何日も前に読み終わっていたのだけれど、きれいな月を眺めながら、まだ余韻に浸っている。これからは新月の夜空も楽しみになりそう。 青山さんの本を読むといつも温かい気持ちになるけれど、今回はより深くそれを感じる。嬉しい涙も何度も出た。

神経質で完璧主義者の友人宅で猫２匹を預かり留守番をすることになった８日間のお話。 もう猫がいる時点で無理だよと思いながら読み始めたけれど、お酒飲みすぎでしょう。私は下戸なので飲み続けてしまう心境だけは理解に苦しむ。

読みながら、「この人すごいなぁ」と何度思ったことだろう。大変なことこそささっと書いて面白くしてしまう。本当にタフな方だ。 以前楽しく読んだ『パリでメシを食う』のメイキングもあり、さらに楽しめた。 それにしても、国連というところはカオスだ。

韓国小説は読んだことがあっても、韓国のことを何も知らないでいたことをあらためて自覚した。韓国ではまだ戦争が終わっていないということも。すごく恥ずかしい思いでいっぱい。 ブックガイドにもなっていて、この本から背景を学びつつ読んでみたい本もできた。『フィフティ・ピープル』もまた読んでみたい。

『ほどけるとける』と『フィルムの外』。後者の方が好みではあったけれど、解説を読んでびっくり。『ほどけるとける』は、『戦友の恋』との連作だったんですね。戦友の恋はとても良かったのに内容をちゃんと覚えていない！読み返したら、ほどけるとけるがもっと楽しめるかも。

嫌なことずくめなのにこのページ数。挫折しそうになってしまった。

何日も前に読み終わっていたのだけれど、きれいな月を眺めながら、まだ余韻に浸っている。これからは新月の夜空も楽しみになりそう。 青山さんの本を読むといつも温かい気持ちになるけれど、今回はより深くそれを感じる。嬉しい涙も何度も出た。