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老人と海 (新潮文庫)

感想・レビュー
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超雨
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起承転結、何が起こるか分かっていても引き込まれる自然の描写、爺さんの生き様、マノーリンの優しさが好きです。たしかな実力をもっている爺さん、84日不漁だったのは運に見放されたのか…、それでも漁をやめるという考えは1ミリも出てこない爺さんの強さがちょっと羨ましく思います。
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ぺんね
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細切れの時間で読んでしまったので、冗長で淡々としているなぁといった感覚で正直何か響くものがあったわけではなかった ただ、他の人の感想をみてると抽象的だからこそ感じられる良さがあるのだろうなと感じた
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のん
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子供の頃,必読書で読んだ時は、全く興味を抱かなかった。今、ふと、手にとって読んでみると、なんてすごい作品!と、最初からぐんぐん引き込まれていった。何度も読みたい。細かな部分部分に、考えたいポイントが無数にある。本は、読むタイミングがあるものだと,つくづく。読んで良かった。
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ぴぃ。
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★★★★★「老人」の体力は確かに若い頃には勝てないかもしれないが、精神力の強さ、判断力など年齢と共に培ったものはすごいな、と感じた。[あらすじ]キューバの老漁夫サンチャゴは、長い不漁にもめげず、小舟に乗り、たった一人で出漁する。残りわずかな餌に想像を絶する巨大なカジキマグロがかかった。4日にわたる死闘ののち老人は勝ったが、帰途サメに襲われ、舟にくくりつけた獲物はみるみる食いちぎられてゆく…。徹底した外面描写を用い、大魚を相手に雄々しく闘う老人の姿を通して自然の厳粛さと人間の勇気を謳う名作。
0255文字
ショコラ
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図書館本。かもめのジョナサンに続いて2冊目のアメリカ文学読み。キューバの海でおじいさんとサメの格闘物語。映画ジョーズの人食いザメをイメージしてしまう。じいさん頑張ったねって感じ。ヘミングウェイはイギリス清教徒の子孫なのかわからんがアヴェマリア2回と祈りが文章に出てきた。命にかかわることだから祈るわな。
0255文字
のりメーター
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老人とカジキマグロの格闘を描いた作品であることは知っていたが、何日もかかる格闘がどうも冗長気味に感じてしまい、どうしてもストーリーに食い込んでいけない。結局のところ、この作品の主題は何だったのだろうか。
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伍右衛門
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ネタバレ有名な本なので読んでみた。名著と言われるので読んでみたが、いまいち心が動かなかった。裏のあらすじで殆どネタバレされてたのも残念。 でも漁師の話を聞いた時に、ふと海の上にいるサンチャゴに想いを馳せてしまうかもと思った。もう少し歳を取ったらこの小説が心に響くのだろうか。
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ちくわ
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初読だが、確かノーベル文学賞作家の超名作だよね。開始数分で鯨漁の話じゃない事に気付いたのはさて置き、シンプルな設定と描写なのに妙に心を揺り動かされ一気に読了。文学的な感想を述べられる知見を持たない自分は、単純に祖父を思い出した。実家の商売をほぼ一人で支え続け、自分達の学費まで出してくれた生粋の仕事人である。まさに不撓不屈の人、信念の人であった。ただ、祖父の死後にダメ親父が10年で実家を廃業させてしまった…その結末も含め、本作とはシンクロ率が高かったのかも知れない。祖父もライオンの夢を見ていたのだろうか…。
まさにい

ちくわさん、僕が他の人にしたコメントを追って、読んでいただいてありがとうございます。今、調べてみたら、この老人と海を書いたのがちょうど今の僕の歳あたりだったらしい。また読んでみたくなりました。今度はどんな感想を抱くのかなぁ。楽しみです。あと、お気に入りに登録させて頂きます。以後宜しくお願い致します。

01/18 18:19
ちくわ

まさにいさん、ナイスにコメントまで頂き、誠に有難うございました。昨夜は早々に爆睡してしまい、返信が遅くなってしまい大変申し訳ありません。おおお、今まさに本作とそんな奇遇が!確かにこの作品って、読み手の年齢で随分と受け取り方が変わるような気がしております。特に人生の晩年に読んだ時に、何かしらの答えが得られそうな気が…。こちらこそ、今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。

