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彼女が知らない隣人たち

感想・レビュー
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ちゃすか
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咏子の無知ゆえの純粋な無差別さがとても羨ましい。もし知識が増えて、守らないと!の気持ちになっていったら悲しい。でも咏子なら多分大丈夫。旦那はだいぶ序盤から地雷臭すごかったけど、やっぱりその通り。何も問題は解決していない、むしろ始まったところで終わるのが、もはやあさのあつこらしさなのかも。咏子の過去を知ったときの翔琉の反応を知りたいな。アダチルの連鎖を防げるのか、娘の今後も心配。
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よよよ
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ネタバレ主人公がクエに寄り添う姿には共感したが、あまりにも息子翔琉を疑う様子には、ちょっとイライラした。自分の息子の暗黒期(反抗期)を思い出しつつも、ようやくこれで大団円と思った途端、父の酷い愚行が発覚。間違ってる。おかしい。重い。どうにかなんないのか。
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都希
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地方都市で暮らす咏子は、パートとして働きながら家族とともに平凡な毎日を送っていた。だが連続爆発事件が発生し、今まで気にも留めなかった周囲の異変に気がついていく…
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くーすけ
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身近な隣人に疑惑や恐怖を感じる話かと思ったら、違った。大きな問題提起。難民問題。ヘイトスピーチ。SNSでの誹謗中傷。問題が深すぎて、一主婦の理解を超えている気がしたが、最後、自分たちができることを考えていこう、とパート仲間に言う主人公に、そういう気持ちが大事なんだな、と思った。
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siva
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ある地方都市での難民や外国人技能実習生へのヘイト。小さな事件とネットに端を発したヘイトは表面上平穏だった家庭に変化をもたらす。難民についての話というと「やさしい猫」を思い出すし、それに比するといま一つ。でも、人種、貧富、外見などからの偏見や差別の気持ちを意識的に排除し、全ての人にできる限りフラットでいたいと改めて思った。
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Babel
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ネタバレ隣人とはそういう意味であったのか。難民についての小説を、おそらく初めて読んだ。ただし、難民について詳細に語っているわけではない。難民受け入れ施設と、偶然の出会いがあった家族のドラマが書かれる。そのため小説として面白く読めるし、難解さもない。難民意識に対する入門書としてちょうどいい。家族のドラマは分かりやすく、ドラマチックだ。楽に読めるが、薄っぺらく感じる部分もある。長男の翔琉が犯人ではないか、という部分はミスリード出来ていない気がする^^;
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Tomoko Fujinami
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家族も含めて、周囲の人が何を抱えていて何を考えているのか、すべて理解しているなんてことはあり得ない。できるのは理解しようと努めることだけ。
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あゆみらい
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実は初めてのあさのあつこさん作品。幸せな家庭の主婦である主人公が、起こった爆発事件から街のひずみ、家族に対する不安に直面する。最近関東大震災のドキュメンタリーを見て、デマのこわさ観たので、この話も「爆発事件は外国人が起こしたんだ!」というデマが広がるこわさが現実にあり得る恐ろしい話だと思いました。ヘイトとか、悪い口コミとかどうにかならないものですかね。もう恐喝、恫喝みたいな書き込みは読みたくない。
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mimiconmana
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前知識なく読んだ方が良き一冊。私なんか、彼女の地域に不穏な殺人鬼が潜んでるんやと思ってたからね!全然違った。コロナの記載があるってことは最近の話なんやろうけど、隣人たちの考えってひと昔もふた昔も前と同じ?もしくは退行?なんやと思って残念になったよ。
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きゃる
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ヘイトの問題。これは難しい。弱者救済はいいけど、技能実習生の実態や、同じ仕事をして給料が半分で生活が立ち行かなくなれば、犯罪に手を染める率が上がる。警察の資料としても数字はある。だからこそ、何故外国人労働者を増やすのか、国や企業が利益や利便性の為に何をしているのか、考えなければいけない。ルワンダの虐殺は意図的な分断から始まった悲劇なのだから。日本人も正規、非正規に分断され対立の構図が作られている。誰得なのか? ネタがありすぎて感想が書ききれない提起本だった。
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kt
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家族の外での顔を知らない。まして、何を考えているのかわからない。咏子の両親との今後が気になる。
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さくら
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ネタバレパートで古着リメイクの会社で働く、反抗期の息子、肥満児の娘がいる主婦。親に愛されず育ったため平凡な幸せを夢見ているが、最近うまくいっていない。そんな時近所で連続爆破事件が起こり、パート先の技能実習生が襲撃される。難民支援NPOにいる友達などとのかかわりから、何かあると外国人だからと誹謗中傷される不条理を知り成長していくみたいな話。親に愛されずに育ったわりに主人公の世間知らずというかお嬢様ぷりにモヤっとするけど、それが逆にいいところでもあった。
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ゆかり
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パートとして働きながら、夫と子どもふたりと暮らす40代の咏子。平凡な毎日が突然近所の商業施設、図書館の爆発事件で一変する。犯人は外国人だと噂が広まり、パート先のベトナム人が暴力を振るわれる。コロナ禍で体調が悪い者は批難され、ネットでは外国人への風当たりが強いコメントがあふれ出す。ミステリーぽい話を期待したけど、全く違った。ぼやっとした話でイマイチ。
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じお
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★★★☆☆ 地方都市で暮らす三上咏子はパートをしながら優しい夫と高校生の息子と小学生の娘、4人で平凡ながらも幸せな毎日を過ごしていた、しかしそんなある日近所の商業施設で爆発物騒ぎが起こり、図書館でも似たような事件が起こる、それを皮切りに周囲の異変に彼女は気づいていくのだった、唐揚げはカロリーゼロだから大丈夫と提唱したい社会派小説。まずまず、あさのさんでは珍しい社会派作品、外国人への差別意識、思春期の子供との接し方、パートでの自分の立ち位置などなど、→
じお

