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2024年12月の読書メーターまとめ

吾亦紅
読んだ本
7
読んだページ
2020ページ
感想・レビュー
7
ナイス
276ナイス

2024年12月に読んだ本
7

2024年12月にナイスが最も多かった感想・レビュー

吾亦紅
公園のかばのアニマルライド、人よんでカバヒコ。大人も子どももいろいろ抱えながら生きてる。おのれの未熟さや孤独や寂しさ、老いやストレスから来るからだの不具合、それを治してくれるというカバヒコ。カバヒコと見つめ合いながらも本当に見つめているのは自分自身に思えた。いろいろ肩の荷を下ろしたいから、肩を触りに行きたいと思う。あとはどこだろう。
が「ナイス!」と言っています。

2024年12月の感想・レビュー一覧
7

吾亦紅
もちろん良い意味ではないのだが、やはり稀有な存在なのだと思う。劣等感や家庭環境が悪い人がみな、ああはならない。聞いた人が失笑してしまうような、大それた野望を持ち、それを歪んだ形であれ実現させていくのだから。高山氏の今著作は、この段落ひとつでどれだけの文献を読み、どれだけ取材先に足を運んだのだろうと驚く。そして、高山氏の言う、「彼は私たちの心の中にもいる」や「私にとって彼はいまだに隣人として存在している」という考え方に心を打たれる。モンスター扱いして、死刑執行されました、解決、ではなく。
が「ナイス!」と言っています。
吾亦紅
再読。表題作のアレグリアの性悪っぷりには毎回腹が立つ。鷹揚に構えていた先輩の壊れっぷりは痛々しく、それを心配するミノベは本当に根っからいいやつだと思う。2篇目「地下鉄の叙事詩」のミカミも素敵だ。電車の中でニコニコしてられるかって思う。アレグリアもそうだが、2篇目のユウカも憎むべき存在。上から目線でひとを断じる輩をスルーするスキルを今だに体得できていないが、この小説を読むと少しやってやろうか、と思ったりする。
が「ナイス!」と言っています。
吾亦紅
成瀬読了後、世之介を思い出すという感想をいくつか見かけたので、そういえば以前読んだなと思い再読した。そして、本当にちゃんと読んでいたのかと呆然とするくらい、とても良かった。その時の自分は世之介の良さを理解できていなかった。いったいどんな日々を送ってたのだろうと心配になるくらい。そして、数年ぶりに再読した今、世之介のように全てのことに「YES」から入るひとが自分の近くにもいることに気付いた。それは素晴らしい美質なのだと思う。
が「ナイス!」と言っています。
吾亦紅
期待通りだった。言ってほしかった言葉の宝庫。なかでも、そうかそうだよね、と膝を打ったのは「3分は長いと気づくということ」。その後、その言葉に背中を押されて暮らしていると言ってもいいくらい。
が「ナイス!」と言っています。
吾亦紅
高い能力を持っているが故に、学習支援が必要であるギフテッド。神様から贈られた才能かギフテッドであるならば、凛子は挫折を経験したけれど、子どもたちを助けるという別の才能を自ら得たともいえるのではないか。ギフテッドをギフテッドと見抜く力もまた、才能であると思った。姪の莉緒との会話がとてもスマートで格好良い。
が「ナイス!」と言っています。
吾亦紅
今まで読んできた南杏子さんの作品とは違う、サスペンスフルな作品だった。読みながら何かおかしいと感じていた。主人公明日香の娘は7歳であるのに存在感が希薄というか、なにかちょっと描写を疎かにされすぎているなあと感じていたのだが、そういうことだったのか、と衝撃を受けた。認知症パンデミックと揶揄されるほど患者数は多く、ますます高齢化が進むこの国で、医学も政策も及ばない。架空の物語とはいえ、決して絵空事ではないリアルさがあった。
が「ナイス!」と言っています。
吾亦紅
公園のかばのアニマルライド、人よんでカバヒコ。大人も子どももいろいろ抱えながら生きてる。おのれの未熟さや孤独や寂しさ、老いやストレスから来るからだの不具合、それを治してくれるというカバヒコ。カバヒコと見つめ合いながらも本当に見つめているのは自分自身に思えた。いろいろ肩の荷を下ろしたいから、肩を触りに行きたいと思う。あとはどこだろう。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2018/11/22(2237日経過)
記録初日
2018/11/29(2230日経過)
読んだ本
604冊(1日平均0.27冊)
読んだページ
169354ページ(1日平均75ページ)
感想・レビュー
601件(投稿率99.5%)
本棚
0棚
性別
血液型
A型
現住所
神奈川県
自己紹介

本と猫と二度寝の毎日。

50代主婦。作編曲家。
好きな花は吾亦紅と萩と黄色いバラ。

本とは出会い。最後まで読んだ本には好きなところを見つける、が信条。

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