ネタバレ北一が踏ん張って成長していくのを読めるのは嬉しい。ちょっと浅慮だけれど一生懸命だから、ちゃんとそれを見て手助けしてくれる人がいる。「人魚の毒」は時代小説だけど猟奇的。 いろんな謎がまだ残ったままで（さらに増えた）、これから先どうなることやら。 他の物語の登場人物が出てきたりする。未読のものもあるので、全部知っていたらもっと楽しいんだろうなぁ。

ネタバレ今回は、愚痴や心配よりも猫や犬の話が多く、楽しかった。チユキさんの彼の山の家、ご近所さんに押し付けられたえんちゃんのお蔭でこんなにも生活が変わってしまったけれど、その変化をご近所さんたちはどんな風に観察しているんだろう？何はともあれ、チユキさんが幸せそうでよかった。

ネタバレ北一が踏ん張って成長していくのを読めるのは嬉しい。ちょっと浅慮だけれど一生懸命だから、ちゃんとそれを見て手助けしてくれる人がいる。「人魚の毒」は時代小説だけど猟奇的。 いろんな謎がまだ残ったままで（さらに増えた）、これから先どうなることやら。 他の物語の登場人物が出てきたりする。未読のものもあるので、全部知っていたらもっと楽しいんだろうなぁ。

ネタバレ表紙の鹿の美しさ、神々しさに引き寄せられて手にした本。夫を殺され、子を人質に取られ、選ばれた王たちと寝て子をなすことを強いられた主人公。触れた男たちを塵にする力を持つ女の一族の戦士と出会い、自分なりの戦いに挑む。産んだ子を守ろうとする母親を利用する男たちをはじめ、あまりにも男vs女の構図にこだわるところが個人的には好きではないけれど、壮大な物語だった。

ネタバレ内田さんのエッセイは、その場の情景を思い浮かべることができ、自分もそこにいるような気になれる。食べ物も本当に美味しそう。色々なことに遭遇するのにもびっくりだけれど、するっと人の懐に入ってしまう人たらしぶりも凄い。 底抜けに明るいタンゴの話、犬を連れて暗黒街に行ってしまうドキドキする話、ジーノの語りがずしりとくる表題作など、どのお話もよかった。以前されていた船上暮らしの本を読んでいたので、その持ち主が出てくる「船との別れ」はしんみりした。

ネタバレ面白かった。途中に挟まれる鍋島さんのルポやミステリーまで⁉と盛りだくさん。盛りだくさんすぎて、私の頭の中も壺の中のように悪霊がごちゃごちゃしてしまい、ラストにはルポ部分を読み返しておさらいしてしまった。この後みんなどうなっちゃうんだろう？

ネタバレ一瞬手に取るのをためらう厚さだけれど、面白かった。自由研究を口実に、高校生の主人公が過去の殺人事件の関係者にすんなりとインタビューできてしまったり、危ない場所に出入りしたり、危険を顧みず突撃してしまったり。主人公の親世代なので、謎を解いていくワクワク感よりハラハラする気持ちの方が勝ってしまったかも。