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2024年7月の読書メーターまとめ

Kanonlicht
読んだ本
15
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4397ページ
感想・レビュー
15
ナイス
1805ナイス

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2024年7月に読んだ本
15

2024年7月のお気に入り登録
5

  • まろんぱぱ♪ 
  • なつなつ
  • たくぴー
  • てい
  • ノリタス40yoからの読書

2024年7月のお気に入られ登録
6

  • まろんぱぱ♪ 
  • yutaka
  • なつなつ
  • たくぴー
  • てい
  • ノリタス40yoからの読書

2024年7月にナイスが最も多かった感想・レビュー

Kanonlicht
交通事故死した山田を悼む級友たちに、教室のスピーカーからその山田の声が聞こえてくる。声だけの存在になった山田と級友たちとの男子校ならではのおバカな交流が始まるも、級友たちが進級や卒業を迎えることでその関係性が少しずつ変化していく。会話部分のテンポが良く、茶化したりふざけたりのやりとりは、その場面が目に浮かぶ。そのぶん後半のギャップに胸が苦しくなった。軽妙な語り口につられてサクサク読んでいくと、近い人の死や友情の行く末といったテーマが潜んでいて、またそれが思い当たる節がありまくりで、ドキリとさせられる。
Kanonlicht
2024/07/30 10:49

凪碧人さん、ありがとうございます! 追記コメントも読みました!

凪碧人
2024/07/30 10:53

Kanoulichtさんありがとうございます。追記コメントがないとおさまりきらないんです。ご迷惑おかけしました。255文字制限はなくしてほしいですねー。

が「ナイス!」と言っています。

2024年7月にナイスが最も多かったつぶやき

Kanonlicht

積読本がなかなか減らないのは、新刊に手を出すからだということはわかっているんですが、本屋に行くとどうしても読みたくなって手に取ってしまうんです。。。「猫君」「クローズドサスペンスヘブン」が面白かったです。2024年6月の読書メーター 読んだ本の数:11冊 読んだページ数:3324ページ ナイス数:1550ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/967914/summary/monthly/2024/6

