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虎屋 和菓子と歩んだ五百年 (新潮新書)

感想・レビュー
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homhom2453
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ネタバレ・「御用達」は元々天皇の鎌倉時代ごろからの御所に調達することを意味していた(虎屋は後陽成天皇から) ・ようかんやまんじゅうは鎌倉時代の留学僧や中国人僧侶経由で伝来した ・嘉定喰(6月16日の厄除け行事)は平安時代から江戸時代とつづくが明治時代にすたれ、現在は和菓子の日となった ・虎屋には1805年には就業規則があった 虎屋の創業から今に至るまでの歴史をまとめたもの。和菓子の発祥や水戸黄門が愛用していた話、戦時中の夜間営業禁止、等長く続いているからこそ見えている景色を追憶するようですらすら読めてしまった。
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ソラ
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亡き父の蔵書。主人が毎年正月に行くゴルフコンペの参加賞で貰ってくるゴルフボール型モナカ《ホールインワン》に歴史があったのだと初めて知りました。なかなか面白い内容でした。
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金吾
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△好きな和菓子屋の話なので興味がありましたが、3章までは如何に名家の人達が愛用していたという話が続きます。東大紛争を解決とかはうーんと思いました。団衛門との繋がりは驚きました。
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しゃむ・しゃむ
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室町時代に創業した皇室御用達の老舗菓子舗、虎屋。当主が語る歴史と秘話。参勤交代の途中に立ち寄ってお土産にしていた菓子好きな大名たち。戦地で配給された、軍用菓子としての羊羹。夭折した幕末の15大将軍家茂も「夜の梅」(小倉羊羹)を食べていたとは!読んでいると虎屋のお菓子を食べたくなる。
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林芳
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お菓子屋さんの歴史って、これまであまり意識したことがなかったけれど、(ああ、ここにも時代を生きてきた証がちゃんとあるんだな~)と実感できた。
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秋はeuglena
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戦時中工場が焼けてようかんが溶けてしまった時、その甘い香りに集まった人々に配ったとの事。あの時代に甘い物はさぞかし美味しかった事でしょうし、なんたって虎屋です、火災で溶けても美味しいはずです。/夜の梅 おもかげ 大好きです。そのお味はずっと変わらないのでしょうか、すこーしずつ変わっているのでしょうか。開発当時のようかんを食べてみたいです。
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かっさん
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虎屋 和菓子と歩んだ五百年 #読了 #虎屋 さんの創業から、現在にいたるまでの様々なエピソード、皇室を始め、各方面とのお付き合い、歴史、などキャッチーなところだけ紹介してる本 長い歴史の中で戦争であったり、経済的なピンチであったり色んな局面を乗り切ってきたのも伝わってくる https://t.co/JONye4Z0v3
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evanston
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お正月用の和菓子を買い求めて、たまプラーザ百貨店地下の虎屋に行った。長蛇の列。20分待ち。なぜこれほどまで支持されているのか。後陽成天皇に納めて以来の歴史を知った。天皇、幕府将軍、大名、明治の要人、公家、戦時中の陸海軍、財閥、戦後の政治家、芸能人、作家、画家といった提供する相手が庶民ではなかった。だから、原材料や製法に吟味が必要であった。庶民向けに販売する皮切りが池袋西部百貨店。暖簾を守り続け、庶民、そしてパリへと和菓子を広める姿勢が、並んでまで待つ所以なのか。和菓子は五感の芸術であると著者の父が伝えた。
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JR関内駅より徒歩2分 ☆ 永遠番長
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話の中心はあくまでも虎屋で和菓子そのものではありませんでしたが、面白かったです。著者は十七代当主さん、東京大空襲時に二歳だった世代ということでか意外にも戦時中のエピソードが多い。和菓子本にまさかのキスカ島撤退作戦の逸話。和菓子文化の研究に振興、海外進出に若者層向けの新ブランド…と同業他社とは別次元レベルで幅広く事業展開する虎屋だが、その背景には菊の御紋と政界との強固な繋がりも無視できまい(十五代当主は戦後になって政界進出し厚生大臣や、要職を歴任してる)。
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きみたけ
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著者は「虎屋」第17代当主で現会長の黒川光博氏。室町時代に創業し五世紀にわたり和菓子の最高級ブランドであり続けてきた虎屋。「御所御用」だったことから歴代天皇をはじめ、水戸黄門、吉良上野介、皇女和宮、渋沢栄一など、日本史の教科書レベルの名前が次々とエピソードに絡むところに歴史の重みを感じます。先代が残した「和菓子は五感の芸術である」は心に染みました。形や目に映える美しさ(視覚)、口に含んだ時のおいしさ(味覚)、ほのかな香り(嗅覚)、手で触れ楊枝で切る時の感じ(触覚)、菓子の名前を耳で聞いて楽しむ(聴覚)。
きみたけ

