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2024年10月の読書メーターまとめ

あ~ちゃん
読んだ本
4
読んだページ
1475ページ
感想・レビュー
4
ナイス
139ナイス

2024年10月に読んだ本
4

2024年10月のお気に入り登録
1

  • kou

2024年10月のお気に入られ登録
1

  • kou

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

あ~ちゃん
第170回 直木賞受賞。著者初読み。冒頭から情景描写多めで好み。明治初頭、北海道の山間で暮らすマタギの生活と苦悩。現代人に通ずる生を全うするとは?といった普遍的テーマに引き込まれた。季節の移り変わりによる山の生活の厳しさ、狩人として生きる男の生業の過酷さが描写の緻密さから伝わった。愛想も愛嬌もない主人公の生への価値観に魅了されっぱなしだった。時代に翻弄されるその他の登場人物たちも人間の醜さが出ていてよい。己の使命を全うする熊と犬が何よりも筋が通っていて美しいという皮肉も効いている。ラスト、そう来るかー。
鶏豚
2024/10/26 14:00

あ〜ちゃんさん、良かったみたいですね!河﨑秋子氏は生き物の命を問う軸を持った作家さんですよね。鳥豚も文庫化したら読みたいです。先は長いですが😅

あ~ちゃん
2024/10/28 01:15

鶏豚さん 重厚さとユーモアのバランスが絶妙でした。文庫待ちだとしばらく先ですが感想お持ちしてます!

が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
4

あ~ちゃん
第170回 直木賞受賞。著者初読み。冒頭から情景描写多めで好み。明治初頭、北海道の山間で暮らすマタギの生活と苦悩。現代人に通ずる生を全うするとは?といった普遍的テーマに引き込まれた。季節の移り変わりによる山の生活の厳しさ、狩人として生きる男の生業の過酷さが描写の緻密さから伝わった。愛想も愛嬌もない主人公の生への価値観に魅了されっぱなしだった。時代に翻弄されるその他の登場人物たちも人間の醜さが出ていてよい。己の使命を全うする熊と犬が何よりも筋が通っていて美しいという皮肉も効いている。ラスト、そう来るかー。
鶏豚
2024/10/26 14:00

あ〜ちゃんさん、良かったみたいですね!河﨑秋子氏は生き物の命を問う軸を持った作家さんですよね。鳥豚も文庫化したら読みたいです。先は長いですが😅

あ~ちゃん
2024/10/28 01:15

鶏豚さん 重厚さとユーモアのバランスが絶妙でした。文庫待ちだとしばらく先ですが感想お持ちしてます!

が「ナイス!」と言っています。
あ~ちゃん
2020年本屋大賞受賞作。著者2作目。世間を騒がせた幼女誘拐事件の被害児童と加害者の青年が成人し混じり合っていく。映画化もされた話題作なのだが、テーマは重くて深くまで掘り下げてあって良かった。読みやすさもあって進行は軽めだが、”事実と真実は違う””人の優しさ”など読み手の当たり前を鋭く突く感情的な描写は作家性に溢れていて好感を持てた。普通から逸脱した苦悩を持つ人が多いというのはその通りで、掛け違いから事が大きくなったり悪い方向へ進んでしまうドラマの見せ方も秀逸。抜きと差しが上手い作家さんだなあと感心した。
が「ナイス!」と言っています。
あ~ちゃん
著書初読み。評判の通り完成度高い警察ものだった。事件が徐々に解明していく小出し感も上手いし、登場人物の心理描写が細かく人間味ある刑事ものとしてもよくできていた。事件の謎も大事だけど、刑事が主人公である限りやはり捜査過程が如何に緊迫感を持って描けているかが重要だ。噂というテーマが小道具として物語に大きく作用しているのも引き付けられる。ラスト一行でどんでん返しが!という触れ込みは個人的な好みではなかったけど、そうくるかい!と驚きはあった。作中の時代的には珍しく女の強さ狡さ怖さが描かれている点も特色。
が「ナイス!」と言っています。
あ~ちゃん
たまに読みたくなるラノベ。第23回電撃小説大賞≪大賞≫受賞作。映画化もされており、軽い読み口のお涙頂戴ものとしてハズレはないだろう程度の期待で読んだが、これが予想以上によくできていた。主人公の言い回しがちょい癖がある感じや、会話のテンポの良さが好み。ユーモアを感じさせるセンスの良さが随所にあった。構成もバランスよかった。"発光症"なるアイデアがもっと活かされてたら。終盤まで普通の難病で問題ない使われ方なのが勿体ない。ちゃんとキャラ立ちしてて、自由に動いて話しをしてるから物語の先が気になるんだろうな。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2019/01/25(2129日経過)
記録初日
2019/01/29(2125日経過)
読んだ本
377冊(1日平均0.18冊)
読んだページ
124323ページ(1日平均58ページ)
感想・レビュー
306件(投稿率81.2%)
本棚
5棚
血液型
A型
現住所
東京都
自己紹介

本と映画、あと音楽が好きです。

元々、記録魔な性癖(?)があり、中学生のころから映画や小説を読んだら必ず大学ノートに感想を書いてきました。そこから時代の流れと共に、ブログへ移行し、某SNSへ移行し、現在は小説は読メ、映画はFilmarksを利用してます。

10年以上、映画畑の仕事をしてまして、そのころが一番観たり読んだりしてましたが、今は全く別の業種に就いており、少ない自由時間のなかでページをめくっております。

好みのジャンルは時代物以外。ヒューマンドラマ、サスペンス、ラブストーリー、ホラー、エッセイ、ノンフィクション、官能小説までとにかく雑食です。

読メを見ていると普段からアンテナは立ててるつもりでもまだまだ知らない良い作品がいっぱいあるんだなと驚きます。毎日楽しみながら参考にしております。素敵な読書ライフを送りましょう!

2022年9月に転職。生活リズムが変わり読書の時間がガクンと減ってしまいました。無理せず楽しんでいきます。

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