01/19 05:02
4件のコメントを全て見る
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keyboard gazer
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解説で引用されている、ベルナール・ファイの時間と空間に関する考察が秀逸。
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り
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最初はなんだろうと思ったけど、読み進めてくうちに老人を応援する気持ちが強くなっていった。人間は負けるためには作られてないというセリフはいいなと思った。自分が漁をしているわけではないのにこんなに躍動感を持って文章を書けるのはすごい。老人と少年が最後は海に一緒に行って漁をして欲しかったな
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Tsuyoshi
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古い新潮文庫の欠点である裏表紙ネタバレで大いに興を削がれたものの、読後感は流石に爽快。福田恆存の独特な解説も面白かった。
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Dramaticseimei
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命のやり取りをしていたからこそ、得られる精神と百折不撓の魂が輝く名作。古さはあまり感じないというよりも、削ぎ落としまくっているという文体の印象。ここまで洗練された文章だとそりゃ古いも新しいもないわと驚く。広く深くそして恐ろしい命の海原を舞台に老人は淡々と生を貫いていく。短い文量にも関わらず、考察および解説が数多にあることを考えるとその洗練さをより深く実感できる。
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ふみすむ
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初めて読んだが確かに名作だった。不漁続きの老人が沖に出て、若い頃の誇りを背負って大魚を獲るが、海岸に着くまでにその輝かしい釣果も武器も奪われていく。しかし、虚しい結末を予想させつつ、最終的には英雄譚に化ける。茫洋たる大海の中で一人の人間が大自然と対峙して闘争し、最後にヒーローとして称えられる展開はアメリカ的なものの典型をなしており、なるほどアメリカ文学の代表作にふさわしいといえるだろう。
ふみすむ

とはいえ、巻末解説では福田恆存が訳者本人であるにもかかわらず、ヘミングウェイのみならずアメリカ文学一般に難色を示している。ヨーロッパ文学においては、精神の問題は精神で、思考の問題は思考で否定すべきであるのに、ヘミングウェイは肉体や行動を持ち出して解決にあたるために抒情が生まれず、結果としてハードボイルド・リアリズムに陥るとかなり辛辣に述べている。もっとも、福田の批判するその作風こそが後世の村上春樹などに文学的源泉を提供している。文学の評価体系は翻訳当時とはかなり様変わりしているようだ。

