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涙しました。特にここが好き。“自分にとって1番大切なものは何か考えなければなりません”……… わからなかった。自分が何を求めているのかわからなかったけれど、1つ学んだことがあった。ヒポクラテスも、マイモニデスもオスラーも書いていないことだ。医師の勤めは、死を食い止めることでも、患者をかつての人生に戻すことでもない。それは人生が崩れてしまった患者とその家族を抱き寄せ、彼らが再び立ち上がって、自分という存在と向き合い、自分という存在を理解するまで働きかけることだ。

いま、希望を語ろう末期がんの若き医師が家族と見つけた「生きる意味」 (ハヤカワ・ノンフィクション)ポールカラニシ,Paul Kalanithi

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あらすじ・内容

ナイス ★7

コメント(0)2024/10/14

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第二章内の、『人を否定し攻撃することで、自分は正しく優れた人間だと思い込むことができる。要は気持ちが良いのだ』の文章には何だかハッとさせられた。周囲の人間（もちろん私自身も含まれるが）で日常的に目にする光景だから。直接の関係ないところではトランプさんとハリスさんの討論会。人はネガティブな情報や物事ほど、真実として受け入れがちであるという指摘も的を得ていると思う、散乱するフェイクニュースやゴシップから思い込みが生まれてしまうことは分かっているようでも、意識しないと人間の本質的な心理から逃れることは難しい。

問うとはどういうことか～人間的に生きるための思考のレッスン梶谷真司

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あらすじ・内容

ナイス ★12

コメント(0)2024/09/16

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フランスオリンピック前にどうしても読み切りたくて、何とか間に合った。39歳の若さにして、仏大統領に就任した彼が翌年の40歳著書。この1節が最も刺さった。『フランスは1つの国家であるとともに、1つのプロジェクト、人々を解放する国家のプロジェクトなのである』　彼は国民に語りかけるとき、必ず女性たちをファーストで呼びかける。本書で繰り返されるアンガージュマンとは、政治・社会に主体的に参加すること、コミットし行動すること。一人一人が自分の居場所で現実を変え、行動を展開し、実行する人たちとなることを願っている。

革命仏大統領マクロンの思想と政策エマニュエルマクロン

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あらすじ・内容

ナイス ★11

コメント(0)2024/07/26

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禁酒中に色々と気づいたことがあり再読。自分は常に欠乏感を感じていて、それを紛らわすため、あるいは麻痺させるための道具として使っていた。本当は本質をから目をそらさずに付き合うことが1番の近道だったのだと思う。自分の『恥』を認めてあげる事。以下の引用が好きヴァルネラビリティと完璧主義について話すときに、いつも引用する言葉がある。それはレナード・コーエンの「アンセム」の一節で、「これで充分」を実践しようとするときに大きな慰めと希望を与えてくれる。「すべてのものにはひびがあり、光はそこから差し込んでくる」