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2024年3月の読書メーターまとめ

TAK.I
読んだ本
7
読んだページ
2470ページ
感想・レビュー
7
ナイス
415ナイス

2024年3月に読んだ本
7

2024年3月のお気に入り登録
1

  • メチコ

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

TAK.I
あの成瀬の続編ときたら読まないわけにはいかない。総合学習でゼゼカラに取材した小学生、父親の慶彦、フレンドマートのクレーマー、琵琶湖親善大使、そしてエンディングはそこか!バラエティ豊かな登場人物たちと成瀬の冒険譚。そう、成瀬がいると日常がドラマティックに変貌する。周りも成瀬のペースに巻き込まれて、何でもできてしまいそうな気がするのだ。実際に新たな自分を発見するし、ポテンシャルを引き出される感じ。やりたいことに必死になる姿が熱い。この唯一無二のキャラクターを生み出した宮島さんに心から拍手。一気読み必至。
が「ナイス!」と言っています。

2024年3月にナイスが最も多かったつぶやき

TAK.I

 このダムのために沈んだ村があることを考えると切ない。大きな反対はなかったとの記録だが、それでも280戸あまりの家、中学校までもがなくなったという。補償交渉はかなり難航したようだ。神奈川はまず水不足になることはないが、このダムのおかげなのかなぁ。

 このダムのために沈んだ村があることを考えると切ない。大きな反対はなかったとの記録だが、それでも280戸あまりの家、中学校までもがなくなったという。補償交渉はかなり難航したようだ。神奈川はまず水不足になることはないが、このダムのおかげなのかなぁ。
が「ナイス!」と言っています。

2024年3月の感想・レビュー一覧
7

TAK.I
舞台となる洋館は何と実際の著者の家がモチーフとなっている。現実とフィクションが入り乱れるクローズド・サークルといった趣向。大人気の覆面作家・御津島磨朱李による新居のお披露目会が開かれる。招かれたのは作家、編集者、文芸評論家。異様な空間で交わされる会話。みんな怪しく見えてくる。それぞれが秘密を抱えていそうな雰囲気の中、館の主・御津島がある告発をするという。腹の探り合いをするうちに事件が起きる。丹念に練り込まれた仕掛けやトリック、中盤以降の怒涛の展開からエピローグまで見逃せない。そしてQRコードのおまけ付き。
が「ナイス!」と言っています。
TAK.I
ネタバレとにかく圧倒された。2つの男児誘拐事件が同時に起こる。誰が何のために?被害はなかったものの、謎だけが残り、ジャーナリストが調べていく。点と点が結びつき真実に迫っていく様子は焦ったいながらも緊迫感がある。そこには「白い巨塔」よろしく芸術が醜い政争の具となっている現実もあった。芸術の世界の年功序列はここまで腐っているのかと幻滅した。終盤は空白の2年間がつながり熱を帯びてくる。野本夫妻のとった行動、内藤亮との関係、全てが明らかになる時、タイトルである「存在のすべてを」の意味と言葉にならない感情が胸を締め付ける。
が「ナイス!」と言っています。
TAK.I
あの成瀬の続編ときたら読まないわけにはいかない。総合学習でゼゼカラに取材した小学生、父親の慶彦、フレンドマートのクレーマー、琵琶湖親善大使、そしてエンディングはそこか!バラエティ豊かな登場人物たちと成瀬の冒険譚。そう、成瀬がいると日常がドラマティックに変貌する。周りも成瀬のペースに巻き込まれて、何でもできてしまいそうな気がするのだ。実際に新たな自分を発見するし、ポテンシャルを引き出される感じ。やりたいことに必死になる姿が熱い。この唯一無二のキャラクターを生み出した宮島さんに心から拍手。一気読み必至。
が「ナイス!」と言っています。
TAK.I
穏やかで優しい言葉なのに終始胸に迫ってくる。町田さんはいつも人生の道標を示してくれ、考えさせられる。家族葬専門の葬儀社「芥子実庵」を舞台に様々な人間模様が描かれる。「死」と向き合うには勇気がいるし、並大抵のことではない。価値観の異なる人々と関わる中で自分らしく生きていくとはどういうことなのかを問いかけている作品だ。いまだに男尊女卑の考え方がここまであるなんて時代遅れだと思うが、これが現実なのか。生きたいように生きられないジレンマもある。正しいとか間違いとかではなく、真奈の選択とこれからを温かく見守りたい。
が「ナイス!」と言っています。
TAK.I
森見さんもシャーロック・ホームズも読んだことはないが、妙に興味をそそられたので手に取った。ヴィクトリア朝京都という不思議な舞台はまるで現代社会の縮図ともいうべき世界だった。この物語にはスランプに陥った人物がたくさん登場する。人間誰もが行き詰まると何かに縋りたくなる。そんな中で様々な誘惑に惑わされ、物事の判断を誤る。情報が氾濫する世の中で真実は何なのか見抜く力が求められる。前半は物語が進まず苦しかったが、中盤以降は怒涛の展開。推理小説を期待すると肩透かしを食うが、痛快ファンタジーでこの世界観に引き込まれた。
が「ナイス!」と言っています。
TAK.I
2024年新書大賞。今井さんの本は専門的で難しいが、今回はオノマトペに焦点を当てて言語の本質に迫っている。オノマトペの何と奥深いことか。さまざまな例を引き合いに出して、言語とは何なのかを探っていく。普段無意識に使っているオノマトペに注目するとあまりにもたくさんの意味があることに驚かされる。人間が言語を習得していく過程が実はこんなにも細分化できるとは思わなかった。オノマトペの使い方が独特といえば宮沢賢治が思いつく。長嶋茂雄の巨人監督時代「ビュッと振ってバーンと打つ!」抽象的ながら的を射ている(笑)
が「ナイス!」と言っています。
TAK.I
ネタバレ「名探偵のままでいて」の続編。今回も碑文谷の推理ショーが炸裂する。章が進むほど物語は熱を帯びてくる。第3章がグッときた。我妻刑事たちとのやり取りや互いの過去。ほろりとさせられた。第4章の勢いから穏やかに終章へと誘われていく。放送作家の著者ならでは、流石の構成だ。ヒッチコックはじめ、さまざまな作品が散りばめられている。実際に起きる出来事のモチーフになっていて、かつそれが違和感なく自然だからすごい。これらを知っていればさらに楽しめるのだろう。登場人物たちのその後も気になるし祖父の病状も…。続編はあるだろうか。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2018/11/18(1991日経過)
記録初日
2018/03/11(2243日経過)
読んだ本
447冊(1日平均0.20冊)
読んだページ
137781ページ(1日平均61ページ)
感想・レビュー
424件(投稿率94.9%)
本棚
3棚
現住所
神奈川県
自己紹介

小説、新書、教育書、ビジネス書などを読んでいます。いろいろなジャンルを読みたいとは思っているものの、やはり好みや偏りが出てしまう…。

読書は心の栄養。読書自体をただ純粋に楽しみたいです。しかし、結果的に語彙力up⇨自分の考えを豊かに表現し、相手のことをより深く理解する。また、物事や社会を知るきっかけにしたい。読むことで自分の人生に何らかの良い影響があると信じて日々読書をしています。
そのためには心に残ったことや共感できることを生活の中で実践してこそ意味があると思っています。

皆さんのレビューを読むことで自分の視野が広がり、新たな本の世界へと誘われます。同じ本を読んでもさまざま見方、考え方があり、自分の価値観もいい意味で揺さぶられます。

※自分と考えの違う感想や、読まないジャンルの本などでも、内容が素敵だと思うものにはナイスさせていただくこともあります。よろしくお願いします。

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