12/27 00:03
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グミ天麩羅
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ネタバレサンチャゴは強い男ですね。広い海で大きなカジキとの長い勝負に勝ち、やっと捕まえたと思ったら今度はカジキを狙うサメとの闘い。港に戻る頃には捕らえたカジキは全てサメに食べられてしまいましたが、大洋の上で孤独に大自然や自分自身と向き合い続けるサンチャゴはかっこよかった。長年漁師として海で生きてきた矜持がそうさせたのだと思います。少年が老人を尊敬しているのもわかります。
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たろー
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設定が老人だからかひとつひとつの所作に哲学性を感じる。人生のたそがれに最大の好敵手と1対1の闘い。世俗的には失敗、しかしサンチャゴには本望だったのでは。
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Hundley
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昔、Key Westで行った海の展示コーナーを思い出した。鮫の展示が確かあったなと。動物を食するというのは大変なこと、ありがたく頂かないといけない。
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atami
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野生動物のドキュメンタリーを見たような感覚です。老人は浜で遊ぶライオンと同じ世界に生きているのだと思います。戦い、悲しさ、哀れさ。色々な感情をどれも真っ直ぐに受け入れらるほど、生きることがしっかりと土台になっています。老人は新しい明日が来ればまた漁に向かい、「やつはすごかったぞ」と少年に話すはずです。「老後破産」という本を読んだ時に感じた不安はこの話にはありません。良いお話だと思います。
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ナニコラタココラ
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おもしろかったです。登場人物は、キュ―バの老漁師と、少年だけですが、少年は、最初と最後しか出て来なくて、ほとんど老人一人です。84日間不漁で、弟子だった少年からも、離れることになり、辛かったと思った。でも、巨大なカジキと3日間闘ったり、サメに襲われたりしたりして、臨場感があり、おもしろかった。独り言ばかり言うのですが、何度も、少年がいれはよかったという場面があるので、よっぽど寂しかったのだと思い辛かった。結局、サメに獲物を食い尽くされてしまいますが、少年が、一生懸命励ますところがよかった。
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piro
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年老いた漁夫と巨大カジキとの死闘を描いた名作。大海原で繰り広げられる3日間に渡る闘いは最後の瞬間まで淡々と綴られますが、満身創痍のサンチャゴの強い意志と漁師としての誇りが光を発し続ける様。そして絶望的とも言える鮫との闘いの中でも老人は決して負けない。これ程までに彼を奮い立たせたものは、海と共に生き続けた彼の誇りなのでしょう。孤独な大海原での闘いを見た者は誰もいない。けれども変わり果てたカジキの姿はきっと周りの漁師たちに畏敬の念を抱かせたのでしょう。決してサンチャゴは負けなかったのだと。
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オッキー
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★★★★☆
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けむりの まきたろう
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野球だったら戦力外通告か? 老漁師サンチャゴは84日間不漁の大スランプ中。舞台は約80年前のキューバ。老人は大物狙って独り小舟に乗り込みメキシコ湾へGO! ローテクな仕掛けと漁法ながら、人力で5メートルを越すカジキマグロがヒット。人間と自然の死闘は3日間も続きます。なかなか姿を見せないカジキに船が引きまわされる描写は、映画「ジョーズ」の巨大ザメの存在を暗示する黄色い浮きタンクのようでスリリング。壮絶な格闘の結末はいかに? スーパー高齢化社会。サプリメントより居場所と労働、達成感こそ生きるビタミンなのかも。
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KS20
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大学生以来10年ぶりの再読。自身の成長を期待したが、前回同様、あまり心に響かなかった。 成果を上げたが結果的に形に残らなかった。それでも挑戦し戦うという人間讃歌の物語と捉えている。 皆さんの感想を読んで、色んな考え方を読んでみようと思う。そしてもう少し大人になって、様々な経験を経た上で、読み直そう。
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udvqz
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ネタバレかなり好きだった。老人が素晴らしい。内省してぐちぐち言ってる自分とぜんぜんちがくて行動行動 負けなかったから凄かった サメがカッコよかった わたしは鮫が憎くて仕方ないと思ったのに、老人から見た鮫はかっこよくてセクシーで、価値判断と感情を切り分けて考えるところにすごさ感じた じぶんのことを「じいさん」と呼ぶのも印象的 他人事というやつなんだろう 最後の訳者の解説が結構面白くてアメリカとヨーロッパ文学の違いや、ヘミングウェイのハードボイルドリアリズム、ストイシズム、などなるほどーということが多かった
udvqz

青空文庫の他の訳者のも少し読んでみたが、なんとなくこちらの方が読みやすく好きだったので(そもそも媒体から違うのもある)、この訳者のことも気になった! ただめちゃくちゃヨーロッパ文学主義で偉そうなのはムカついた それでも訳してくれて感謝 かなりすごかった 老人が「あの子がいてくれたらなあ」と何度もいうところ苦しすぎるってば

