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「悪人」とは何か。最後のレストランでの、佳男と増尾の会話に涙が止まらなかった。人の悲しみを笑う人、その話を聞いて笑う者、殺された人や罪のない家族を誹謗中傷する人、事情も知らずに馬鹿だと笑うコメンテーター…。果たして殺した人だけが「悪人」か？と、考えさせられる内容でした。

悪人(下) (朝日文庫よ 16-2)吉田修一

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あらすじ・内容

ナイス ★30

コメント(0)2019/06/29

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ネタバレずっと読みたかった本。途中までは質の悪いストーカーか？と思ってたけど、まんまと騙された。石神の、最後まで靖子をかばおうとする姿にグッときました。こんなに人情味が溢れる作品だとは。。東野圭吾さん、すごいです。

容疑者Xの献身 (文春文庫ひ 13-7)東野圭吾

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あらすじ・内容

ナイス ★63

コメント(0)2019/06/11

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表紙が可愛いので買ってみました。読みやすく、一気読みしてしまいました。特に「亜美ちゃんは美人」が好き。女の人なら感じたことがあるであろう、美人の友達に対する劣等感や複雑な思いが事細かく書いてあって、女同士の友情について深く考えさせられました。非の打ち所がない容姿の亜美ちゃんが、なぜ誰からも好かれないようなダメ男を好きになってしまったのか・・・、最後は納得です。

かわいそうだね? (文春文庫わ 17-2)綿矢りさ

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あらすじ・内容

ナイス ★16

コメント(0)2019/05/21

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幼いころからチャイルドモデル、女優として活躍することを約束された少女の話。メディアに出ている限りファンを裏切ってはいけない、人生の道を踏み外してはいけない、いわゆる「夢を与える」仕事ならではの苦しみを抱きながら思春期を過ごす主人公（夕子）の感情が事細かに書かれています。リアルすぎて、途中読むのがしんどかった。。が、キラキラした世界の裏側の残酷さを知れた１冊でした。

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こうあるべき自分、求められる自分を演じ続けるのは大変そうですもんね。思春期ならなおさら。

ナイス ★1

04/19 18:01

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どんな客を乗せても笑顔で降りてもらう事がポリシーのタクシードライバーの話。ある日、不運な事に強盗をした少年を乗せてしまう。しかしそれには様々な事件が絡まっていて、ドライバーはどう対処するのか。無事、少年に笑顔でタクシーを降りてもらう事ができるのか。ハラハラしながら読めました。そして最後には読者まで笑顔にさせられてしまうような、スピード感溢れる微笑ましい話です。

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とにかく遠慮ゼロでズバズバ言い合う関係に驚きました。いくら親しい仲でも、オブラートに包んだり、良い部分を見つけて褒めたりするのが普通ですが、メーコやカワイはそれが全くなく、読んでいてスカッとします。悪いことは悪いと注意し合うことで、次の婚活への燃料にしているんですね。なかなかそんな友達に出会いたくても出会えません。4人の関係性、素敵だと思います。「大人になってからできた友達ってサイコー！」確かに。

ぬるま湯女子会、38度(ときどきちょっと熱い)南綾子

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あらすじ・内容

ナイス ★10

コメント(0)2019/03/02

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1ページ目からいきなり共感。26歳という年齢の現実のものすごくリアルな感情が書かれています。愛してるけど愛してくれない人、愛してくれるけど愛してはいない人、どちらを選べば幸せになれるのか？幸せとは何か？などを考えさせられます。また、主人公ヨシカの変わった趣味や言い回しがツボで可愛くて、現実にいたら友達になりたいと思う。笑

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登場する人物の、誰を疑うべきか、誰を信用していいかを推測しながら読むのが、臨場感があり面白かったです。時折、大学時代のサークル内での会話が出てきますが、誰にでもあるような青春の無防備な彼を見てきたからこそ、共に過ごした仲間たちは彼のことを信じたんだと思います。信頼って、約束することでも、誓うことでもなく、共に過ごした日々そのものなのだと教えられた気がしました。