最後に少し足が出るものの基本的にはごく普通の主婦の悩みの域を出ず、重すぎもせず軽すぎもせず、その距離感が良い塩梅かなという印象、傍から見ると余裕があるからそういう事に思いを馳せられるのかなという気もして共感度はそこまでですが、色々と考える一助にはなるかなと。

11/22 12:55
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kroon@きろん
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ネタバレ著者の作品は初読みでした。思考的だけど常識的な主婦目線で、違和感を感じる世界、感情、人間関係から驚くべき事実が判っていく話を書きたかったのでしょうか。この後旦那は失踪するのか、主人公は腕を当てにされて起業するのか、主人公の期待を裏切らなかった長男はそのまま真直ぐな青年になるのか、ぽっちゃり系で愛すべき性格の長女はいじめ対象になったりしないか、、など「この後のおはなし」があるとしたら膨らみそうです。それほど読みたくはないけれど。
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hitokoto
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 人事部の部長代理で人員整理の矢面に立たされている三上丈史、妻でパート勤務の咏子、高1翔琉、小3紗希の家族を描きながら、外国人の雇用、外国人の犯罪、日本人の犠牲、外国人へのネット上のヘイト、外国人への暴力、難民支援組織などを問題提議した作品。一気に読了しました。あさのあつこさん、久しぶりです。さすがと思いました。「彼女が知らない隣人たち」、2022.3発行。
hitokoto

非正規社員、外国人雇用者の問題、深刻ですね。

10/15 04:16
hitokoto

コメントとナイス、有難うございます!