が「ナイス!」と言っています。

2024年7月の感想・レビュー一覧
15

Kanonlicht
それぞれ別の出版社で働く文芸編集者夫婦。夫から愛人の存在を告げられた妻は、自分も年下男との恋愛にのめりこんでいく。と書くと節操のない不倫話のようだけど(実際その通りなんだけど)、主人公夫婦の、互いに別の人を想いながらも、相手が唯一無二の存在だと認め合える、そして仕事では良きライバル同士でもある関係性がかっこよすぎる。人と人の物理的な距離と精神的な距離について考えさせられた。それにしても久しぶりに著者の作品を読んだけどパンチラインえぐい。心の機微を描くのもうまいけど、まず文章が心地いい。
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Kanonlicht
旅館にまつわる5つの短編を集めたアンソロジー。短編〇〇シリーズには珍しく売れっ子作家のいない(失礼!)フレッシュな顔ぶれで、これはこれで掘り出し物感があって楽しめた。なかでも唯一読んだことがある阿部暁子の「花明かりの宿」は、この短い物語のなかによくぞここまで設定を盛りこんだなってぐらい完成度が高かった。登場人物のキャラも立っていて、この設定を舞台にして1冊書いてくれたらぜひ読みたい。亡き母の秘められた過去をたどる「楪の里」も良かった。5つの話を読み終えた結論、良さげな旅館に泊まりにいきたい!
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Kanonlicht
6つの短編の中には、なにかの資料を転載したかのようなものもあって、モキュメンタリー好きとしてはうれしい。それぞれ読み進めていくうちに、非日常の世界に迷い込んだような気味悪さを覚える。最後の話で各話のタイトルの意味が(なんとなく)わかる仕掛けになっているけど、考察したい人はどうぞご勝手にというある種投げっぱなしの感じが、不条理というか、得体の知れないものを見たという恐怖を感じるいい効果になってる気がした。
6
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Kanonlicht
ルポライターの著者が仕事場移転にあたり「本の重量に床が耐えられないのでは」と不安にかられたのを機に、著作で「床が抜けた」と言及している人や、蔵書の多い作家、研究者などをたずね歩いた記録。建物の構造的な話に始まり、次第に出会った人の本に対する考え方にシフトしていくのが面白い。何万冊と蔵書を抱えていても、人によってその中身はまったく違い、本棚を見ればその人が何をしてきたかがわかる。なるほどなあ。結局、仕事場の崩壊は免れたけど、ほかのものを崩壊させてしまったという壮大なオチに物書きの業を見た。
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Kanonlicht
主人公の研修医が臨床研修で各科を渡り歩くなかで、出会った患者が抱えているそれぞれの事情を解き明かしていく連作短編集。医療ミステリというと重たいテーマになりがちなところ、主人公のある意味能天気な性格もあって、比較的軽めの読み口ですらすら読めた。各話、登場人物が少ないながらもミスリードが効いていて、結末が予想できそうでできないのがいい。続編があるようで、しかもあらすじによれば数年後の話らしい。それはそれで面白そう。
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Kanonlicht
交通事故死した山田を悼む級友たちに、教室のスピーカーからその山田の声が聞こえてくる。声だけの存在になった山田と級友たちとの男子校ならではのおバカな交流が始まるも、級友たちが進級や卒業を迎えることでその関係性が少しずつ変化していく。会話部分のテンポが良く、茶化したりふざけたりのやりとりは、その場面が目に浮かぶ。そのぶん後半のギャップに胸が苦しくなった。軽妙な語り口につられてサクサク読んでいくと、近い人の死や友情の行く末といったテーマが潜んでいて、またそれが思い当たる節がありまくりで、ドキリとさせられる。
Kanonlicht
2024/07/30 10:49

凪碧人さん、ありがとうございます! 追記コメントも読みました!

