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感想・レビュー
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mataasita
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こういう昭和の短編集を読むと昔は検索できなかったからこそよかったんだなと思う。どうすればよいのか、なにをするのがその人や自分にとってよいか真剣に考えて自分で答えを出すしかない。今は初めてのデートも電車の時間もカフェのメニューも、盛り上がる会話でさえも簡単に検索だもんな。2話目がよすぎる。どの話もよくてほんとに名作短編集。再再読でした。2024−120
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よよ
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全部よかったけど、「紅き唇」が特によかった。あとは「ピエロ」かな。
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seekingtruth105
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恋の形っていろいろあるんだなぁと感動した。どの話も好きだが、タイトルになっている「恋文」が一番好きだ。好きな相手を自由にさせることが本当の愛という深い概念に同感だ。
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ミッツデラックス
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ネタバレ人情っぽい物語+少々の謎といった感じ。『紅き唇』『私の叔父さん』が良かった。
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hiko1
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二人の女の切ない心の物語。年下の夫将一からある日突然家を出ると宣言された妻郷子。将一が想いを寄せるのは、昔の恋人で死の病にある江津子。将一は郷子と離婚して江津子と結婚し、江津子を看取りたいという。郷子はそれを許してしまう。そして郷子は将一に離婚届というラブレターを送る。その後江津子は亡くなっていく。 これは死んでいく江津子から、夫を介して郷子への命のリレーではないか。
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NORI
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ネタバレいろいろな恋愛の形が詰まった短編集です。読友さんからオススメされたテーマ本【春①】『恋文』道路に面した磨りガラスに薄紅色の桜の花片が描かれていて、西日の烈しい光で射し込むと締め切った窓の桜が幻燈の川のように大きく畳へと映し出される様子が春を感じさせるなと思いました。春を意識しなければ、『私の叔父さん』が好きでグッときました。友季子は叔父さんに伝えられない想いを胸に抱えて、5枚の写真に想いを載せる。載せられた言葉を知った時には切なくもあり胸に込み上げるものがありました。
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ムーミンママ
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推しTさんのお薦め本。短編集。タイトルどうり恋文でした。
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nori
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5つの短編小説を読んで、夫婦とか恋愛とか色んな形、幸せがあるんだなあと考えさせられた。併せて、ぎゅーっと苦しくなるのも多かった。読んでよかった。また時間をあけて再読したい一冊かな。歳を重ねたり、色んな経験をしたりすると、読んだ感想は変わりそうだな〜。
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Nori
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いや、もう心の琴線が刺激されっぱなしでした。もうどれも大好き過ぎる短編集です。『紅き唇』と『ピエロ』は特に心の芯にズシリと響きました。(一見器用そうに見える人も含めて)不器用な人が懸命に生きる姿が堪らなく好きなのだと改めて思う。『私の叔父さん』で「大人ってのは、嘘をつくことじゃなく、つけることだよ。」て台詞は、疑問に思う反面、そうかもしれないと妙に納得してしまったり…。でも、その言葉を有言実行する構治さん素敵です。何度も読みたくなる短編集。連城さんの作品は初めてですが、他にも色々と読んでみたいです。
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えりんぎ
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初めて読んだ作家さん。とても美しい文章で、人間味溢れる登場人物や、描かれている風景が自然と頭に浮かぶ。時折、登場人物のとる行動が理解出来ないことがあった。人が好すぎて自分を押し殺し過ぎていると。深い愛ゆえなのだろうが、私はまだまだその極地に達していないためわからないのだろう。作中に64歳の女性が出てくるが、本当にお婆さんという描写で、30年前と今では年齢によるイメージも変わるものだと感じた。
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みも
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約40頁ずつの5篇で、いずれ劣らぬ珠玉の作品集。深層心理を絡めたミステリー的作法で構成しつつ、筆致はロマンティックで抒情的。全作品手抜き無く、価値の変転が見事な熟達の完成品。記憶の奥底に埋もれた自己欺瞞が、甘やかな香気と共にある日思いがけず噴出し、穏やかに凪いでいた関係性を破綻させる。恋愛は熱情に衝き動かされ奪うと同時に与えるものだが、夫婦なるものは一過性の熱情だけでは関係を維持出来ない。適度な距離感を保ち、お互いの不可侵領域を侵す事無く慈しみ合う事が大切なのだ。「知らぬが仏」が幸福の「核」だったりする。
純子

みもさん、最後の一文に笑いました!けど、みもさんの表現にかかると、重みが出るんですよねー。実際、深みのあるご夫婦なんでしょうね♡

01/25 18:35
みも

純子さん、コメントありがとうございます。んんん…僕はことわざの遣い方を間違っているようですね…ハハハハハ…(笑ってごまかす)謝るのは必ず僕です。全くうす~い夫婦であります(^▽^;) 純子さんご夫妻は、我が理想です。