10/15 04:18
3件のコメントを全て見る
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よしちゃん
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あさのさんこんな内容の本初めてじゃないかな?、価値観の違う人に考えを改めさせるのはむつかしいでしょうね。話が重たいのは嫌なんだけど、避けて通れないことも多くなるんだろうな。
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りえ
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ネタバレ「伝えなくちゃいけないことは伝える。相手が大事なら、自分の言葉で伝える。それが若くて苦い経験の教訓かな」 「迷いなく進んでいる人なんか、そうそういない。進むのがいいとも限らない。迷って、悩んで、しゃがみ混んで、ときに他者とぶつかって、傷ついて傷つけて、さらに迷って、、、。大半の人がそうやって生きているのだろう。多分。」★★★★☆
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いちさん
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ネタバレ洋裁工場で働く主人公。ある日街で爆発が起きて同じ工場で働く海外作業者の仕業じゃないかと迫害を受ける。知り合いの難民を保護するボランティア団体のHPも誹謗中傷され、反抗期の息子が絡んでるんじゃないかと疑う。結局爆発も日本人の仕業、HPを荒らしたのは夫で息子はそれを確かめるためにボランティア団体に出入りしていた。コロナ禍で鬱々としている中、特に移民に厳しい日本人が鬱憤を晴らすように海外の人達に責任転嫁していて怖いと思った。けど自分も近くに海外の方が引っ越してきたら怖いと思う。お互いに言っていくことが大切
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satobo
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パート主婦、咏子の日常に変化が訪れる。高校生の息子、小学生の娘、出世頭の夫、どこにでもいる家族の日常が爆発事件をきっかけに不穏な空気に包まれていく。パート仲間の外国実習生の実態、コロナ禍での出来事故、不景気の影響、思春期の親子関係、会社での夫の立場など咏子が知らないことが少しずつクリアになっていく。誰しも家族にだって言えないことや見せてない顔はあるはず。慌ただしい日々の中で、世界に目を向け広い視野で物事を考えることなんてしてないなと思った。相手を知って理解すること、大事ですね。
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@
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✴︎
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のん
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隣人どころか、家族だって知らないことだらけ(笑)まずは自分の事を知ろう🆗👌
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あーちゃん
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コロナ禍に起きた人間味あふれる事件の渦中にいる人の心情を感じることができる作品。 身近にいる人にこそ遠慮してその人の考えていることなどを聞かないがそこのあたりがすでに日本人独特なのかなとも思ってしまう。 人間不信になる前にしゃべってみよっと
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し~ちゃん
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この作家さん、また読みたいと思える一冊。 人手不足が問題になっているので、少し時代背景が気になりましたが。 外国人労働者は今では日本に必須だし、海外旅行で訪れる人たちにも、嫌な思いをしたことがなかったので、日本にいながら大変な思いをしている人たちがおられることを改めて認識。日本は難民認定がなかなかされないと数年前にTVの報道で見たけど、改善されてないんですね。 全く考え方の違う夫や父親とは、あまりに価値観が違いすぎてわかりあえるのか疑問ですね。
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mimosa
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彼女の知らない"隣人"の中には自分の息子も入っていた。さもありなん
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パイナップルジャム
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みんな自分の身の回りのことで精一杯。例えばテロとか難民とかは、どこか自分に遠いこととして考えてしまうところ、私にもある。残念ながら。そんなことに気づかされた作品でした。それと同時に、突然日常が一変することの怖さも感じました。この後、家族はどうなったのか気になります。
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ちきちき
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あさのあつこさん、初読みです。内容を知らずに手にした一冊。何気に重い話だった…。ラストはもうちょいひねっても良かったかな。翔琉がイイ子でなによりでした!
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ちえぞぅ
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人権問題の話。自分はこの分野(人権問題とか難民とか)の知識がないので意味がわからないことも多かった。
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蒼
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とても大切な事が主題になっているとわかりつつも、なぜか物語の流れに乗り切れず、読了に苦労した。
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yukision
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ネタバレコロナ禍の地方都市で連続爆破事件が起こる。ミステリーかと思って借りたら外国人技能実習生に対する暴力の社会派小説だった。いろいろと先が読めて,乗れず。しんぶん赤旗に掲載されてたのか。
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水沢晶
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ネタバレ高校生の息子が親と口をきかないのは、まぁ普通だよね。翔琉の素っ気なさや絡み口調がなんともリアルで思わず苦笑。そしてクライマックスの衝撃。うわ。咏子の夫か。さて父はどんな顔をして帰ってくるのか。
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ぽん
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初めて、あさのあさこさんの小説を読みました。主人公のエイコは生きていくのに難しい性質だろうなぁと思いました。正しいことは勿論正しくてよいのだけど、それではうまく行かない時もあって。真水では生きていけない魚のように、少し濁っていても良いのかなと思います。難民のことを少しでも知れたことは勉強になりました。他のあさのさんの作品も読んでみようと思います。
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りんご
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ネタバレ結果として息子がいい子だった。旦那がヘイトスピーチにハマるのは、なんかわかる気がする。元々モラハラぽいというか他責思考が強くてストレスためそうな感じだったから。まあ主婦だしパートだし、離婚は現実的じゃないから夫をこちら側に連れ戻すっていう気持ちで結婚生活を続けていくのは賢いなとも思った。そんなに割り切れないよ。
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あやの
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ネタバレちょっとした瞬間に「あれ、この人、こんな人だったっけ?」と不安になったり心がざわついたりすることがある。誰もが普段見せない顔を持っているものだと思うが、今はネットの発達により、いくつもの顔を使い分けている人もいるだろう。もし、身近な人が意外な一面を持っていることを知ったら……。コロナ禍で直接他人とコミュニケーションを取りづらくなったこの数年。他人に対する漠然とした不安を分かりやすく形にしてくれた作品である。やはり、顔を見て話をすることが、その人を知る近道なのだろう……
TANIZAKI

