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2024年10月の読書メーターまとめ

のざきち
読んだ本
4
読んだページ
2226ページ
感想・レビュー
4
ナイス
189ナイス

2024年10月に読んだ本
4

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

のざきち
ネタバレライン河畔に聳える頭蓋骨を模した「髑髏城」。城の持ち主だった稀代の魔術師の死から十七年後、有名俳優アリソンが火だるまになり城の胸壁から転落する事件が発生。関係者からの依頼で捜査に乗り出すアンリ・バンコランを迎え撃つのはベルリン警察のアルンハイム男爵。二人の推理合戦の行方は...と書くと粗筋はどことなく加賀美雅之「双月城の惨劇」を彷彿とさせますが、本書はカー得意のオカルト・不可能犯罪を封印した犯人当て一点勝負の作品。多重解決とは一味違う探偵達の推理合戦は予想以上に圧巻。青崎有吾氏の解説も興味深く読めました。
が「ナイス!」と言っています。

2024年10月にナイスが最も多かったつぶやき

のざきち

本日10月7日はミステリー記念日!2024年9月の読書メーター 読んだ本の数:11冊 読んだページ数:4379ページ ナイス数:494ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/976665/summary/monthly/2024/9

が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
4

のざきち
ネタバレ旅行会社社員ハリーは団体旅行の添乗中に知り合ったブリストウから豪華客船での英国内クルーズ計画への協力を持ちかけられ、大富豪ストットの資金協力を取り付ける。やがて賭博室を設けた観光船ツアーは開業し順調に業績を上げていたが航海中にストットが撲殺体で発見され、別捜査で乗り合わせていたフレンチ警部が捜査に乗り出す...2024年創元推理文庫復刊フェアの一冊。事件発生が中盤からなのでアリバイ崩し一辺倒でやや単調な印象ですが、例によってフレンチ警部の愚直なまでの地道な捜査で徐々に真相が明らかになる展開は圧巻でした。
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のざきち
ネタバレ二階堂黎人氏と森英俊氏による海外の不可能犯罪を集めた作品集。帯には「傑作怪作ベストセレクト」とありますが、短編集「51番目の密室」や「密室大集合」の作品群と比べると作者のこの頃の話題性(ロジャーズやべロウなど)や名のみぞ知る作品を集めた印象なので、個人的には本書は傑作集とまでは呼べないと思います。アーサーの「ガラスの橋」は既読なのでそれを除いた推しは「世界最初の足跡のない殺人」物らしい「飛んできた死」。トリックは結構色々な作品で流用されてますが、犯人はプテラノドン⁉︎という着想が面白い。
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のざきち
ネタバレ「壇上のメフィスト」の異名を取る伝説的奇術師吝一郎は、病からの復帰公演が行われる密室状態の舞台上で、自ら仕掛けた脱出マジックの最中に刺殺される。そして次々と起きる密室殺人。名探偵南美希風の推理は…1200頁を超え(kindleで良かった)とにかく長い。文章に難があるのか慣れるまで我慢が必要ですが、密室を論理で解く過程とその解決の果てに現れる心理トリックを極限まで追及するような構成は圧巻。ノックスの十戒破りを思わせる展開、魅力的な謎そして論理的解決好きな本格ミステリファンなら一読の価値がある作品と思います。
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のざきち
ネタバレライン河畔に聳える頭蓋骨を模した「髑髏城」。城の持ち主だった稀代の魔術師の死から十七年後、有名俳優アリソンが火だるまになり城の胸壁から転落する事件が発生。関係者からの依頼で捜査に乗り出すアンリ・バンコランを迎え撃つのはベルリン警察のアルンハイム男爵。二人の推理合戦の行方は...と書くと粗筋はどことなく加賀美雅之「双月城の惨劇」を彷彿とさせますが、本書はカー得意のオカルト・不可能犯罪を封印した犯人当て一点勝負の作品。多重解決とは一味違う探偵達の推理合戦は予想以上に圧巻。青崎有吾氏の解説も興味深く読めました。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2019/02/18(2109日経過)
記録初日
2016/12/11(2908日経過)
読んだ本
1286冊(1日平均0.44冊)
読んだページ
493751ページ(1日平均169ページ)
感想・レビュー
795件(投稿率61.8%)
本棚
11棚
性別
血液型
A型
自己紹介

2019年2月から利用しているミステリ好きな一般人です。

【感想】
自分の備忘録も兼ねているので基本的には「あらすじ」「感想」の2部構成にしています。255字以内にまとめるのは常にしんどいです。
「〇〇○へのオマージュ」もネタバレに該当するという意見が存在することをこのサイトで初めて知りました。迂闊に帯の宣伝文句やあらすじも書けないのでネタバレフィルターは常にオンです。

【ナイス】
自分にとっては「感想を読みました」の足跡です。

【好みのミステリ】
本格ミステリ、特に海外のクラシックミステリが好みです。中高生の頃から読み続けてますが、まだまだ未知の作品が埋もれていると想像するだけでワクワクします。

【苦手なミステリ】
叙述トリックと特殊設定に依存したミステリ。
ただ、この苦手な設定を克服させてくれるような凄い作品を待ってもいます。

【お気に入り・お気に入られの皆さま】
いつも貴重な感想・レビュー・コメントをありがとうございます。2024年もよろしくお願いします。

(2024.1.3)

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