10/09 13:51
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サビ山
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ネタバレ「お爺さんがでっかい魚捕って帰って来るだけの話」って聞いてた。その通りだった。自分と向き合い自分と戦う話でもあった。カジキが全部食べられて、村人達にはそれと分からなかったら…と心配したけど、サンチャゴ爺さんが少年以外にもちゃんと愛されて敬われて労われてるのが最後分かって良かったなぁ。という程度の感想だったので後書き解説が堅っ苦しくて驚いた。深い事考えられんくてごめんって感じ。古い訳だからか今時無さそうな言い回しが面白かった。
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きの子
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ネタバレ「老人が1人、海で魚と格闘する話」いってしまえばそれだけの話なのだけど、何故か胸に来るものがあります。老人と少年の関係が素敵。
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aki
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海で闘う老人にスポットを当て、ほぼ全編その内容である。舟の上から老人を傍観している感覚になり、感情的に物語に入り込むのは難しい。
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Risa
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自分もメキシコ湾の沖合で、たった1人の気分になった。登場物全てがかっこいい。人間ってちっぽけだけど、老人の生き様はかっこいい。なぜかわからないけど紅の豚のポルコロッソが頭によぎった。
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shimashima
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初めて読んだ。海上の、お魚の描写が鮮明。一緒に3日間闘った気持ち。でも私はこんな頑張れない。そこそこのお魚を定期的に取って帰って暮らしていきたいと思うよ。老人はカッコいいけど、もうあまり無理しないで欲しいな。少年が心配するよ。
0255文字
miton
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ヘミングウェイ、生前に発表した最後の短編小説。老人であるサンチャゴが釣りに行き、大魚を捕まえるが帰路で鮫に食べられる、という話。ストーリーは本当にそれだけだが、老人の独白のシーン、肉体を駆使する力強さ・美しさ・荒さ、自然の強さ、そんなものが伝わってきて読み終わって思わずため息が出た。 サンチャゴが折りに触れ、あの子がいてくれれば、という言葉を溢していたこと、陸に戻った後の少年との会話や少年からの深い情愛が沁みた。
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こつ
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あの子がいてくれりゃ…幾度となく繰り返されるこの言葉。経験を共有したいという気持ちは何よりも愛情を感じる。漁港に無事戻ってきて仲間が自分を心配してくれていたと知った時、とても満たされただろうと思った。少年と老人の関係に癒される。
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にんじん🥕
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ネタバレ困難にぶつかったときに、希望を言葉にして自分を奮い立たせる姿に心打たれた。読み終えたときに達成感があって、また読み返したいと思う作品だった。老人が鮫に食べられなくてよかった。
0255文字
めい
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自分と違った人生を体感したいという目的で読むのなら最高の小説だと思う 海の豊かさと非常さをありありと体験することができました 少年との友情もとても良かった 舞台になったキューバのことは何も知らなかったけれど、興味を持つきっかけになりました
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ゆーじ
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再読。濃厚なというより、ドライな読み口でした。
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またいち
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ネタバレ大海原で一世一代の大物を狙い、孤軍奮闘する老漁夫の一航海の物語です。敵であるはずの獲物に対して、生死をかけて闘争心をむき出しにする一方、「兄弟」と呼び尊敬や愛情の念も顕にして、終盤には後者の心情がより強まっていきます。機微な心情の動きを、感傷的な抒情ではなく、肉体的な荒々しさをもって描き出しているのが、本作の大きな特徴です。この心情描写について、巻末収録の訳者による解説の章で、ヨーロッパ文学とアメリカ文学の文化的背景の相違という切り口から説明されており、こちらも読み応えがありました。
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桃カステラ
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初めて読んだがピンとこなかった。夏の100冊も今読んで面白いものに変えたほうがいい。
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ヤス@私が犯人です
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カジキマグロを釣りあげようとする老人の孤独な闘いを描いた作品。中盤で「敵」がカジキマグロから鮫に移っていくが、その時に獲物であるカジキマグロを「仲間」のように考えはじめる老人の描写がとても印象的だった。子供の頃に名作絵本か何かで読んだ記憶があるが、その本では獲物が食われる描写がかなりあっさりしていたので、ここまでしっかりとした描き方をしているとは思っていなかった。ある種のハードボイルドの走りともいえる作品だと思う。形はどうあれ、こういう闘い続ける老人になりたいものだ。
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そ
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老人が海で出会った大物を釣り上げるべく、奮闘するお話。釣り上げようとしている大物に誇り高さを見出した老人からすれば、それはもはやただの釣りではなく、お互いの誇りをかけた戦いである。そんな物語の描き方が読んでいて面白かったです。戦いの先に待っている虚しい結末にも、老人のプライドや誇り高さが伺えて、心打たれました。
0255文字
牛乳
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ネタバレ釣った魚ほぼサメに食われちゃうんだ!?と思った 自然は厳しい!でも人間だって強い!大漁!みたいな話だと思ってたから意外だった サメが思いの外強かった 自然に破れてなお戦い抜く強さ、みたいな話なのかな
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ぶっだにあ
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年は取っても眼は海と同じ色をたたえ、不屈の生気をみなぎらせる老人の話。実際に不屈のメンタルマッチョおじいさん。読みやすかったし面白かった。
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ぴーすピース
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海外文学を5つ選べと言われたら、間違いなく本作は入ります(他には『異邦人』『カラマーゾフの兄弟』『変身』『レベッカ』あたりでしょうか)。老人の心の動きが直接的な心理描写ではなく、物語をとおして浮かびあがらせていく表現力は一級品です。主人公と獲物との対峙と同化、少年との友情が感動を呼びます。翻訳しか読めませんが、文章も無駄がなく、すぐに入っていけます。ただ、「老人」という言葉が、少々気になります。弱々しい感じは全くしないので。まあ、それが狙いかもしれませんが。
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