あやのさん、おはようございます。気になる作品ですね😉。

04/27 04:45
あやの

TANIZKIさん、最近の社会問題と絡めているので現実的で、ホントにありそうな話でしたよ~。

04/27 06:39
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雲母
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あまりに自分が感じた想いと同様な文章が綴られていたので読むスピードが増していました。主人公三上暎子が家族に対してや、パート先で感じる疑問がリアルに感じ深く共感してしまいました。コロナ禍になってからの世間の不穏な空気が自分の周りや家の中に漂い、何気ない日常に潜む歪んだ想いが何かの拍子に表立った時の怖さにゾクっとさせられました。何か生々しい物を読んだなと感じます。最後夫丈史が出ていったのは知られたという事が恥ずかしかったからなのかなと思っています。なかなか鋭い作品で面白かったです。
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Y
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★★★☆☆
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雨の音
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ざわざわして、進まなかった前半。この夫、モラハラやん。”ママあるある”なんやろな、主人公のイライラ、不安、子どもや周りに振り回される感。桃子とのやりとり(その他要因はあるが)が主人公を目覚めさせる。妻でなく母でなく、ひとりの人としての意識や思考、興味関心…本当は誰にも奪えへんもんや。忙しさの中でどこかに置き去りにしてへんやろか?今を生きる女性たちへの問いやな。最近、幼児に「おばあちゃん」と言われショック。しかも仕事中。「ワタシの名前は〇〇というの。名前で呼んでね。」と言った。大人げない?大きなお世話!
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鈴子
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いまひとつ、のれない読書だった。主人公三上咏子、普通のパート主婦。理想の家庭像を持っている。それは咏子自身の出自の反目からであるよう。子育ての母親目線はあるあるです。高校生の息子がしっかりしているのに驚き。翔琉がそんな事をしていたなんて。健気過ぎる紗希ちゃん。それより旦那丈史の言動がカチンとくる。家族内の意思の疎通が出来ていないから皆勝手にやってる感じ。あと、職場の同僚が、咏子に割とズケズケ入ってくるのが煩わしく思えた。
鈴子

かか

05/25 20:36
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たつや
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日本での、外国人に対する偏見、差別は、 今もなくなっていないんだよね。 その一端を、この物語は語る。 ありふれた普通の家庭で起きる、親子の間でも思いは違う。 会社の、表向きな顔と、本当の姿。 「彼女が知らない隣人たち」からのフレーズです。 「相手が大事なら、自分の言葉で伝える。」 ブログ:https://sunnext.exblog.jp/30268620/
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初美マリン
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心の中の葛藤はいくら抑えても行動にでる。ヘイトの心、悲しむのはよいが憎んではいけないという言葉が印象的。息子が物事わ冷静に判断できて素晴らしい。この家族に幸あれ。
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