族ぐるみでお付き合いしているご夫婦の奥さんが亡くなり、自分たちのことのように将来を思い浮かべる姿がせつなかった。
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えっちゃん
誰にとっても、せつない話だった。 美佐子さんに押し付けて逃げた海の父親が許せなかった。成長して東京に出てきている海と何もなかったかのように接していた。しかも海のことを、最も理解しているようでしゃくにさわる。 緑亮の章で、彼の生い立ちを知り、美佐子さんを前にして彼の息ができなくなった様子も知る。 誰もが自分の好きなように生きることができればいい。それを理解して応援してくれる人がいればなおいい。ただそんな世の中になった時に、逆につらい思いをする人がいないのかが不安。
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えっちゃん
タイトルが面白くて手に取る。思いつきで小屋作りが始まったと言うが、小屋を作る仲間がどんどん増えていく。建築家や大工さんもいればまったくの素人も。募集したわけでなく、頼まれたわけでもなく自分の都合のいい時に楽しみに来ているという感じだ。 そして完成までの六年間、小屋作りと同時に著者川内さんの娘ナナちゃんの成長が楽しめる。 両親だけでなく、いろんな大人たちに触れて育てられ、普通の子どもではできない経験もしている。親としての川内さんの成長もはっきりと伝わってくる。読んでいる間、私も仲間に加わっている気分だった。
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えっちゃん
著者は東京だけでなく、それぞれの都市の古民家カフェ日和を出版してるのですね。東京は下町と多摩地区がほとんど。2019年発行ですが、すでに閉店となっている店がありました。建物は何か他に活用されたのかな。 写真を眺めているだけで、癒やされます。
えっちゃん
ネタバレ音楽ミステリーシリーズ。舞台は大統領の影響で人種差別が激化しているアメリカ。ここでも岬洋介が音楽の力を訴える。みんなの心を動かしていく。政治の世界で成し得ないことを音楽では言葉も宗教の違いも越えて一つになれる。 音楽を愛する愛国者と名乗る者は、大統領を暗殺実行するつもりだったのだろうか。岬がスコアを投げつけなかったら…?
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えっちゃん
日和のひとり旅にも、大いにコロナ禍の影響が…。和歌山のアドベンチャーワールドでパンダの赤ちゃんの観覧整理券が当たってしまった!喜ばしいことだが、ひとりとはいえこんなご時世に和歌山まで行ってもいいものかと迷ったあげく、飛行機にレンタカーおまけに羽田空港までは父親の車での送迎ありで日帰り弾丸で決行することに。パンダの赤ちゃんさえ見れればのつもりが、アドベンチャーワールド魅力を十分に楽しめることができた。おまけに白浜の景色やグルメまで。 アドベンチャーワールドは私も行ったことがないので、ぜひ行ってみたいな。
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えっちゃん
ネタバレ五人の女性作家の時代小説。神田明神、白水名水、鐘ヶ淵、両国橋と江戸の名所を舞台にせつない話が繰り広げられる。好きなのは「名水と葛」病気がちで大切に育てられた草履問屋の娘お鶴は、性格がひねくれ引きこもりがちだったが、女中のおせいや薬草集めをしている仁助に支えられ、自分がどう生きたいのかに気づいていく。最後に告白するシーンは感動的。
が「ナイス!」と言っています。
えっちゃん
清盛、維盛、敦盛、徳子、時子、後白河法皇、義経と主なる登場人物の視点から語られる平家没落の壇ノ浦、その後。 やはり私も女性だから、徳子の気持ちが一番よくわかる。父や兄たちの都合のいいように利用された。高倉天皇が亡くなった時は舅である後白河法皇に入内するようにも言われた。そして壇ノ浦では、母には生き残って、大きな役割を託された。かわいそうな女性であった。 男、女とそれぞれの気持ちを語られる林真理子さんの平家物語わかりやすく面白い。
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えっちゃん
最初の章で合唄の話だと思ったら、そうではなかった。 でも最後まで読むと、うたはうただった。バンドでうたうのと合唱でうたうとはまったく別のことだと思うが、そうではなかった。合唱が貧乏くさいとバカにして、母を傷つけてしまったことを後悔する絹枝。大学時代に一緒にバンドを組んだ仲間たちも、それぞれの悩みを抱え成長していく。今、だからこそわかる、亡くなった母が楽しそうにうたっていた姿を。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2018/09/25(2107日経過)
記録初日
2018/09/25(2107日経過)
読んだ本
1057冊(1日平均0.50冊)
読んだページ
302873ページ(1日平均143ページ)
感想・レビュー
924件(投稿率87.4%)
本棚
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