凪碧人
2024/07/30 10:53

Kanoulichtさんありがとうございます。追記コメントがないとおさまりきらないんです。ご迷惑おかけしました。255文字制限はなくしてほしいですねー。

が「ナイス!」と言っています。
Kanonlicht
前作を笑いながらあっという間に読んだいきおいそのままに第二弾も。家族の話が中心だった前作より著者の個人的な体験にフォーカスした印象。自身のダメなところや、辛かった出来事を包み隠さず語れるのはすごい。おもしろエピソードの裏には、きっと真剣に人と向き合った(だからこそ悩んだり傷ついた)経験もたくさんあったと思う。それが文章ににじみ出る著者の言葉は信頼できるし、学ぶことも多い。話に登場したタクシー会社の問い合わせ窓口の担当者のようにはならないように気をつけたい。
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Kanonlicht
ドラマが期待をはるかに超えてよかったので、おもわず手に取った。まず著者の文章が愛にあふれてる。家族へはもちろん、世の中と自身の人生への愛に。正直読む前は、不幸のどん底にあった家族が懸命に困難を乗り越える感動ストーリーかと思ってたけど、全然違う。おもろい家族のドタバタエピソード連発。こんなこと自分の身に起きたら耐えられないと思うのに、いや実際大変なんて言葉じゃ足りないぐらい壮絶な経験だったはずなのに、面白い。読了後、なんだか自分の親にも感謝したくなった。
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Kanonlicht
じつは著者のことはまったく知らなくて、読み始めてからブログを見たら緻密に練られた文章だなと感じた。ここまでくると投稿も詩歌と同じように作品といってもいい。その著者をもってしても、すらすら文章が書けるわけでなく、どうしたら面白い文章になるかをずっと考えているというこのタイトルは至言。つくづく文章って誰に伝えたいかが大事だと思う。実際、書店で見かけたタイトルが刺さったからこそ読んでみようと思ったし。これからは起結とドライブ感を意識してみたい。
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Kanonlicht
エピソードトークと人狼ゲームを合わせたようなバラエティ特番の生放送直前に、出演者の一人が死体で発見される。前代未聞の生放送を任されることになった番組プロデューサー、返り咲きを狙う一発屋芸人、女優を目指すギャルタレントなど、それぞれの思惑がリアルで、スタジオの裏側をのぞき見るようで面白い。番組上の人狼、虚構としての殺人犯、実際の殺人犯と、各人が推理する対象が違うのも人狼っぽくていいなと思った。
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Kanonlicht
自身がロボットだということを隠して学校生活を送る主人公。ロボットであるがゆえに人の心の機微がわからず、仲の良い友人たちや好意を寄せる女子生徒を傷つけてしまう。違和感の正体は割とすぐ予想はついたけど、一人の少年の成長物語として読むのが正解なのかも。思春期の葛藤をある意味ストレートに表現するような描写が面映ゆい。他人と自分は違うのだと執拗に自分に言い聞かす主人公の姿は、自ら統合失調症であることを明かした著者の心象風景と重なる。
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Kanonlicht
おとり捜査専門のみなし公務員捜査官が主人公のシリーズ。テレビドラマ化もされていたけれど、そっちは未視聴。30年近く前の作品なので、文化レベルや捜査方法にはさすがにギャップを感じる。今なら防犯カメラ映像や科学捜査で即時解決なんだろうなと思いつつ、それがゆえに捜査が二転三転するのもこの時代ならではといえる(そのせいで刑事たちが無能に感じるのはご愛嬌)。令和版の続編を執筆予定とのことだけど、本当にあるのかな。
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Kanonlicht
著者の作品はこれだけ読んでいなかったので、これでやっとコンプリート。視覚などのプライベート情報をすべて提供することで労働しなくても生活が保証されるようになる特別自治区にまつわる連作短編。デビュー作にしてすでに著者の持ち味の独特な言葉のチョイスが発揮されていて、ずっとこの世界に浸っていたくなる。一つの街とそれに翻弄される人々を描いていることからも、これを実際の歴史と絡めて昇華させたものが『地図と拳』なんだと納得。もうちょっとぐらい救いがほしかったかな。
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Kanonlicht
読みたかった特殊設定ミステリの名作。同じ1日を9回繰り返す特異体質の主人公が、正月に親戚たちが一堂に会する中で起きた殺人事件を防ぐために奔走する。被害者はなぜ殺されたのか、どうすれば殺されずにすむのかを追求することが主題と思いきや、最後に明かされた事実によって、すべてのピースがきれいにはまるのが気持ちいい。莫大な遺産の相続をめぐる人間関係の描写も、ほどよいドタバタ感があって面白く、これまで映像化されていないのが不思議なぐらいドラマ向きの物語だと思った。著者の他の作品ももっと読みたい。
mae.dat
2024/07/03 15:15

暫く心の積読本になったままにある本です。強制終了させようかなぁ。

Kanonlicht
2024/07/03 16:04

mae.datさん、コメントありがとうございます! 心の積読本わかります!(笑)これはミステリでありながら推理を強いるものではないので、気軽に読めてオススメですよー。

が「ナイス!」と言っています。
Kanonlicht
同棲・共同生活をテーマにしたアンソロジー。誰かと一緒に住むって面白い。ふとした瞬間に、それまでこういう性格だろうと思ってつきあってきた人が予想もしなかった別の一面を見せることがあったり、ずっと一緒にいるうちに相手の存在が自分自身の変化につながったりもする。もちろん妥協やストレスはつきものだけど、誰かと暮らすことには独特の魅力がある。人ってつくづく一人では生きられないものなんだなと思った。「それでは2人組を作ってください」が好き。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2019/01/30(2268日経過)
記録初日
2019/02/05(2262日経過)
読んだ本
1202冊(1日平均0.53冊)
読んだページ
417909ページ(1日平均184ページ)
感想・レビュー
504件(投稿率41.9%)
本棚
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