『神様のカルテ』に通じる良さ。「人を診る」医者に出会えるという幸せもあるのだと思わせられ。 にしても和菓子を食べに京都へ行きたくなった！

前半：だから高校野球は嫌なんだよ… 後半：だから高校野球はいいんだよなぁ！ 高校野球の功罪、善悪を描いていると思う。 お店で偶然出会った小学生との件、泣けてきた。

『神様のカルテ』に通じる良さ。「人を診る」医者に出会えるという幸せもあるのだと思わせられ。 にしても和菓子を食べに京都へ行きたくなった！

SF中短編が４作品。 元々SFが苦手なのはあるけど、これも然り。作者に置き去りにされた感を抱きながら、理解しようと読んでいく形に面白さを削がれる。

「文学」系だとは思うのだけど、その割には抵抗なく読めた。が、主人公の気持ちの変化、特に最後は「？」となり、理解できなかった。

理不尽な取り調べからの法廷での反撃にはカタルシスを覚える。作者の目論見なのだろうが、完結していないのでこの続きをしりたくなってしまう。 にしても弁護士さんは、どこまで考えて語り手の主人公を巻き込んだのでしょう？あと、その彼と主役の彼も、語彙や知識が豊富すぎやしないでしょうか。

完全犯罪は難しいだろうと思うもののいけるのか？隠せるのか？どうなんだ？と楽しめて読めた。 ある人物の本性は意外だったけど、彼（の始末）は結局どうなったの？という疑問は残った。

刑事ものではない警察小説。派手ではないが、警察に生きる人間を描いていると思った。

なるほどねー、と。もう一度「brother編」も読み返しながら対応させた。現実もこんなふうに多面的ではあるのだから、こういう構成の本がもっとあってもいいかも。続編あるかな？

ところどころ気になる点があるのは、「sister編」との絡みなのだろうと思いながら。 多少のモヤっと感はありながらも面白く読めた。

何が犯人をこのタイミングでの犯行に及ばせたのか、というあたりが不明だった。動機面をもう少し読みたかった。 完全犯罪を感じさせながらもそうならないのは予定調和？

ピアノの次はバレエかー。言葉で表現できるところが凄い。第三者に語らせて最後に本人、という構成が妙。 個人的には叔父さん視点が印象的。叔父さんという設定が絶妙で、彼に影響を受けたというところに納得できてしまった。 ダンサーには教養も必要なのかしら。 あと、頭の中の映像が正しいのかわからなかったけど、この作品はさすがに映像化は無理でしょ？