今年度の中学入試出典予想ランキングを作りました。 この表は学校司書の方に人気があるらしいです。 なお、難易度1~3の作品は高校入試での採用も見込まれます。 https://yukikaze.hateblo.jp/entry/2024/10/05/075458
崖っぷち社会人の物語。上手に笑えない主人公に共感しきりでした。散歩の思わぬ効用が描かれていたのも良かった!前に進むのが辛いと感じる人にとくに薦めたいですね。視野を広げ、身近にあるものの素晴らしさに気づくきっかけをくれる作品だと思います。余談ですが、餃子みたいな甘いおやつ「きんかもち」を始めとして、おいしそうな郷土料理や名産品がたくさん出てきます。欲しいものや食べたいものが増え続けるので困った!
子どもには見せられないと感じながら読み進めていましたが、「ちゃんとした性教育をしないことの方が、寝た子を変なふうに起こす」というセリフにハッとさせられました。これはただの娯楽作品の枠を超え、自分を大切にすることを学べる一冊でもありますね。序盤でやめると人間不信になるので、美しさ極まるラストまで絶対に読むべし。
物語であんなに美味しそうなものを描きまくるなんて反則!すっかり魅了されたワタシはどうすりゃいいのよ。散逸物語という言葉にはハッとさせられました。確かに長い時間の中で失われ、タイトルや内容の一部だけが今に残る作品といのは無数にあるのでしょうね。一体どれだけの名作が歴史の表舞台から消えてしまったのか?
サービス精神旺盛な『雪丸がころんだ』にはほっこり。小さい子たちが着ぐるみとはしゃぐ場面がありありと目に浮かびました。このだるころ公式大会ってどんだけよくできたイベントなのよ!王寺町やりよるわ~。物語は最初からいい感じに入り込みやすい展開。だるころパートでは没入感がさらに跳ね上がります。振り切れた個性の凸凹チームはどうなってしまうのか?ユニークな相棒の正体はいかに?読めば「はじめのい~っぽ」ってやってみたくなること間違いナシ!ちなみに本大会のエントリーは26時間後(10/19の零時)スタートですよ~。
「己を知りたいなら、己以外を見よ」は至言。学問は、なんと快いもんじゃ、とつぶやいた少年は、命尽きるその時まで学究の徒であろうとしました。一歩間違うとただの迷惑な大人では?というエピソードも少なくありませんでしたが、だからこそ目が離せないですね。特に終盤にかけての息子とのやり取りは、読んでいて辛くなるほどでした。私には非凡な才も脳のノイズもありませんが、できるだけ人の心の声に耳を傾け、同じような過ちを犯さないよう心に刻もうと思いましたよ。
ラストがこれ以上ないってほど素晴らしかった!泣かせるわ、笑わせるわ、共感させるわ、伏線が活きまくるわで、感情の振れ幅がMAX超えたわ~。誠実でありたいと願った宮沢賢治の理念にも通ずる「周りにやさしく、結局それが一番自分を救う」という言葉は大事にメモしましたよ。作中で取り上げられた『教師 宮沢賢治のしごと』と『松本隆 言葉の教室』もさっそく読んでみます!
「常夏荘は夢の国ね。あの場所だけ時間が止まってるみたい」というセリフが名家を象徴していましたね。主人公たちが古いものにとらわれず運命を切り開いていく姿には胸を打たれましたよ。最も気に入ったのはこんな言葉でした。「身の丈を知る?何それ。そんなことを言ったら成長はない。腐るだけ」
面白い!型破りなストーリーに釘付けです。諦観を内包した覚悟や、どこ向きなのか戸惑う締め方など、主人公たちの正解のわからなさにこそ現実味を感じましたよ。「もう迷わない」よりも、こういう葛藤まみれのほうが人間味があるのだと気づかされました。「他人からの評価に右往左往させられるなんて、この世で一番馬鹿らしいことですから」という考え方に惹かれる一方で、バイタリティの塊のような外資系社員の生き様にもそそられました。そして最終章の衝撃。あえて伏せられた変わり身の詳細には想像力を掻き立てられましたよ。
『時計坂の家』に魅せられて児童書ワールドに!
小中学生が読める本を中心にレビューしています。
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これらの多層展開で、徹底的に本の応援をします!
【 レビューの広告採用実績 】
本の帯・・・『王様のキャリー』『真実の口』『ぼくの色、見つけた!』『100年見つめてきました』(すべて講談社さま)
WEB広告・・・『藍色時刻の君たちは』(東京創元社さま)、『ぼくはうそをついた』(ポプラ社さま)ほか多数
販促ポスター・・・『トモルの海』(フレーベル館さま)
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「己を知りたいなら、己以外を見よ」は至言。学問は、なんと快いもんじゃ、とつぶやいた少年は、命尽きるその時まで学究の徒であろうとしました。一歩間違うとただの迷惑な大人では?というエピソードも少なくありませんでしたが、だからこそ目が離せないですね。特に終盤にかけての息子とのやり取りは、読んでいて辛くなるほどでした。私には非凡な才も脳のノイズもありませんが、できるだけ人の心の声に耳を傾け、同じような過ちを犯さないよう心に刻もうと思いましたよ。