ちょっと最後は急ぎ過ぎた感がある。もうちょっと長く丁寧に歴史を紐解いて行くか、余り多くを語らない方式にしたほうが読み応えあったかなとは思う。ただ”歴史を知る”っていう体験は、重みがあって畳み掛けてくるものだからこれはこれで良かったとも思う。芥川賞だしこれからもっと文章に深みが出てくるかもと思うと、李琴峰さんの他の作品を追いかけたくなった。
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