01/25 22:45
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LIL
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色々なワケありの人間関係の中で、ちょっと切なく辛い縁結びの短篇5話だった。嘘をつき偽ってまでも、相手への思いやりの行動をとろうとする自己犠牲的な献身が切ない愛情表現に思えた。直木賞受賞の『恋文』もよかったけれど、胸にグッときたのは『紅き唇』。どの物語も長い年月心の底にしまいっぱなしになっていた大切な人への愛情恋心が運命のイタズラのおかけで告白される時がやって来た、その告白を聞いてハッとするような衝撃が走る面白さがあった。懐かしいメロドラマみたいで素晴らしかった。
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スローリーダー
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愛すべき人物たちが織り成す変化球いっぱいの恋物語。愛の細やかさや不思議さを存分に味わえる見事な5つの短編です。設定も月並みではなく、魅力的だ。話の出来すぎなところも含めて好きになった。心がじんわりと温かくなるので、お望みの人にはお薦めします。
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いちろく
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恋に恋している事は、きっと誰にだって一度くらいはあるはず。その時は恋と感じた出来事も、人生経験を積み重ねていく中で、思い出になっている事もあるはず。その中で、色褪せない本心を見つけてしまったら?時を経ても変わらない本質に気がついたら?人はどうするのだろう?年齢を重ねる程、深く心に刻みつける呪縛にはどうしたら良いのだろう?甘酸っぱいだけが恋ではない。年齢を重ねないと理解出来ない事もある。改めて、この作品が私に教えてくれた事。再読。
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koba
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五つの恋愛の形。昭和の恋話は相手を慮りしっとりとした情緒に浸っているが、逆にいうと煮え切らず理解しがたい一面も。1話の「恋文」は余命いくばくもない昔の恋人ために離婚し、結婚式を挙げるという内容。それを切り出す夫、それを許す妻。そして元のさやに納まる。その心情はちょっと理解できず。
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surf
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30年前の作品。今も昔も複雑な恋愛は変わらない。その仕草が、その言葉が、読んだ後も胸に残る。良い作品は、良い意味ですごく心を締め付けてくる。図書の本。
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みけのすずね
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表題作をはじめとする、惚れて、込み入った男女の愛情や心の機微。「紅き唇」の働き者のお義母さんと人のいい婿が並んでしてたパチンコで台から涙が溢れてくるように見えたら、二人が「後に残って涙流す方かね」と娘・妻を偲び、さらに口紅の思い出と希望につながっていく、なんともいえない深い恋心のお話が胸に沁みた。(あとがき読んでさらに納得。)「十三年目の子守唄」の「自分と父親とがとうとう結べずに終わった糸で、雅彦と俺とを結ぼうとしてくれたんだな。」には、これが「俺」より年下の父親への反発のぶつかりどころなんだなあと。
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大和桜289
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図書館特設棚「文学賞受賞作品」から書名と装丁に魅かれ手にした。昭和59年直木賞受賞の5短編集だった。どの作品にも時代の空気、昭和の薫が漂う中、男と女がそれぞれにあれこれ優しく気遣い、それがためにまた揺り動かされる想いが切なく描かれている。深夜、降り積もる雪を想いながら本を読む時のような静かな温もりを感じた。「素人の人が、偶然、役者顔負けのいい表情を見せ、いい言葉を語ることがあります。…僕に小さな名場面や名台詞をくれた素人のしたたかな名優さんたちへの、これは…僕の"恋文"です。」と「あとがき」にあった。
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ahirutti
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⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️短編5作。どれも読み応えあり。
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hitomi
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しんみりと心にしみた。お婆ちゃんの話が良かった。
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ポロロッカ
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 甘い恋を狙った感の見えない恋物語。良作でした。胸にしんと沈み込むような話もあるけれど、基本ピンク色の文体ではないので、恋物語としては逆に読み込みやすい。男性が描く愛の交錯する世界はなかなかに興味深く、逆にしっかり入り込めてしまいました。なんだろう、女子特有のキュンキュンする内心があふれ出ていないからかな。じんわり、しっくり、優しくはないかもしれないけれど、でも胸に落ち着く。素敵な一冊でした。
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ふみ
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これはこれは、好みどんぴしゃの作品です!! 素敵な作家さんに出会わせてくれた読メに、またまた感謝。作品の方はと言いますと、タイトルや表紙から、淡い切ない恋物語かと思いきや・・・かなりショッキングな設定じゃありませんか(笑) でも、それがウケをねらってのあざとさがなく、すっごく雰囲気あるものなんです♪ 読んで「あ~楽しかった」で終わるのではなく、何度も手に取りたくなるこの余韻。再読を重ねたい本ってのは、こういうのを言うんだと思います。
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真澄
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ネタバレ『岩のような体の鎧に隠れていたごく当たり前な女の気持ちがたった一度張らせたそれは小さな見栄だった。おそらく老人ホームへ行ってもタヅは皆に言うだろう、「少尉さんが私にも口紅を買ってくれた」と。洗剤やインスタントコーヒーの壜と混ざって置かれていた埃くさい景品の口紅を、それでもいかつい手でがっちりと握りしめ、そのホームへとタヅは運んだのだった。』昭和のにおいがするけど近頃の甘々な恋愛小説よりも好みです。2014年BESTに入りますね、これは。
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nao.
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人間の感情は割り切れないものだなぁ。ちょっとしたどんでん返しや伏線回収も効いていて、全く古さを感じさせない。
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ひほ
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男性目線で読むとキュンキュンときそうなお話5編。私はそこまで可愛くない女性なので、やっぱり捨てられてしまうかしらねぇ。演歌の世界が好きな人にはとっても味わい深い本だと思います。
ひほ