ちなみに、あんこは苦手で食べません😅

11/30 17:49
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funkypunkyempty
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★★★★ 500年間の虎屋の“不易流行”が書かれているのかと思ったら、関わった人に光を当てた1冊となっていた。期待していたものとは違ったが、読んでいて感心させられる五世紀に渡る歴史の重みだった。
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鈴蘭
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虎屋という和菓子屋さんの約500年の歴史が、御所御用、将軍や財閥、虎屋で働く人々、様々な和菓子の紹介を通して書かれている。虎屋の和菓子を食べたくなった。
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好子
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虎屋保管の史料を元に、虎屋に関わりのある方々とのやりとりを語る中で、和菓子、近代天皇家、著名人の発注の中身などに触れる本。虎屋の饅頭を使って行われた宮中女子の成人行事としての月見の方法や、虎屋の奉公人に教えられた就業規則の内容や、今まで名前だけ知っていた天皇が、実はとってもお菓子好きな方で、当時の将軍は誰でどういう関わりだったということ等、色々と、歴史の授業では出てこない知識に触れられます。おもかげや夜の梅など、現在でも食べられる羊羹が登場するのが凄いことだなぁと思うと同時に、食べたくなりました。
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B.J.
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●歴代の天皇から菓子の名前(御銘)をいただいていますが、その中でも特に多いのが、光格天皇からのもの。 ●虎屋には、現在、約3千の菓銘が伝わっており、歴代天皇や宮家、あるいは摂関家などの高位の方からつけていただいた菓銘を、特に「御銘」。 ●戦時中、虎屋が皇室用にかなりの量を納めたのが、「御紋菓」と呼ばれる、菊と桐の御紋をかたどった押物。これは昭和天皇の名代で、各宮様が戦地を慰問された際に、2-3個詰めにして下賜されたもの。戦死者の家族にも、5個入りの「御紋菓」が渡されるのがならわし。・・・本文より
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まる
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虎屋のお羊羹は金券に匹敵すると昔々ご老人からきいた。代々の当主が受け継いで来た和菓子作りへの誇りと情熱が五百年もの年月を越えて来たのだろう。小箱入りの羊羹が昭和の初めからあったとは!また、幼い頃からスアマと思っていたのが本当はスハマ(洲浜)だったと知った。何故甘いのに"ス(酢)"なのかと思っていた疑問が解消した。歴代の当主が時代に合わせ適切な改良と工夫を積み重ねた貴重な記録だった。これからも誇りを以てサービス豊かに社業を盛り上げて欲しい。
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1103
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虎屋は京都発祥で、しかも明治天皇の江戸遷都に合わせて上京した、皇室御用達の店だと言うことを知り、俄然興味が湧き本書を読むことに。 しかし内容は、まるで社説。読むのがとても辛かった。 結局遷都以外、私の興味をそそる事は書れて無かったが、一つだけあげとすると、紙袋の話くらい。 あの有名な紙袋が、世の中に登場した年に、私も産まれた。まぁ、これもどうでもよい話だが。 この本を読んでも読まなくても、羊羮は"おもかげ"が一番好きである事には変わりない。と言うことで、虎屋のうんちくは不要だね。
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TakaUP48
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虎屋と言えば羊羹!と浮かぶのだが…。菓子老舗・虎屋の歴史や人脈を知り、改めて500年の歴史の重さ・深さを知った。室町時代に京都で創業し、御所御用商人として歴代天皇や宮中に菓子を納めてきた。天皇の上京にあわせ東京進出。虎屋の菓子を愛好した人々の多さは凄い。時に将軍、茶人、財閥、政治家、陸軍・海軍、文壇人等々、さらに南極まで御用達とは。日本人に愛された虎屋は海外にも進出。近年「TORAYA CAFA」や工場もできて、一度は行ってみたい!「夜の梅」を食べたい!
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美味しい渋谷
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一口に五百年と言うが、途轍もない歴史です。世の変遷の中で伝統の味、技を受け継ぐ凄さ。圧倒されてしまう。
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うさぎさん
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和菓子の歩みとして読むよりも、日本史として読んだ方が面白いかもしれない。
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teru
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ひとつの商家が、五百年途切れることなく存続し続けられる秘訣。やはり注文主が御所御用であったことが最大の理由だろうが、それと同様に菓子職人技術の継承と創意工夫、また宗主である黒川家歴々の経営手腕、更には皇族や公家だけでなく武家、豪商、時代の文化人らとの人脈を生かしてその時々を生き延びてきたことがわかる。流石に室町時代からの天皇家を未だに親しみを持って書かれているところからも、虎屋の精神に染み付いた京都人としての誇りを感じた。
teru

Osamu Uenoさん、リンクありがとうございます!

