解説がこちらにあると知り手に取った。やはり若い頃に読んだほうが良かったのかも。ホールデンは精神疾患の可用性がある描写があったとのことだが、後半は惰性で読んでいたのでそこまで読み取れていなかった。むしろ本書を先に読んだほうが物語を楽しめたかも。そしてこんなふうに自分のことを分析され、おそらく自分の中でも曖昧だったろう部分を言語化されてしまうなんて、恥ずかしいことこの上なく、才能ある小説家じゃなくて本当によかったと思ってしまう（笑）。私のように前知識なく何となく作品を読んだ人は、ぜひ本書も読んでほしい。

翻訳スピードが早くてただただ感心。あと健康の大事さを確認した。翻訳者でなくても、自宅で長時間座って作業をしている人は立ち上がるタイミングがなくなりがちだから気をつけないと。タイトなスケジュールで安定的な仕事をするにはスピードも体力も必要。まだジョブズは読んだことなくて、読んでみようと思うけれど、ベストセラーにもなると訳文に色々言われるんだな。出版翻訳者は精神的な強さも必要だろう。12年後にイーロンを訳したときに、同じような過酷な条件でもジョブズのときよりうまく立ち回れたということに感心した。継続は力なり！

まさか京浜東北線にまつわる怪談話で一冊本が できるとは（笑）。さすがにそれ怪談なの？という話ややっつけ感のある話もあったが、背表紙に取り上げられている話はそれなりに読み応えがあった。とはいえ、普段怪談を読まないせいか全体的にあまり怖くなかったな。

解説がこちらにあると知り手に取った。やはり若い頃に読んだほうが良かったのかも。ホールデンは精神疾患の可用性がある描写があったとのことだが、後半は惰性で読んでいたのでそこまで読み取れていなかった。むしろ本書を先に読んだほうが物語を楽しめたかも。そしてこんなふうに自分のことを分析され、おそらく自分の中でも曖昧だったろう部分を言語化されてしまうなんて、恥ずかしいことこの上なく、才能ある小説家じゃなくて本当によかったと思ってしまう（笑）。私のように前知識なく何となく作品を読んだ人は、ぜひ本書も読んでほしい。

うーん、初めて読んだのだけど残念ながらピンとこなかった。若い頃に読んだらもっと共感できたのかもしれないなぁとは思う。いつか面白くなるかもしれない…、もしかして最後は死ぬんじゃないか？…とまで思いながら読み続けたが、そのまま終わった（笑）。残念ながら訳者の解説もなく、宙ぶらりんだ。

カラーで図が多く、端的な説明で辞書的に使えそう。書籍で読んだけど検索しやすいように電子で持っておくとよさそうだな。

要人の通訳者さんは本当に大変だな〜と思った。その国の文化や発話者への深い理解がないと危うい場面が出てくる。せっかくだから訳者解説が欲しかったな〜。