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2024年8月の読書メーターまとめ

Kanonlicht
読んだ本
10
読んだページ
3417ページ
感想・レビュー
10
ナイス
1596ナイス

2024年8月に読んだ本
10

2024年8月のお気に入り登録
4

  • ガロ
  • リードっち
  • yu.ボビー
  • coffee

2024年8月のお気に入られ登録
5

  • ガロ
  • リードっち
  • yu.ボビー
  • 🔗Akane_Rira. ໒꒱· ゚ @生きる希望がほしい
  • coffee

2024年8月にナイスが最も多かった感想・レビュー

Kanonlicht
東京中を震撼させた爆弾魔スズキタゴサクの審理が行われていた法廷で、傍聴席の100人を人質にとった立てこもり事件が発生する。このシリーズの見どころの警察と犯人との心理戦は、具体的な人質がいるという点で前作以上にスリリング。前回活躍(?)した警察官たちが今回も見事に事件に巻き込まれているのは不運すぎるけど、アツい。いっそタゴサクアベンジャーズを結成してほしい。最後が駆け足になった感があって、そこだけちょっと残念。でも、続編に期待!
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2024年8月にナイスが最も多かったつぶやき

Kanonlicht

こんなに冊数を稼いだのは久しぶり。「なんで死体がスタジオに!?」「死んだ山田と教室」「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」がよかったです。2024年7月の読書メーター 読んだ本の数:15冊 読んだページ数:4397ページ ナイス数:1809ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/967914/summary/monthly/2024/7

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2024年8月の感想・レビュー一覧
10

Kanonlicht
脱獄した少年死刑囚と、そうとは知らず彼と一時的に交流した人々の物語。読み始めて間もなく、犯人の生真面目で正直な性格が明らかになり、本当に罪を犯したのか、なぜ逃亡を図ったのかという謎が提示される。主役を脱獄犯ではなく、道々で知り合う第三者にしたのがいい。それぞれに悩みを抱えた彼、彼女たちの再生の物語に心が揺さぶられる。各章のラストシーンが次の章のオープニングに映像的にリンクするさまも素敵。個人的には警察側のストーリーも知りたかった。最後は号泣必至。
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Kanonlicht
電動自転車の製品不良をめぐり社長が自殺した会社関係者と被害者遺族、ジャーナリストの7人が何者かにより廃墟に閉じ込められ、社長の死にかかわった「犯人」以外は48時間後に毒ガスで死ぬと伝えられる。自白合戦という設定は面白かったけれど、密室の状況やそれぞれが主張するトリックはいま一つインパクトに欠け、期待が大きかったぶんやや肩透かしの気分。でも、よくまあこれだけ複雑な構成を破綻なく収束させるなあ。いつもながら感心する。
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Kanonlicht
人生における失敗や汚点、また日常において自分がどんなことを考えているかなんて、普通は人に知られたいとは思わない。それを惜しげもなく披露する著者は、ただただサービス精神旺盛なのか、もしくは書かれていることよりディープな、決して表には出せない闇を抱えているのか。小説作品を読むと後者の可能性も無きにしも非ず。ネタにすることで精神の安定をはかるという著者なりの処世術のような気さえする。ただ、悲劇を喜劇に変換する能力がべらぼうに高いことは間違いない。
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Kanonlicht
333人の石井によるたった1人の生き残りをかけたデスゲーム。著者自身が本書のなかで類似作品をいくつか並べているようにだいぶ使い古された設定だけど、きちんと納得できる理由があったので良し。自我、存在、死生観など前作「死んだ山田~」にも通じるテーマが散見され、なるほど著者の書きたいのはこういうことなのね、と理解した。会話のテンポや間の取り方はさすが。さらに今回は登場人物たちの言葉にもちょっとした工夫がされている。次回予告の3作目はどんな設定でくるのか楽しみ。
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Kanonlicht
装丁から勝手に西洋ファンタジーを想像してたら、日本の辺境集落怪異モノだった。失踪した大学院生が遺した日記。そこには郷里の宗主になるため学校を去った親友をたずね、ある辺境の村を訪れた彼女が遭遇した出来事の顛末が記されていた。舞台設定から呪いや祟りといった展開を予想するも、いい意味で裏切られた。終盤のたたみかけるような異形の描写は圧巻。まさに和製クトゥルフ神話。文章でもなかなかの気持ち悪さだけど、これはもうビジュアルで見てみたい。田辺剛か伊藤潤二あたりのタッチでぜひ漫画化を(笑)
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Kanonlicht
毎日新聞社の校閲者たちによるリレーエッセイ。間違いやすい言葉や校閲者泣かせの漢字など、時事ネタともに実際に校閲の現場で起きた出来事をもとに書かれ、ことの顛末まで知れてわかりやすい。テレビや映画にツッコミを入れたくなるといった校閲者の生態も垣間見えたのが面白かった。日本語の間違いを正すだけでなく、記事中の人物の行動や意図と書かれた文章との間に齟齬がないように細心の注意を払っていることがわかる。まさに職人技。
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Kanonlicht
東京中を震撼させた爆弾魔スズキタゴサクの審理が行われていた法廷で、傍聴席の100人を人質にとった立てこもり事件が発生する。このシリーズの見どころの警察と犯人との心理戦は、具体的な人質がいるという点で前作以上にスリリング。前回活躍(?)した警察官たちが今回も見事に事件に巻き込まれているのは不運すぎるけど、アツい。いっそタゴサクアベンジャーズを結成してほしい。最後が駆け足になった感があって、そこだけちょっと残念。でも、続編に期待!
が「ナイス!」と言っています。
Kanonlicht
姫川シリーズ5作目。4つの短編で、それぞれ視点人物が違うのねって読んでたら、2話目にして「誰この人?」。『シンメトリー』の「過ぎた正義」で出てきた人物だとわかり、慌てておさらいした。国や法制度に虐げられた一般市民による官僚たちへの私刑を主軸に、それぞれの正義が交錯する。相手を殺したいほど憎む理由が犯人にあったとき、刑事だって単純には割り切れないことがあるんだろうな。刑事である前に人間だもの。姫川玲子も数少ない登場シーンでしっかり強烈な個性を発揮しているので、これはこれで良し。
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Kanonlicht
ねこすて橋で夜な夜な集会を開く猫たちと、それぞれの猫にかかわりをもった人たちの悲喜こもごもの人生を描く群像劇。猫弁シリーズ感覚でほのぼのした物語かと思いきや、過酷な話もわりと多くて意表を突かれた。登場人物同士が意外なところでつながる著者お得意の手法は健在。最後はしっかり感動した。すべての猫と人間たちに幸あれ。あとがきを読んで映画化されていことを知り、おもわず予告編を見て、そっ閉じ。『CATS』か!
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Kanonlicht
つい最近も、妻と3人の子を殺した男が「母親が死に、父親が捕まったら子どもたちがかわいそうだから」と供述したけれど、そうした身勝手な行動を起こす人の思考のメカニズムについて語っている。この犯人の場合「苦難のなか生きるより、死んで楽になるほうがいいだろう」と思い込み、子どもたちの考えなど一切気にしていない。著者は教育者の立場から、そうした傾向にある人たちをどう軌道修正してあげればいいかを説くけれど、誰からも指摘されないまま普通に社会生活を送っているなかにもこうした人が大勢いるんだろうなと考えると、本当に怖い。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2019/01/30(2210日経過)
記録初日
2019/02/05(2204日経過)
読んだ本
1184冊(1日平均0.54冊)
読んだページ
412179ページ(1日平均187ページ)
感想・レビュー
486件(投稿率41.0%)
本棚
0棚
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