02/26 22:26
Osamu Ueno(ラジオネーム風のふじまる)

お役に立てれば嬉しいです。(^-^)

02/26 22:32
4件のコメントを全て見る
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0422
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とてもいい。
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owlman
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下流のよどみには咲かない華。
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アメヲトコ
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新潮新書に内容を求めるのは酷ですが、期待外れな一冊。著者は虎屋の現社長ですが、前半は由緒と人脈の自慢、後半は虎屋の歴史の概説で、社史を読まされている感じ。せっかく中の人が書いているのであれば、当事者だからこその苦労話や、お菓子作りへのこだわりについて書いて欲しかったところです。ほんとここの新書は編集がダメダメ。
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すいま
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TORAYA CAFE 行きたい。
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Yuka
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本を読み終えたくないくらい楽しかった!虎屋のお菓子のユーザー層が、皇室から武家、富裕層、軍部、芸術家、庶民、外国人へと拡大していく経緯が語られる。お菓子を通して歴史が薄っすら透けて見える。読みながら登場する上生菓子の写真をネットでチェック。本当に和菓子って、見て、(名前を)聞いて、食べて楽しむ芸術品!
Yuka

きさらぎさん、こちらこそありがとうございます!羊羹食べたいです…ダイエット中なのに。

12/07 12:51
きさらぎ

和菓子は太らないと信じてます(笑)

12/07 13:37
3件のコメントを全て見る
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すーふ
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和菓子の東西における差がなぜ出来たのか歴史を知りたくてとりあえずKindleにある本を探したんだけど、驚くほど和菓子について書かれた本がなくてほぼこれしかなかった。内容は虎屋文庫で見たものが多い。虎屋の歴史は振り返れるけどあまり和菓子そのものの歴史についての記述は多くなかった。洋菓子だとそれぞれのお菓子についての歴史本がわりと多く手に入るものだけど、和菓子は職人世界で閉じているのかアカデミアとの親和性が低かったのか本が少ないなあ。
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みやの はるか
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虎屋の社長が、歴史上の出来事を交えつつ、会社の歴史を振り返る新書。語り手が社長なので、美化されてる感じはあるものの、時代に合わせて商品を工夫していったのはかいま見える。小分けの羊羹は虎屋発だったみたいだね。あれがなかったら、コンビニで羊羹が売られる日が来なかったと思うと、偉大な発明だね。
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ぽっぽママ
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虎屋さんの歴史と矜持を感じました。淡々と書いてあってちょっと物足りなさも。お菓子のカラーページが欲しかったな。お羊羹ばかりで生菓子を頂いたことがなかったので今度是非買いに行こうと思いました。
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西澤 隆
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並の老舗がこういう本を書くと嫌みな良家自慢になってしまうものだけれど、これくらい歴史がある家が書くとそれもまたどこかに品が出てくるのが不思議なところ。自慢するには自慢を裏打ちするだけの積み重ねが必要なのだなと思う一方、薄っぺらい自慢というのは恥ずかしいものだなと痛感。 皇室へお武家へと納める先や内容の移り変わりもまたひとつの歴史。虎屋に対して僕は「桐箱に入った暴力的に高い羊羹を売る店」という印象をもっていたのだけれど、店売り以前の注文に応えて工夫し作って納めるという姿勢に職人的な共感を持つようになりました
西澤 隆

(と思っていたけれど、虎屋よりもっと古い塩瀬饅頭さんの本「まんじゅう屋繁盛記」は、おもしろい史実絡みの話もたくさんあり、品も良いのだけれど、どうも「良家自慢」のにおいを強く感じてしまいました。この差は、なんなのだろう)。

02/26 10:02
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tohoho
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羊羹の老舗 虎屋からみた和菓子の歴史。饅頭の塩瀬とと同様に、天皇や皇族にはじまり、将軍・大名・財閥から庶民の口に伝わるまでには長い歴史があったことを思わせる。庶民の甘味の歴史が気になるところ。
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1_k
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老舗和菓子屋の内幕話・裏話的な内容を期待したのだが。終始取引先の変遷と納品記録、といった感じの企業のオフィシャルページのような小奇麗な歴史記述で終わってしまった。東大卒の羊羹職人のような裏話的エピソードをもっと書いて欲しかったところ。まあ社長さんが書いているので、それほどハメは外せないか。残念。
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kocha
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お菓子のことは勿論だが、江戸時代の江戸庶民は天皇・公家の事はよく知らなかったとか、視点を変えると随分今まで気が付かない事があるものだと。
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Focus
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質と技術を継承。「守る」ことの強さ、こだわりが「今」を創り出している。
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スエ
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五感で楽しむ日本の文化、和菓子。こういう変わった視点から歴史をたどるのは面白いもんです。
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虎屋 和菓子と歩んだ五百年 (新潮新書)評価88感想・レビュー34