よくいえば自立した女性、悪く言うとわがままな女かも(^^ゞ

06/04 20:24
シェルティ

高校生のころ彼女に借りて読みました。その頃はピンとこなかったのですが、最近再読してよさに気づきました。

06/04 22:04
4件のコメントを全て見る
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とりあえず…
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昭和の恋愛短編集。男性が書いた恋愛小説だなぁ。煮え切らず、はっきりしない男。それを見守り許す女。『ピエロ』だけは真逆だけど。もうちょっとトーンを暗くすると演歌になります。そうは言っても今時甘々恋愛小説よりは遥かに入り込め、好感が持ててしまうのは、私が昭和の女だからでしょう。とっても嫌なことに、本書では、私は完全に捨てられるタイプの女な気がする(苦笑)
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K
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第91回(昭和59年)直木賞受賞。5作の短編集で、どのタイトルもよく考えられているなと思った。【「旦那はあんたに惚れている」という言葉が子守唄のように耳に響き、そのままいつか眠ってしまった。】(156頁)、【愛の思い出と呼べる日々があったとすれば、それは冬の幕が降り、春が始まるまでの、季節の間奏曲に似たひと月だけである。】(181頁)など、綺麗な比喩が沢山綴られ、心地良く読み進めることができた。渡部篤郎氏などが出演している「恋文」の映像版も観てみたい。
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黒い森会長
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5編収録。「恋文」ありえない話を読ませ、最後はじーんとさせる。これが「文学」。 「紅き唇」「私の叔父さん」どちらもかなわなかった恋のお話。「十三年目の子守唄」主人公は全く知らないのだから、責められないと思う。「ピエロ」バカな女のお話ではなく、あまりにも相手のことを思い、重くならないようにしている人は、「軽い」と勘違いされてしまう。そのあとも、逆を行い・・・という悲劇?か。 人の思いは、一つではなく、裏を読み過ぎても、表面だけ見ても、間違いを犯すというものだ。これは「文学」でしか描けないもの。
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pippi
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『恋文』まだ昭和の匂いを覚えている。そんな想い出を消すのが不得手な読み手には、主人公たちは微かな重みを与え、空事ではなくそこに居た温もりを残すの。映画でショーケンが体現してくれる、あの時代になら、そんな緩やかな繋がりが微温に愛と呼ばれたかもしれない…と。収録作品では『赤き唇』が昭和の戦中からの時が今に繋がる流れに触れられるようで、昭和を知らない世代にも感覚的に分かる作品のよう。しかし、一番素敵な文章は「あとがき」。これは読者に贈られた「恋文」。小説自体より、何気ない文のほうに、作者の艶やかな色気を感じます
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雲國斎
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好きです,この類の小説!も一回読みたい!
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星落秋風五丈原
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直木賞受賞作。映画化された「恋文」が有名。5編収録。うち4篇が会話から始まる。そのうち1篇は全体が一人称会話体によって語られる。「私の叔父さん」は40代の売れっ子カメラマンが主人公。「おじさん、私の母さんのこと愛してたんでしょう?」で不意をつかれ、そそれに続く言葉や、その底にわだかまる意図と感情の数々を確認せずにいられない登場人物。まだ駆け出しの頃、兄妹みたいに育ってきた姪が東京に遊びに来た。叔父と姪、だがそこには確かに恋があった。男は彼女を突き放し、やがて彼女は結婚し、子供を産み、死んだ。
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塩りんご
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5つの短編集が詰まった一冊 色んな恋愛の形を 考えさせられた一冊でした
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